『難しい地名もスラスラ読める! ふりがな日本地図帳』5月20日発売
2026年5月20日、平凡社より、『難しい地名もスラスラ読める! ふりがな日本地図帳』を発売します。本書は、掲載されているすべての地名にふりがなを付した、一般図として初の総ふりがな日本地図帳です。これまで教育用の簡便な地図では総ふりがなの例もありましたが、一般向けの本格的な日本地図帳で、ここまで徹底したものはありませんでした。
本書の特徴
- 掲載全地名にふりがなを付した、一般図として初の日本地図帳
- 「読めているつもり」の地名に、新たな発見がある
- 地名学の第一人者・今尾恵介氏による前書・コラム監修
- 地図を「読む」楽しさを体験できる、新しいタイプの地図帳
地名は、思い込みで読んでいるかもしれない
私たちは、地名を読めているつもりでいて、じつは多くを思い込みで読んでいるかもしれません。たとえば、「新田」という地名。多くの人は「しんでん」と読むでしょう。けれども、土地によっては「にいだ」「にった」、さらに宮崎には「にゅうた」と読む例もあります。
「町」も同じです。「まち」なのか「ちょう」なのか。
東京の都営新宿線では、神保町(じんぼうちょう)の次が小川町(おがわまち)、その次が岩本町(いわもとちょう)です。同じ「町」でも、読みは異なります。
つまり、日本の地名は、漢字の字面だけでは、正しく読むことができないことが少なくないのです。
出版の現場では、正しい読みを確認せず、思い込みで漢字を読んでしまうことを「勝手読み」と呼ぶことがあります。じつは、私たちも日々、地名を「勝手読み」しているのかもしれません。
地図を「調べる」から「読む」へ
これまでの地図では、難読地名にだけふりがなが振られるのが一般的でした。しかし本書では、難しい漢字かどうかを問わず、掲載するすべての地名にふりがなを付しています。

長野県のページ。すべての地名にふりがなをふりました。
その結果、
「えっ、この地名って、こう読むの?」
「ずっと間違って覚えていた!」
「こんな読み方があるのか」
といった発見が、ページをめくるたびに生まれます。
そして本書には、もう一つの仕掛けがあります。地名学の権威である今尾恵介先生に監修をいただいたコラムです。
地名の由来や土地の歴史、地図から消えた地名、潮の流れの秘密、さらには007にまつわる話まで、地図の楽しみ方を大きく広げてくれます。
コラムを読むと、その場所を地図の中に探したくなる。
ひとつの地名を見つけると、その周囲へ、さらに別の地名へと視線が広がっていく。
本書は、そんな「地図を読む」楽しさを体験できる一冊です。
もし、この地図帳が「時間泥棒」だと言われるなら、それは私たちにとって最大の賛辞です。どうぞ、この『ふりがな日本地図帳』で、深い「地図沼」に落ちる楽しさを味わってください。

2026年5月20日発売予定
書籍情報『難しい地名もスラスラ読める! ふりがな日本地図帳』
前書執筆・コラム監修:今尾恵介
A4判/並製/128頁(オールカラー)
ISBN:978-4-582-41822-4
定価:2,500円+税
平凡社
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株式会社平凡社地図出版
1980年に創業した地図製作の会社です。