広島出身の学生9チームが約1か月かけて「広島の課題をAIで解決する」に挑戦。2026年9月5日に成果報告会・表彰式を開催しました

Hiroshima AI Summer Hackathon キービジュアル
HiroshimAI株式会社(本社:広島県広島市中区、代表取締役:住田隆真)は、2026年9月5日、広島の学生を対象としたAI開発コンテスト「広島AIハッカソン(Hiroshima AI Summer Hackathon 2026)」の成果報告会・表彰式を、広島市内のコワーキング施設「hiromalab」で開催しました。2026年8月1日から31日までの約1か月間を開発期間とし、「広島の課題をAIで解決する」をテーマに、広島出身の学生9チームが参加。最優秀賞は福本藍果さんのAIキャリア探索サービス「DELTAS」が受賞しました。総務省の調査で広島県の転出超過が5年連続で全国最多となるなか、地域の若者が生成AIで地元の課題に挑み、成功体験を積む場をつくる取り組みです。

成果報告会・表彰式の集合写真。審査員を務めた広島の経営者らと参加学生が一堂に会した(2026年9月5日、hiromalab/広島市中区)
■ 背景|広島の転出超過は5年連続で全国最多。AIは広がるのに、地域には「使える人材」と「成功事例」が届かない
総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2025年結果」(2026年2月公表)によると、広島県の転出超過数は9,921人で、5年連続で全都道府県のうち最多となりました。とりわけ女性の転出超過は全国で最も多く、都道府県間を移動する人口は20~24歳・25~29歳に集中しており(同報告 表4)、進学・就職期の若者が県外へ出たまま戻らない構造が続いています。

図表|都道府県別 転出超過数(2025年)。広島県は▲9,921人で5年連続の全国最多(出典:総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2025年結果」2026年2月公表 表7をもとにHiroshimAI作成)
一方で、生成AIの活用は急速に広がっています。総務省「令和7年版 情報通信白書」(2025年7月公表)では、個人の生成AI利用経験率は2023年度の9.1%から2024年度は26.7%へと約2.9倍に拡大し、20代では44.7%に達しました。企業でも55.2%が業務で生成AIを利用しています。
しかし、その恩恵は地域や中小企業に十分に行き渡っていません。独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」(2026年3月公表/全国10,000社対象・有効回答1,668社)では、中小企業のAI導入率は20.4%にとどまり、61.0%が「導入予定なし」と回答。導入済み企業でも83.3%が「成功事例・活用事例の情報が十分に入手できていない」とし、求める支援の70.5%が「導入事例・活用事例の情報提供」でした。
人材の偏在も深刻です。経済産業省「IT人材需給に関する調査」ではIT人材の需給ギャップは2030年に45万人(うちAI人材だけで12.4万人)に拡大すると試算され、IPA「DX動向2025」(2025年10月公表)では日本企業の85.1%がDXを推進する人材の不足を挙げています。人材と実践知が東京に集中するなか、広島の若者がAIで地元の課題を解く「成功体験の場」をつくることの意義は小さくありません。

図表|生成AIサービス利用経験(国別・年代別)。日本は9.1%→26.7%へ拡大、20代では44.7%(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」2025年7月公表)
■ 「広島AIハッカソン」開催概要|広島出身の学生9チームが、1か月かけて地元の課題に挑む
・名称:広島AIハッカソン(Hiroshima AI Summer Hackathon 2026)
・開発期間:2026年8月1日~8月31日/成果報告会・表彰式:2026年9月5日
・会場:hiromalab(広島市中区銀山町3-1 ひろしまハイビル21 17F)
・主催・運営:HiroshimAI株式会社
・テーマ:【広島の課題をAIで解決する】
・参加:9チーム、全員が広島出身の学生(大学生8チーム・高校生1チーム)
・審査員(6名/敬称略)
鶴 健太郎(学校法人鶴学園 常務理事)
深川 真(株式会社マリモホールディングス 代表取締役)
藤田 翼(株式会社エフテックス 代表取締役)
松岡 裕仁(株式会社GAパートナーズ 代表取締役)
倉田 泰行(広島テレビ放送株式会社 取締役)
住田 隆真(HiroshimAI株式会社 代表取締役)
■ 開催結果|最優秀賞はAIキャリア探索「DELTAS」、特別賞はAI観光「寄りんさい」
学生たちは約1か月の開発期間を経て、広島の地域課題に挑むAIサービスを発表しました。審査の結果、2組が受賞しました。
・最優秀賞:福本 藍果さん/「DELTAS」(賞金10万円)
DELTASは、広島の学生と、地域に実在する企業・研究室・プロジェクトをつなぐAIキャリア探索サービスです。3分ほどの入力から「現在地」と「目標」の差分を整理し、今週から踏み出せる3つの機会を提示します。
・特別賞:山本 壮真さん/「寄りんさい」(副賞:スマートリング)
「寄りんさい」は、旅行中に生まれる「すきま時間」を新たな思い出に変えるAI観光サービスです。現在地・次の目的地・到着希望時刻・移動手段・興味関心・天候などを入力すると、次の予定に間に合う広島県内のスポットを最大3件提案します。
HiroshimAIは、受賞した2つのサービスについて、同社との共同開発・事業化も視野に検討を進めています。学生のアイデアを一過性のコンテストで終わらせず、地域で実装される事業へとつなぐことを目指します。

最優秀賞を受賞した福本藍果さん(広島大学3回生情報工学)とHiroshimAI代表取締役・住田隆真(左)
特別賞の山本壮真さん(広島大学3回生情報科学部)と最優秀賞の福本藍果さん(広島大学3回生情報工学部)。受賞した2つのサービスは共同開発・事業化も視野に検討中
■ この取り組みが意義を持つ方々
・広島でAIやものづくりに挑戦したい学生・若者
・地域の若者と接点を持ち、その挑戦を応援したい企業・団体
・地域のデジタル化や若者の人材育成に取り組む自治体・教育機関
■ 参加者コメント
「AIは難しそうだと感じていましたが、広島の課題を自分ごととして考え、形にできたことが大きな自信になりました。地元でこんな挑戦の場をいただけたことに感謝しています」(最優秀賞・福本藍果さん)
■ 代表者コメント
「総務省の調査でも、広島は5年連続で転出超過が全国最多です。生成AIが急速に広がる一方で、地域には『使える人材』と『身近な成功事例』がまだ足りていません。だからこそ、広島の若者がAIで地元の課題を解き、成功体験を積める場をつくりました。ここで生まれたアイデアを企業や地域につなぎ、広島から変革を起こし続ける人材を育てていきます。私たちの理念は『豊かな家族の幸せを、創出する。』若者が広島で挑戦し、活躍できる未来をつくっていきます」
(HiroshimAI株式会社 代表取締役 住田隆真)
■ 今後の展開|全国へ、そして継続開催へ
「広島AIハッカソン」で得た手応えをもとに、HiroshimAIは同様のAIハッカソンを各地で継続的に開催していきます。
東京:2026年11月22日
広島:2026年11月29日
北海道:2026年12月5日
島根:2026年12月19日
今後も定期的な開催を予定しています。地域の課題にAIで挑戦したい学生の参加を募集しています。詳細は公式サイト(https://www.hiroshimai.co.jp/)にてご案内します。
■ よくあるご質問
Q. 「広島AIハッカソン」とはどのようなイベントですか?
A. 広島の学生が「広島の課題をAIで解決する」をテーマに、約1か月の開発期間を経てAIサービスを開発・発表するコンテストです。2026年は9チーム(全員が広島出身の学生)が参加し、9月5日に成果報告会・表彰式を行いました。
Q. どのような人が参加・応募できますか?
A. 2026年は広島出身の学生(大学生・高校生)が参加しました。今後の開催では、地域の課題にAIで挑戦したい学生を募集する予定です。最新の募集要項は公式サイトでご案内します。
本リリースに関するお問い合わせ
担当:山口大樹
Email:yamaguchi@hiroshimai.co.jp
HiroshimAI株式会社 会社概要
会社名:HiroshimAI株式会社
所在地:広島県広島市中区紙屋町1-4-3 エフケイビル702
設立日:2026年7月3日
代表者:代表取締役 住田隆真
資本金:990万円
事業内容:AI顧問/AI研修/AIシステム開発/IoT開発
公式サイト:https://www.hiroshimai.co.jp/