
「花安」は、8月に新発田市に安置専用施設「安置ルーム雪月花」を開設した。
家族の形や暮らし方が変われば、見送りの形も変わる
「花安」は、新潟県新発田市を拠点に葬祭事業を中心に展開している。葬儀をはじめ、事前相談、終活支援、身寄りのない人への支援、相続相談、墓じまい・樹木葬、空き家再生事業など、地域のさまざまな困りごとに向き合う取り組みを進めている。
「安置ルーム雪月花」は、「地域とともにつくる、新しいお別れの場所」としてが誕生した。目指したのは、家族が大切な人のそばでゆっくりと過ごすことのできる場所。そして、地域に親しまれ、必要なときに安心して頼ることのできる場所だ。
かつては、自宅に故人を送り、家族や近しい人とともに過ごすことが一般的だった。しかし現在では、核家族化や住宅事情の変化などにより、自宅での安置が難しい家庭もある。家族の形や暮らし方が変われば、見送りの形も変わっていく。
だからこそ「花安」は、「こうしなければならない」という一つの形ではなく、それぞれの家庭に合った選択肢を地域に増やしていくことが必要だと考えた。
「安置ルーム雪月花」は、今の暮らしに合った新しい別れの選択肢の一つ。最大8人まで安置でき、専用保冷設備も完備。自宅での安置が難しい場合にも、葬儀までの間、安心して預けられる。
一般公募により決まった施設名称
施設づくりにあたり、「花安」が大切にしたもう一つのテーマが「地域とのつながり」。施設を利用するのは、これから先、この地域で暮らす誰かかもしれない。だからこそ、「花安」だけの施設ではなく、地域にも親しみが感じられる場所にしたいという思いから、施設名称を一般公募した。
そして、256案もの応募があり、一つひとつの名称に込められた思いや願いを受け止めながら、社内で選考を重ねた。その中から選ばれた名称が「雪月花」である。
四季や自然の美しさを感じさせるこの名称とともに、地域の中で長く親しまれる場所に育てていきたいと、同社は考えている。
地域の安心を支える場所の一つ
安置場所を必要とするのは、家族がいる人だけとは限らない。高齢化や家族形態の変化が進む中、身寄りのない人や、家族とのつながりが希薄な人への支援も地域の課題となっている。
市役所、社会福祉協議会、福祉施設、医療機関などとの連携を進めながら、身元保証人がいない人や、経済的・社会的な支援を必要とする人について、事前相談から死去後の見送りまでを支える取り組みを進めている。
安置ルーム雪月花も、そうした地域の安心を支える場所の一つ。同社は「安置ルーム雪月花」を、いざという時に安心して頼ってもらえる地域に根ざした施設になるよう育てていくという。
■安置ルーム雪月花
所在地:新潟県新発田市荒町1489
対応時間:24時間対応・受入れ可能
収容⼈数:8人まで
駐車場:5台
宗教宗派:全宗派対応
詳細ページ:https://hanayasu.jp/hall/anchi
HP:https://hanayasu.jp
(ASANO)