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公益財団法人 日本国際交流センター

世界エイズ・結核・マラリア対策基金 最新の成果を公表

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~三大感染症との闘いにさらなる進展~

本日、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(略称:グローバルファンド)はパリで開催される第22回国際エイズ会議を前に、最新成果を発表しました。

本発表では、設立以来2016年末までの支援による主な成果が公表されました。グローバルファンドの支援を通じて、これまでに累計1100万人が抗レトロウィルス治療を受けています(前年同期比19%増)。また、430万人のHIV陽性妊婦が母子感染予防のための抗レトロウィルス治療を受けています。

また、世界の十大死因の一つである結核に関して、グローバルファンドの支援で新規に発見され治療を受けた結核患者は1740万人、喫緊の課題である多剤耐性結核の治療を受けた患者は37万3000人に上ります(それぞれ前年同期比15%、40%増)。

流行制圧の好機を迎えているマラリアでは、延べ7億9500万張りの殺虫剤処理蚊帳が配布され、治療を受けたマラリア患者は累計6億6800万人に達しました(それぞれ前年同期比21%、15%増)。

グローバルファンドでは半年ごとに最新の成果を発表しています。2017年の最新成果報告書は今年の9月に公開される予定です。

日本とグローバルファンド
日本は現在グローバルファンドの第5位のドナー国です。グローバルファンドを通じて途上国のエイズ・結核・マラリア対策と保健システムの構築を支援し、三大感染症の流行の終焉に向けて、2002年からの累計で約27億9652万ドルを拠出してきました。2002年に設立されたグローバルファンドは日本と深い関係にあります。日本が議長国を務めた2000年のG8九州・沖縄サミットで、感染症対策を国際的な主要課題として取り上げたことがグローバルファンド設立のきっかけとなりました。

■世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)について
グローバルファンドは、中低所得国の三大感染症対策のために資金を提供する機関として、2002年にスイスに設立されました。G7を初めとする各国政府や民間財団、企業など、国際社会から大規模の資金を調達し、中低所得国が自ら行う三大感染症の予防、治療、感染者支援、保健システム強化に資金を提供しています。現在、グローバルファンドは年間約40億ドルの資金を集め、100以上の国・地域の対策プログラムを支援しています。世界中のパートナーと協働し、これまでグローバルファンドの支援で2000万人の命が救われました。
http://www.theglobalfund.org/

■グローバルファンド日本委員会(FGFJ)について

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)を支援する日本の民間イニシアティブ。三大感染症とグローバルファンドに対する理解を促進するとともに、感染症分野における日本の官民の国際貢献を推進するため、政策対話、調査研究、意識啓発などを実施しています。(公財)日本国際交流センター(JCIE)のプログラムとして運営されています。
http://fgfj.jcie.or.jp/

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