株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功)の子会社でヘルスケア事業を展開する株式会社DeNAライフサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大井 潤)は、最新の遺伝子研究論文をリスクモデルに反映したことによる一部検査結果の更新を行いました。また、かねてより利用者からご要望頂いていた検査結果を冊子でお届けするサービス「検査レポートブック」も2015年11月16日(月)より申込受付を開始しています。
DeNAライフサイエンスでは、日々進展する最新の遺伝子研究の成果を検査結果に反映させるべく、定期的に更新を行うことを掲げてまいりました。今回その第一回目として、主に2014年6月から2015年5月までに発表された最新の研究論文(※1)のうち、日本人を対象とした論文や、統計的な確からしさなどの優位性の高い論文をもとにリスクモデルに反映しました。検査項目に影響するSNP(※2)について、最新の研究論文をもとに、対象とするSNPを全て変更または一部追加削除を行っています。
今回は全280項目のうちの糖尿病や大腸がんなどの42項目(疾患35/体質7)を更新し、すでに検査結果が出ているユーザーも含めて、2015年11月18日(水)から順次、新しい検査結果を提供します。
これにより、MYCODEがリスクモデル構築のために検証した論文数は約1400報から約1500報に増加、提供している検査項目全280項目のうち日本人を対象とした論文を採用した項目はこれまでの69項目から75項目に更新されています。
またMYCODEでは、かねてより利用者の方や利用を検討されている方から冊子での検査結果レポートのご要望を頂いており、このたび「検査レポートブック」としてサービス化を決定しました。病気と体質の検査項目フルパッケージの「ヘルスケア」とセットにした「ヘルスケア(検査レポートブック付)」(¥33,800 消費税別)、これまでに「ヘルスケア」の検査を受けられた方を対象とした有料オプション(¥4,980 消費税別)のいずれかで、2015年11月16日(月)から予約申込を受付けています。レポートブックは、2015年12月以下旬降に順次お届けする予定です。
MYCODEでは、今回のような検査結果の更新を通じた遺伝子研究の成果の反映や、ご要望に応じたサービスの拡充を通じて、生活者の皆さまに遺伝子検査をより身近に、より深くご理解頂いた上で、毎日の生活改善に活かして頂くことを願っております。DeNAライフサイエンスでは引き続き、健康長寿社会の実現に向け貢献していきます。
(※1) 2015年5月までにGWAS catalogに登録された新たな研究論文約100報のうち68報の論文を検証、最終的に採用したのは53報となります。
(※2) 遺伝情報を担うDNAはA,T,G,C 4種の塩基から構成されており、この塩基が遺伝情報を書くための文字とすると、ヒトの場合は約30億文字あります。ヒトが持つDNAは誰でもほぼ共通しており、わずかに0.1%程度の違いがあるのみといわれています。しかし、その微小な違いが外見的な特徴や性格、体質などの個人差に影響して、一人ひとり全く異なる個性を生み出しています。この違いは、DNAの中で1カ所の塩基が別の塩基に置き換わる現象、「SNP(一塩基多型)=スニップ」が元になるとされています。塩基がわずか1カ所異なるだけですが、全世界で行われた研究成果から、SNPが様々な体質の特徴や病気のなりやすさ、薬の効果に関わることが分かってきています。
結果更新画面(一部イメージ)
検査レポートブック(イメージ)
更新項目(42項目)
[表1: http://prtimes.jp/data/corp/16081/table/5_1.jpg ]
遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」概要
[表2: http://prtimes.jp/data/corp/16081/table/5_2.jpg ]
注1)「MYCODE(マイコード)」が提供する情報は、統計的な傾向を示すものであり、健康状態や疾患の診断のような医療行為には該当しません。本サービスにより得られる情報は、医師による診断に置き換えられたり、診断を補充するものではありません。
注2)「検査項目数」は、検査メニューに含まれるおおよその検査項目数を示しているものであり、検査結果が得られる項目数を保証するものではありません。検査精度の限界・試料(唾液)の状態等の要因により、一部またはすべての検査項目について検査結果が得られないことがあります。当社規定の結果数を下回った際は、再検査等を行う場合があります。
注3)「生活改善プログラム」および「アドバイス」は、一般的な生活習慣に関する情報提供をするものであり、健康状態や体質、疾患の診断を示すものではありません。健康増進を目的としており、現在医療機関で病気に関して受診中の方、通院加療中の方、ならびに妊産婦の方へのサービス提供はしておりません。