
歴史音声コンテンツマップ「GURURI」を運営するぐるりは、三次市役所や三次観光推進機構(みよしDMO)等と連携し、広島県三次市において、7月14日(火)より、新規コンテンツ「三次まちめぐり〜もののけ散歩〜」を公開した。
「GURURI」について
歴史音声コンテンツマップ「GURURI」は、城郭や寺社、史跡などの歴史資源を地図上に集約し、ユーザーはそこで博物館のような音声ガイドや投稿機能が利用できる。訪れた史跡のログの取得も可能だ。
エリアごとだけでなく、歴史上の人物や出来事などにちなんだテーマごとのコンテンツや、伝統工芸品といった“モノ”などのストーリーも、コンテンツとして同じ地図上に集約。さらに、訪れたユーザーの属性や位置情報などのデータ分析を自治体などに向けて行っている。
「三次まちめぐり〜もののけ散歩〜」公開の背景
三次町や石畳通りなどを舞台とした江戸時代中期の『稲生物怪録』は、稲生平太郎と人間をおどかしにやってきた魔王たちとの不思議な体験を綴った物語。
平太郎が肝試しのために比熊山を訪れると、7月1日から1カ月間、毎晩異なる物怪に襲われ続ける。最終夜には魔王が現れ、語りかけたのち木槌を授けて去っていく話で、「物怪を倒す」のではなく、「恐怖に耐え抜く」ことで試練を乗り越えるという話が特徴的だ。
この作品が誕生してから、絵本や絵巻など、さまざまな形態で日本各地に伝えられてきた。それにつれて、物語の内容もまた微妙に変化しているが、いつ、誰が作成したものか、最初はどのようなタイトルだったかなど、いまだ明確にはなっていない謎の多い作品でもあるという。
三次市では、この『稲生物怪録』の舞台となる三次町の石畳通りや、商店数の少ないみよし本通り商店街において、人通りが少ないことから賑わいづくりに取り組んでいる。
こういった背景から、今回三次町や石畳通りなどを中心に、『稲生物怪録』や忠臣蔵をはじめとした五つのテーマの歴史音声ガイドコンテンツ「三次まちめぐり〜もののけ散歩〜」を公開することになった。
五つのテーマで様々なスポットを紹介
『稲生物怪録』には、三次町や石畳通りなどを中心に、三次市内に現在も存在する場所や、主人公の平太郎をはじめとした当時の三次に実在した人物が登場する。「三次まちめぐり〜もののけ散歩〜」では、そのような物語ゆかりの地のほか、三次人形や忠臣蔵など、五つのテーマで様々なスポットを紹介。また、『稲生物怪録』ゆかりのスポットでは、物語の主人公である平太郎が一人称で解説するコンテンツも収録している。
「稲生物怪由来コース」では、『稲生物怪録』ゆかりの地や登場人物に関連するスポット、湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)を紹介している。
「三次まち探索コース」では、三次町内の寺社や、江戸時代初期に三次町全体を総廓型の城下町として整備された際に作られた多くの小路を紹介している。
「人形芸術コース」では、三次に江戸時代から伝わる土人形である「三次人形」や、三次市出身の人形作家・辻村寿三郎氏に関連するスポットを紹介している。
「忠臣蔵コース」では、初代三次藩主浅野長治、その三女で浅野内匠頭長矩の正室である阿久利姫、赤穂義士の一人である菅谷半之亟政利などの忠臣蔵に関わる人物ゆかりのスポットを紹介している。
「三次かわまちコース」では、三次の夏の風物詩である鵜飼や尾関山公園など、川沿いのスポットを紹介している。
地域課題解決のためのプログラムの採択事業として実施
広島県では2025年度に、DXの推進と地域の課題解決に取り組むため、県内の16市町とスタートアップ企業をマッチングする「The Meet 広島オープンアクセラレーター Gov-Tech-Challenge」を開催。各市町が有する地域課題や、自治体が抱える住民向けサービス、行政事務に関する課題などに対し、革新的なアイデアや技術を持ったスタートアップ企業がエントリー、提案を行った。今回の三次市でのぐるりの事業は、「The Meet 広島オープンアクセラレーター Gov-Tech-Challenge」での採択事業となる。
ぐるりは、「歴史を身近に触れるきっかけを提供する」をミッションに掲げ、歴史音声コンテンツマップ「GURURI」を運営している、横浜国立大学発ベンチャーだ。
歴史音声コンテンツマップ「GURURI」の「三次まちめぐり〜もののけ散歩〜」を利用して、三次のまちあるきを楽しんでみては。
歴史音声コンテンツマップ GURURI HP:https://gururi-lp.com
(yukari)