上海モーニング・テック社が開拓する「二次元」市場
先日、上海のスマホゲーム会社「上海晨之科(モーニングテック社)」が「新世界・二次元文化カンファレンス及び戦略発表会」を上海シャングリラホテルで開催した。カンファレンスで斬新な戦略で中国のモバイルインタネットに基づく「二次元」文化エコシステムを発表した。
モーニングテックの創業者兼CEO朱明氏のスピーチでは、現在中国二次元市場の巨大なビジネスチャンスを分析した同時に、同社の「二次元」市場に向けた「一・十・百・千・億」プロジェクトを披露した。それに伴って、同社の「二次元」スマホゲームコミュニティ「GuluGulu」が正式サービスインした。
「一・十・百・千・億」プロジェクトは、モーニングテックが主導、中国文化産業及び投資業界のパートナーとともに起案し、中国の二次元文化産業を推進するプロジェクトとなる。同プロジェクトでは、二次元コンテンツに対して1億人民元の資金を投入し、業界からエンドユーザーまで巻き込み、⒑億元市場価値のある中国オリジナルIPを作り出す同時に、「GuluGulu」プラットフォームを時価総額100億元の文化交流プラットフォームへ推進し、市場全体を1000億元規模へ拡大するほど、巨大スケールのプロジェクトとなる。カンファレンスでは、CEO朱の要請で、「HAITONG」、「Manzi」、「NewMargin」、「Unity」、「Preangle」、「BUKA」、「Ever VC」などの投資機関が共同で⒑億元の小切手ボードにサインし、「二次元投資連盟」の誕生を象徴した。連盟は各メンバーの資金、リソースなどを提供することによって、同領域のベンチャーを強力なサポートなる。
「GuluGulu」ゲームコミュニティは、βテストからずっと業界の注目を浴びてきたプラットフォームである、子のプラットフォームの誕生で、中国のスマホゲーム業界に大きな衝撃をもたらした同時に、同プラットフォームは業界の新たなデフォルトにもなるともいわれ続けた。推測では同プラットフォームの登録ユーザー数は1000万人クラスになるため、日本の業界ではその恩恵を受け、新たな中国市場進出の糸口を見つける可能性が現れてきた。
上海モーニングテック社は中国スマホ業界の「新勢力」でもあり、短く数年のうち、中国最大規模かつ専門な二次元ゲームのパブリッシャーに上り詰めた。2014年の年末からグローバルの二次元ゲームランキングトップの「白猫プロジェクト」を中国に輸入し、中国二次元市場を布石しはじめた。CEO朱氏の話によると、2016年では更に10タイトルの日本ゲームがリリース予定と、30タイトルほどの製品は準備へ進めている。
2015年は中国スマホゲーム市場の資本厳冬とも言われており、急速成長の2014年と対照に、2015年は中国市場は激しく収縮し始め、従来のビジネスモデルは既に限界を迎えつつある。今後ではより新しいビジネススキームを模索されている中、「二次元」は市場の救世主として注目を集め、モーニングテックはより優秀な「二次元」ゲームを市場に送り出すことによって、中国の二次元市場をより活発になるとも予測される。