
島﨑酒造は、日本酒貯蔵庫「洞窟酒蔵」を、夏休み期間中の8月7日(金)~23日(日)に特別開館している。通常は土日祝日中心の開館枠を拡大し、平日も含めて連日営業する。
涼と歴史体験を同時に楽しめる
近年、夏場の地球温暖化や異常気象に伴う酷暑から、「涼しく快適に過ごせるお出かけ先」や「屋内での体験型観光」へのニーズが高まっている。
年間平均気温10℃前後を保ち、真夏でも最高気温15℃と天然のクーラー状態となる戦時中の地下工場跡を利用した日本酒貯蔵庫「洞窟酒蔵」では、タブレットガイドによる歴史探索と、ここでしか味わえない「洞窟熟成酒」の試飲・販売を行っている。

日光が一切届かず、冷涼な温度が保たれる洞窟内は、一歩足を踏み入れると真夏の暑さを忘れさせるひんやりとした空間が広がる。縦坑100mが3本、横坑60mが5本重なる全長600mのスケールを誇る場所だ。
戦車工場跡予定地を再活用
「洞窟酒蔵」は、第二次世界大戦末期に戦車を製造するために建造された地下工場跡。昭和19年11月に東京動力機械製造の疎開が決まり、山裾に半地下工場が建造され、隣接して地下工場が造られた。

各地の半地下工場では、終戦までに約20台の戦車が製造されたといわれるが、この半地下工場は戦車を製造することなく終戦を迎えた。見学時は自動音声タブレットを手に、歴史の深みと酒造り文化が交差する独特の世界観を探検できる。
漆黒の空間で育まれた「洞窟熟成酒」
「洞窟酒蔵」ではここでしか買えない、漆黒の空間で育まれた「洞窟熟成酒」の試飲・販売を行っている。

紫外線がなく温度変化の少ない理想的な環境で、じっくりと時間をかけて熟成されたヴィンテージ日本酒「洞窟熟成酒」やリキュール、菓子等を併設の売店で販売。高級酒の有料試飲も実施しており、深くまろやかな味わいをその場で味わうことができる。
「洞窟熟成酒」のおすすめはニューイヤーボトル。「洞窟酒蔵」にて熟成、来年の干支柄ラベルになる商品で、注文を受け発送は年末になる。まろやかに熟成した酒はおせち料理との相性も良く、御歳暮・御年賀・年末年始用の酒としておすすめとしている。

ニューイヤーボトル大吟醸1500ml
大吟醸酒1500mlは10,000円(税込)。
大吟醸酒720mlは4,600円(税込)、純米吟醸酒720mlは3,000円(税込)、送料別となっている。
なお、島﨑酒造は1849年(嘉永2年)創業。栃木県那須烏山市にて、銘柄「東力士」を中心に酒造りを行う老舗酒蔵だ。自然の一定低温環境を活かした「洞窟熟成酒」のパイオニアとして、ヴィンテージ日本酒の価値創造と地域文化の継承に取り組んでいる。
この夏は涼を求めて、全長600mの神秘的な地下迷宮ともいえる島﨑酒造の「洞窟酒蔵」を訪れてみては。
■洞窟酒蔵特別開館
場所:洞窟酒蔵(島﨑酒造)
住所:栃木県那須烏山市神長字天神149
開館期間:8月7日(金)~23日(日) ※期間中予約不要
開館時間:10:00~16:00
入館料金:大人300円/20歳未満無料
詳細:https://azumarikishi.co.jp/tour
(さえきそうすけ)