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NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

子どもへの暴力や搾取の現状を世界の子どもたち1,300名に調査

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報告書「子どもたちが語る暴力と搾取のない世界」を発表

チャイルド・ファンド・アライアンスは、子どもへの暴力や搾取の現状を「子どもの視点」から理解するため、1,300名を超える子どもたちを対象にディスカッションを実施し、「子どもたちが語る暴力と搾取のない世界」と題する報告書を発表しました。報告書では、「学校で激しく叩かれ、死んでしまうこともある」という子どもへの暴力の実態や、子どもたちが自分たちの身を守るために必要だと考える「子どもたちからの提言」を掲載しています。

国連総会が2015年より先の地球の優先課題を協議する準備を進める中、世界の子どもたちから、子どもへの暴力と搾取に対する取り組みこそ優先課題に盛り込まれるべきだという声があがりました。

発展途上国の子どもたちの支援に取り組む国際的なネットワーク組織、チャイルド・ファンド・アライアンスは、ポスト2015年開発目標(ポストMDGs)の検討過程で子どもたちの声に耳を傾けるために、世界41ヵ国、1,300人を超える子どもが参加する、フォーカス・グループ・ディスカッションを実施。この調査を通じて聞くことができた子どもたちの声をまとめ、報告書「子どもたちが語る暴力と搾取のない世界―free from violence and exploitation―」を発表しました。

41ヵ国の子どもたちから最も多く聞かれた暴力の形態は、性的暴力、児童労働、体罰や子どもの品位を傷づける行為の3つでした。また、「学校で激しく叩かれ、死んでしまうこともある」、「臓器売買を目的に誘拐される」など、子どもたちを取り巻く過酷な実態も報告されています。

一方で、子どもたちは自分たちの身を守るために必要な方策についても、「体罰を含む暴力を禁止する法律を定め、施行する」など、具体的な提言を示してくれました。

報告書の要約(日本語)は、チャイルド・ファンド・ジャパンのウェブサイトからダウンロードすることができます。 
報告書ダウンロード:http://www.childfund.or.jp/files/Cildren_speak_about_being.pdf

■報告書名
子どもたちが語る暴力と搾取のない世界 - free from violence and exploitation-
■実施者
チャイルド・ファンド・アライアンス(ChildFund Alliance)※
■調査方法
アジア、アフリカ、北米・中南米にまたがる41ヵ国で、各グループ20人~30人からなるフォーカス・グループ・ディスカッションを実施し、ディスカッションに参加した1,300名以上の子どもたちの声をまとめました。
■調査の目的
ポスト2015年開発目標の検討プロセスに子どもたちの声をより強く反映させること。

※チャイルド・ファンド・アライアンスとは、社会から取り残された弱い立場にある子どもたちの生活を改善し、子どもたちが貧困を乗り越え、権利を実現することができるよう、世界58カ国で活動し、12の団体からなる国際的なネットワーク組織です。特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンはチャイルド・ファンド・アライアンスの加盟団体です。

【特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン】
チャイルド・ファンド・ジャパンは、1975年より、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を目指した活動をしている特定非営利活動法人です。
現在の支援国はフィリピン、ネパール、スリランカの3ヵ国。活動をとおして人と人とが出会い、お互いに理解を深め、つながることを大切にしています。

チャイルド・ファンド・ジャパンHP http://www.childfund.or.jp/

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