人が8割以上の情報を得る《視覚》がテーマ。鈴木康広(アーティスト)、三澤遥(デザイナー)、福尾匠(批評家・哲学者)と《見る》から日常を再発見する。

公益財団法人せたがや文化財団 生活工房は、トーク&ワークショップ「日常を見限らない 視覚のワークショップ」を2026年10月31日(土)、12月12日(土)、19日(土)、20日(日)に、
東京都世田谷区三軒茶屋 キャロットタワー4Fで開催します。
本企画は、五感を使って今起こっている事象と丁寧に向き合う方法を学び・体験・共有することで、見落とされた無数の日常の出来事を味わい直すセミナー・ワークショップ・シリーズです。
代わり映えしないと感じる日常をアーティストの鈴木康広氏、デザイナーの三澤遥氏、批評家・哲学者の福尾匠氏と再構築することを目指します。
本シリーズでは、vol.1《音と身体》、vol.2《匂い》、vol.3《音風景》、vol.4《バランス》、vol.5《味覚》をテーマに開催してきました。今回は、私たちが8割以上の情報を得ると言われる《視覚》にフォーカスします。そもそも「見る」とはどういうことなのか、経験や習慣がどう関わるのか、専門家と共に学び体験します。本企画を通して、いつも同じように感じていた日常が初々しく生まれ変わり、あなたと再会を果たすこととなれば幸いです。
【ワークショップ】では、日常の記憶や製品を起点に人間と自然の関係を再定義し、国内外の芸術祭で圧倒的存在感を放つアーティストの鈴木康広氏を迎え、参加者が「世界を感知する場/装置」を創作。
【トーク1】では、物事の奥に潜む構造や原理を独自の観察眼で見出し、独創的手法で未知の可能性を視覚化する作品で国際的に注目を集めるデザイナーの三澤遥氏が、視覚と触覚の相互的創造を通して、何でもない始まりが作品に結実する過程について語ります。
【トーク2&3】ゲストは、現代思想の視点から美術や文化を横断的に批評し、気鋭の論者として言説シーンを牽引する新世代の批評家・哲学者の福尾匠氏。【トーク2】は、「見る=受け取る」と「書く=作り出す」の間にある意味を紐解き、【トーク3】は、同一性と差異の交差点にある習慣を、新しいものと出会うアプローチとしてその価値を再考します。
開催概要

タイトル:日常を見限らない 視覚のワークショップ
概要:
五感を使って見落とされた無数の日常の出来事を味わい直すトーク&ワークショップ・シリーズ。
今回は、人が8割の情報を得ると言われる《視覚》をテーマに、そもそも「見る」とはどういうことなのか、経験や習慣がどう関わるのか、学び体験します。
■ワークショップ | 世界を感知する
日時:2026年10月31日(土)13:00-17:00
2026年12月12日(土)10:00-18:00 [2日間完結]
定員:15名[申込先着]
料金:5,000円
講師:鈴木康広[アーティスト、武蔵野美術大学教授]
■トーク1 | はじまりのはじまり なんてことないものこそ、ちゃんとみる
日時:2026年12月19日(土)14:00-16:00
定員:30名[申込先着]
料金:2,000円
講師:三澤遥[デザイナー、武蔵野美術大学准教授]
■トーク2 | 〈見て、書くこと〉の哲学
日時:2026年12月20日(日)11:00-13:00
定員:30名[申込先着]
料金:2,000円
講師:福尾匠[批評家・哲学者]
■トーク3 | 習慣と出会い:日常の哲学
日時:2026年12月20日(日)15:30-17:30
定員:30名[申込先着]
料金:2,000円
講師:福尾匠[批評家・哲学者]
会場:生活工房ワークショップルームAB
東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー4F
交通:東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」直結
東急・小田急バス「三軒茶屋」停留所下車
申込:2026年9月25日10:00より生活工房WEB申込フォームにて
WEB:https://www.setagaya-ldc.net/program/637/
主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
POINT
1.豪華講師陣と日常を再構築する体験
講師は、アーティストの鈴木康広氏、デザイナーの三澤遥氏、批評家・哲学者の福尾匠氏。
五感を使って日常を再発見するシリーズ最新回として、私たちが情報の8割以上を得る《視覚》に焦点を当てます。専門家とともに「見る」行為の根源に迫り、代わり映えしない日常を初々しく捉え直します。
2.鈴木康広氏と挑む「世界を感知する場/装置」創作
ワークショップ講師は、国内外の芸術祭で圧倒的存在感を放つ現代美術家・鈴木康広氏。
自明の「私」や「世界」を揺さぶる講義を経て、参加者が持ち寄った日用品などを活用しながら、「世界を感知する場/装置」を創作。五感を通した日常世界の新たな表現と発見のプロセスを体験的に学びます。
3.見方を変えれば、ガラリと変わる。新しいものに出逢うためのトークセッション
独創的な手法で国際的に注目を集める三澤遥氏が視覚と触覚の相互的創造を語る【トーク1】に加え、気鋭の論者・福尾匠氏が登壇する【トーク2&3】を開催。「見る・書く」の関係性や「習慣」の再定義を哲学的に紐解き、感性と思考の両面から世界を捉え直す視座を提示します。
内 容

鈴木康広|Photo: Timothee Lambrecq|※要クレジット/トリミング可
■ワークショップ|世界を感知する1日目は、《視覚》をテーマにした作品紹介&講義を通して、自明の〈私〉や〈世界〉が揺らぐ感覚を立ち上げます。2日目は、各々の生活で発見した感覚や新たな感覚を拓く道具として捉え直した日用品などを持ち寄り、「世界を感知する場/装置」を創作します。
鈴木康広 Suzuki Yasuhiro
アーティスト。武蔵野美術大学教授。誰しもが持っている記憶や経験に新鮮な切り口を与える作品制作や、身近な工業製品を媒介に、人間と自然を新たな視点から接続するアートワークを展開。主な個展に「近所の地球」(水戸芸術館/2014)、「始まりの庭」(箱根彫刻の森美術館/2017)など。2016年ロンドン・デザイン・ビエンナーレでは日本代表として展示を行った。2014年毎日デザイン賞受賞。総合指導を務めるNHK Eテレ「みたてるふぉーぜ#1」で「ニューヨーク・フェスティバル」エンターテイメント番組子ども・青少年部門金賞受賞。

まばたきの葉(2003) |Suzuki Ysuhiro |Courtesy of SPIRAL/Wacoal Art Center|Photo: Katsuhiro Ichikawa|※要クレジット/トリミング不可

ファスナーの船(2004/2010-)|Suzuki Ysuhiro |「瀬戸内国際芸術祭2010」出展 |※要クレジット/トリミング不可

遊具の透視法(2001)|Suzuki Ysuhiro|「瀬戸内国際芸術祭2010」出展 |Photo: Rinko Kawauchi|※要クレジット/トリミング不可

三澤遥
■トーク1|はじまりのはじまり なんてことないものこそ、ちゃんとみる日常の目に見えない現象を視覚化し、世界の面白さを再発見するデザインを手掛けてきた三澤遥さんを迎え、「見る⇔手を動かす」視覚と触覚の相互的創造を通して、「まだ何ものでもない始まり」が作品へと結実する過程を紐解きます。
三澤遥 Misawa Haruka
日本デザインセンター三澤デザイン研究室室長。武蔵野美術大学准教授。ものごとの奥に潜む原理を観察し、そこから引き出した未知の可能性を視覚化する試みを、実験的なアプローチによって続けている。主な仕事に、かつてない紙の可能性を探求した「動紙」、国立科学博物館の移動展示キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」、第25回亀倉雄策賞受賞記念展「Just by | だけ しか たった」、大丸松坂屋百貨店の新たなシンボル「百様図」と新包装がある。

福尾匠
■トーク2|〈見て、書くこと〉の哲学「見る=受け取る」「書く=作り出す」この二つはどんな関係にあるのでしょうか。見ることがすでに、見たものに何かを付け加えることかもしれず、書くことは見たものを裏切ってしまうかもしれない。「見る」と「書く」の間に立ち止まり、その意味を考えます。
■トーク3|習慣と出会い:日常の哲学
習慣とは、「いつもと同じ」を繰り返すことです。しかし習慣があるからこそ、「いつもと違う」ものに敏感になることができます。同一性と差異の交差点にある習慣を、たんなる繰り返しではなく、新しいものと出会うアプローチとしてその価値を再考します。
福尾匠 Fukuo Takumi
批評家、哲学者。博士(学術)。著書に『置き配的』(講談社)、『非美学:ジル・ドゥルーズの言葉と物』(河出書房新社、紀伊國屋じんぶん大賞2025受賞)、『ひとごと:クリティカル・エッセイズ』(河出書房新社)、『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ「シネマ」』(河出文庫)がある。共訳書にアンヌ・ソヴァニャルグ『ドゥルーズと芸術』(月曜社)。哲学の店 フィロショピー店主。 置き配写真館館長。
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【生活工房について】
世田谷区三軒茶屋にある「生活工房」は、世田谷区が設置した、美術館でも、博物館でも、公民館でもない、ユニークな公共の文化施設です。日常の暮らしに身近なデザイン、文化、環境などをテーマに、展示、ワークショップ、セミナーなど、子どもから高齢者までが参加できるプログラムや、地域に密着したイベントを実施しています。
【お問合わせ先】
本事業に関する記事掲載の際は、クレジットや開催日等の事実関係に誤りがないよう、
掲載内容について可能な範囲で事前に担当者へご確認いただけますと幸いです。
担当:生活工房 中村・高須賀 宛
電話 03-5432-1543
メール info@setagaya-ldc.net
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