
ジェイ・シー・ティーは、木製パレット再生事業から生まれる木炭を活用した衣類向け調湿材のsumiterra(スミテラ)「衣類の調湿炭」を、4月24日(金)よりAmazonで販売している。
木資源を暮らしの中で活かし続けるために

ジェイ・シー・ティー(以下JCT)は山梨県の山間部に工場を持ち、独自の「木炭」を通じて社会・自然・ものの調和を目指す会社。

特定の木製パレットを修繕・再利用する事業を行い、現在取り扱うパレットの約90%を再利用している。一方で、修理の際に発生する端材や再利用が難しい木材については、木炭製品や木工製品などに活用する事業にも取り組んできた。

木材には、一度素材としての役目を終えた後でも、形を変えることで再び暮らしや産業の中で活かせる可能性がある。
そこでJCTは、木資源を最大限に活かすために、用途ごとに役割を変えながら長く使っていく「多段階活用」を展開。木製パレットの再生事業を基盤に、リユース・木工製品化・木炭製品化・土壌還元までを一つの循環と捉え、木資源を活かし続けるサーキュラーエコノミーの仕組みを作っている。

こうした循環の考え方から生まれたのが、sumiterra「衣類の調湿炭」だ。木炭を暮らしや農業の中でも役割を持つ素材と捉え、新たな活用方法の一つとして形にした。
開発にあたっては、本社所在地である埼玉県の「令和7年度サーキュラーエコノミー事業化支援補助金」を利用。埼玉県産業振興公社 サーキュラーエコノミー推進センター埼玉の支援を受けるとともに、共同実施者の埼玉縣信用金庫と連携し、製品の設計と情報発信を進めてきた。また、埼玉県産業技術総合センター(SAITEC)によるデザイン支援を受けながら、情報発信に関する検討も行った。
循環する衣類向け調湿材
木炭の調湿性を衣類保管に活かしたsumiterra「衣類の調湿炭」には、3つの特長がある。

1つ目の特長は、置くだけで衣類の保管環境をやさしく整えられるところ。
軽量な木炭の内部には目に見えないほど小さな穴が無数にあり、空間に触れる面がとても多い。その構造により湿気を取り込み、環境に応じて放出。クローゼットや衣装ケース、タンスなど、湿気がこもりやすい場所に気軽に置いて使用できる。

2つ目は、使い切りではなく、暮らしの中で手入れしながら長く使えるところだ。
湿気を多く吸ったと感じたら、風通しのよい場所で半日ほど天日干しすることで再び使用可能。JIS規格に基づく吸放湿試験にて、繰り返しの使用を想定した条件下においても吸放湿性能が維持されることを確認している。

そして3つ目は、衣類の湿気対策で使った後も、役割を変えて活用できる点。
不要となった「衣類の調湿炭」は多くの自治体で可燃ゴミとして処分できる一方で、家庭菜園や植木鉢の土に混ぜて、水はけや通気性を補助する素材としても再利用可能だ。土壌改良資材として再利用できるよう、地力増進法に基づく表示も行っているという。
今後JTCは衣類用途にとどまらず、住環境や産業、農業分野などへの展開も進め、木炭の新たな活用方法を探りながら製品開発に取り組みたいとしている。
衣食住における「衣」を快適に保ちつつ、持続可能な社会の実現にも貢献できるアイテムを暮らしに取り入れてみては。
ジェイ・シー・ティー公式HP:http://www.jct-eco.jp
(紫原もこ)