
広島県江田島市の温泉宿・江田島荘は、6月1日(月)より、本を読むために訪れる新たな宿泊体験「読月(よみつき)」を開始する。外出機会が減る梅雨時期に着目し、「読む」という内向きの時間を価値化した同企画は、観光の新しい需要創出を目指す取り組みだ。
7月31日(金)まで実施される。
“本を読むために旅に出る”、新しい滞在価値を提案
近年、旅行は「観光地を巡るもの」から「目的を持った滞在」へと変化。一方で、現代人にとって読書は「後回しにされてしまった時間」となりつつあるという。
江田島荘ではこの課題に対し、“本を読むために旅に出る”という新しい滞在価値を提案。6月を「読月」と名付け、あえて予定を手放し、読書に没頭する時間を提供する。

「いつか読みたい」と思っていた本。「時間ができたら」と手に取ろうとしていた一冊。気づけば、その“いつか”は後回しになり、日々の忙しさの中に流れていってしまう。本を読む時間は、決して特別なことではないはずなのに、今の人々にとっては、少し贅沢な時間になっているのかもしれない。
ずっと読みたかったその一冊を、旅のパートナーとして一緒に持参しよう。
さまざまな特別体験を用意

「読月」の企画開催中は、さまざまな特別体験が用意されている。
1つ目は、スタッフ選書「ブックキュレーション」。スタッフが選んだ一冊にコメントを添えた“推薦本”を館内に設置。偶然の出会いを演出する。
2つ目は、 “本を贈る”体験(郵送キット)。滞在中に出会った一冊を、手紙とともにその場で発送可能。読後の余韻を「誰かへ届ける」仕組みを提供する。
3つ目は、梅雨を価値に変える空間設計。雨音・海景・静寂を活かし、「外に出ないことが価値になる滞在」を実現する。
推奨する過ごし方や想定ターゲットについて

「読月」では、1泊2日の滞在の中で、約3〜6時間、本と向き合う時間を確保する過ごし方を推奨している。また、時間に余裕がある人は2泊3日の滞在で1冊を読み切ることをおすすめしている。
「読月」は、仕事や日常に追われ、「本を読みたい」と思いながらも後回しにしてきた30〜40代を中心に提案。また、日常から少し距離を置き、自分自身と向き合う時間を求める大人の滞在者層を中心に設計されている。
江田島荘総支配人のコメント

江田島荘総支配人の阿部直樹氏は、「6月は、少しだけ足を止めたくなる季節です。そんな6月は和風月名で『水無月』、そして7月は『文月』と呼ばれます。江田島荘では、この6月をあえて『読月』と名付けました。静かに本と向き合う時間が、やがて誰かを想う気持ちへと変わり、その想いが言葉となって届いていく。そんな小さな循環が生まれたら、長雨の季節も、少しだけ愛おしく感じられるかもしれません。本を読むために、旅に出る。そんなやさしい選択が、この場所から広がっていくことを願っています」とコメントしている。
「読月」の料金は、通常宿泊料金に準する。なお、今後の定期開催も視野に入れているという。
「読月」を実施する江田島荘で、素敵な時間を過ごしてみては。
■読月
期間:6月1日(月)〜7月31日(金)
場所:江田島荘
住所:広島県江田島市能美町中町4718
江田島荘公式HP:https://etajimasou.jp
(ソルトピーチ)