トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LIFESTYLE

【香川県観音寺市】ゲストハウス・ARIAKE105、客室が泊まれるギャラリーになるプロジェクト開始

このエントリーをはてなブックマークに追加

ARIAKE105 リビングダイニングのイメージ図

香川県三豊市を中心に、泊 Rutto(とまるっと)としてゲストハウスを運営する喜田建材は、香川県観音寺市のゲストハウス「ARIAKE palm tree house」の客室「ARIAKE105」を舞台に、アートプロジェクト「泊まれるギャラリー 100日後に完成するゲストハウス」を9月1日(火)より開始する。

宿泊客は「完成に向かう途中の部屋」に滞在できる


「ARIAKE105」は、有明浜を望む立地を活かし、「海と星」をテーマに香川短期大学の学生と産学共同でリノベーションした客室だ。学生とともにつくった空間を大切に運営してきたが、宿泊施設は完成した瞬間が到達点ではなく、使われながら育っていくものだと同社は考えている。

そこで、部屋を一度クローズして改装するのではなく、運営を続けながら、100日間かけてアートが増えていくという形を選んだ。

「泊まれるショールーム」として建材や空間づくりを体験してきた泊 Rutto にとって、部屋がつくられていく過程そのものを宿泊客と共有する初めての試みだ。

同プロジェクトは、17年にわたり「渦」を描き続けるアーティストのdon氏が、約100日間(実作業日数)をかけて、「ARIAKE105」をギャラリーへとつくり変えていく。

作品を増やすだけでなく、家具や照明の選定から空間全体を構成し、客室そのものが一つの作品になっていく。

制作を手がけるのは「渦」を描くアーティストのdon氏

客室内サニタリーのイメージ図

「ARIAKE105」は、プロジェクト期間中も通常どおり宿泊予約を受け付けたまま制作を進めるため、宿泊客は「完成に向かう途中の部屋」に滞在できる。

完成へ向かう途中の姿は、その日にしか見ることができない。いつ訪れたかによって、出会う部屋が変わる。

制作の様子。ペンで「渦」を描き重ねていく

制作を手がけるのは、香川県を拠点に活動する現代アーティストのdon氏。同氏は17年にわたり「渦」をモチーフに描き続け、言語化できない思考や感覚を可視化する作品を制作している。

固定された意味を持たない渦の集積は、鑑賞者の内面を映す「鏡」として機能し、「快・不快」といった単純な二元論を問い直す装置として提示される。

近年は平面作品にとどまらず、和三盆を用いた菓子など食の領域へも渦の概念を広げており、空間全体を手がけるのは同プロジェクトが初となる。

制作過程はSNSで公開&作品はそのまま購入可能

don氏の既存作品

制作の様子はdon氏が撮影・記録し、InstagramやYouTubeをはじめとする各種SNSで順次公開していく予定だ。現地に来られない人も、100日間の変化を追いかけて楽しむことができる。また泊 Rutto 公式アカウントでも進捗を発信する。

同プロジェクト専用Instagramアカウント(@ariake105.uzuart)は、9月1日(火)開設予定。

don氏の既存作品

また客室に展示された作品には、それぞれQRコードが添えられている。滞在中に気に入った作品があれば、その場で申し込みし、後日自宅に届けられる。

作品が旅立った場所には、また新しい作品が掛けられる。100日後の完成以降も、「ARIAKE105」は少しずつ姿を変え続ける。なお、ダイニングの中心となる作品「不在の階調」(仮題、全100点構成)は、100日間の完成まで非売品。完成後、1点単位で販売予定だ。

don氏の既存作品

喜田建材は、空き家の活用と地域の建築に関わる中で、施設ごとに異なる個性をもったゲストハウスを香川県三豊市を中心に運営してきた。

同プロジェクトを通じて、完成品としての宿泊施設ではなく、宿泊客や地域の人々と一緒に育っていく宿のあり方を提案していく。100日後の完成後も、「ARIAKE105」は引き続き宿泊できる。

「泊まれるギャラリー 100日後に完成するゲストハウス」に滞在して、その日にしかない一室を体験してみては。

■「泊まれるギャラリー 100日後に完成するゲストハウス」概要
会場:泊 Rutto「ARIAKE palm tree house」ARIAKE105
住所:香川県観音寺市室本町531-1
期間:9月1日(火)~2027年春頃
don氏公式Instagram:https://www.instagram.com/don.uzuart

泊Rutto公式HP:https://rutto.jp

※ 同プロジェクトにおける「100日間」は、制作の実作業日数100日を指す。制作を行わない日を挟むため、開始から完成までの暦日数とは異なる。

(佐藤 ひより)

最新情報をXで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事