「ゼロエミッションかつしか」に取り組む葛飾区が、新築分譲ZEH住宅で多数の受賞歴のあるセイズのリフォーム部門「リフォームショップセイズ」の耐震・断熱の同時改修現場を視察し、その効率性を高く評価
葛飾区都市整備部建築課が11月27日、セイズ株式会社(東京都葛飾区、及川達也代表取締役、以下セイズ)のリフォーム部門「リフォームショップセイズ」の耐震・断熱改修を行っている現場を視察しました。
当日は耐震・断熱施工が完了したリノベーション中の現場で、当社建築責任者が耐震・断熱改修の施工方法などについて説明し、耐震と断熱の同時改修についての意見交換も行われました。
葛飾区が視察にリフォームショップセイズを選んだ理由
葛飾区都市整備部建築課の秋元課長は「葛飾区では、予想される首都直下地震に備え、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅等への耐震診断や耐震化改修等への助成など、積極的に建築物の耐震化を促進している。また一方で、気候変動に対する取り組みとして、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロをめざす「ゼロエミッションかつしか」を掲げている。住宅の高断熱化は環境問題だけでなく、光熱費削減などの経済的メリットや、入浴時のヒートショック防止など、健康増進にもつながる。区としても既存住宅の耐震・断熱改修はどちらも重要だと感じており、葛飾区内のリフォーム会社で、既存住宅の高耐震化、高断熱化の実績が多数あり、現在同時改修を行っているリフォームショップセイズの現場を視察したいと思った」と話しました。
視察後の感想
「既存住宅の内側の壁をはがし、筋交いを入れて耐震改修を施し、同時に吹付ウレタン断熱材を施工、手作業で細かく気密の確認を行っている現場を目の当たりにして、やはりリフォームショップセイズのように耐震と断熱同時改修が効率的で、長期的コストとしてもメリットがある。このような改修を行う住宅が増えていくよう、区としても事業者と連携しながら積極的に取り組んでいく」と話しました。
セイズ、そしてリフォームショップセイズは今後も地域や自治体と協力し、住まう人の安全と脱炭素社会の実現に向け、環境や住まう人の健康に配慮した住宅の設計・建築・リフォーム・リノベーションを行ってまいります。
リフォームショップセイズとは
セイズの新築分譲事業で培った高断熱・高気密・高耐震の設計・施工ノウハウを最大限に活用し、東京都城東エリアを中心に豊富な施工実績を有する「LIXILリフォームショップセイズ」として、高品質な「G2リノベーション」を提供しています。 LIXILの厳格な審査基準をクリアした信頼性の高いリフォーム店として認定されています。これにより、お客さま一人ひとりのニーズに応える高性能かつ、デザイン性に優れた品質の良いリフォームを通して、地域社会に貢献しています。
リフォームショップセイズの住宅性能向上への取り組み
セイズの高断熱・高耐震リノベーション
リフォームショップセイズの「フルリノベーション」は、築40年相当の住宅と比較して約2倍の断熱性能を実現。壁・天井・床・窓といった住まいを囲むあらゆる部分に高密度なウレタン吹付断熱「アクアフォーム」や断熱性の高いペアガラスを採用することで、夏は涼しく、冬は底冷えを感じさせない、快適で健康的な居住空間を創出。さらに、耐震性能も築40年相当の住宅と比べて2倍に強化。耐震診断を通じて、劣化やバランス不良を徹底的にチェックし、精度の高い耐震補強を施すことで、安心・安全な住まいを実現します。昭和56年以前に建てられた住宅や、徐々に劣化が進む建物でも、理想的な断熱性能・耐震性能が同時に手に入ります。
リフォームショップセイズはHEAT20の「G2」レベルのフルリノベーションを実施。
2025年度よりスタートする「建築物環境報告書制度」の外皮基準は0.87ですが、リフォームショップセイズのG2リノベーションでは既存住宅の断熱改修で、外皮基準平均0.46を達成しています。これはHEAT20が提唱する住宅外皮水準の「ZEH+」を上回る「G2」相当に値します。
セイズの想い
第6次エネルギー基本計画において、政府は次のような目標を掲げています。
- 2030年度以降に新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す
- 2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す
我が国のエネルギー消費量の約3割を占める建築分野における脱炭素、カーボンニュートラルへの取り組みは急務です。高性能住宅の普及は、カーボンニュートラルに向けた国策であるとともに、住まう人の快適や健康にも直結します。
セイズは、2001年の創業当時から「本物を追求する」ことを使命の一つとし、省エネ住宅の世界最先端といわれるドイツやスイスを訪れ、現地を視察、研修にも参加してきました。セイズが得た知識やこれまでのノウハウは、セイズ代表の及川がセミナーなどで全国のビルダーに伝え、住宅業界を牽引しています。また定期的に、消費者の皆さんに高性能住宅の良さや重要性を伝えるワークショップも開催しています。
セイズがいち早く高性能住宅の普及に取り組んできた理由は、企業理念にもあるように「本物を追求する」から来ています。自然災害や温度変化から顧客の家族の命と財産を守り、販売して終わりではなく、一生涯にわたって顧客の住まいを維持管理し続けることを使命としてきたからです。親から子へ、子から孫へと100年以上引き継いでいける価値ある住宅を提供し、住まいの維持・管理にも寄り添っていくことがセイズの役割であると考えています。
このような家づくりを通じて、顧客だけでなく社員やパートナー企業の幸せを実現し、地域社会に貢献することを目指しています。2025年には、全ての新築住宅に省エネ性能基準への適合が求められます。セイズは、今後も高性能住宅をご提供するとともに、普及に努めてまいります。
会社概要
セイズ株式会社
東京都葛飾区立石7-5-3