ヘルスケア不動産(有料老人ホーム・病院等)の不動産投資家利回り調査の実施
この調査は、運用会社、金融機関、リース会社、デベロッパーなど実際にヘルスケアアセット投資に関係している国内外の機関投資家約20余社を対象に、平成28年4月~5月に調査が実施されたものです。ヘルスケアアセット、特に病院は専門性の高い分野である点や現状では参加プレーヤーの数が限られていることもあり、調査は全てヘルスケアアセット投資を現在行っている担当者と当社のヘルスケアチーム担当者との対面式アンケートによって実施されています。
昨年J-REITに有料老人ホームを主たる運用資産としてとして組み込んだヘルスケア施設特化型の専門リート投資法人が3社上場し、これからの高齢化社会の受皿機能として大きな注目が集まりました。立地評価研究所の投資家調査もこのような社会インフラ整備に貢献するものとして2014年10月から調査を開始したものです。
ヘルスケア特化型リート3投資法人が出そろい、介護施設については一定のトラックレコードが積み上がり、特にプライム物件の利回り感については、各社の目線は統一されてきたようです。また物件の供給が一巡し、売買の動きが乏しい中、今後のキャップレートの予測に関しては、より一層の低下を予測する意見は前回と比較すると減少しています。
今回は、投資したい病院の種類や、繰り返し発生する施設内の虐待や情報漏等に起因する、ヘルスケア施設のレピュテーションリスク等についてもヒアリングを行っています。
現在のところは、守秘性・専門性の高い回答が含まれるため、アンケート協力社にのみ調査結果が公表されています。
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