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オックスファム・ジャパン

シリア危機:シリア国内での支援活動

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オックスファムは、シリア国内の政府軍の支配地域と反体制派の両支配地域にて、水分野での支援(水処理工場への電源供給や水道システムの保全などの支援)、および衛生分野での支援を行っています。11月末現在で25万~30万人(推定)の市民に安全な水を届けました。

オックスファムは現地で10人の実施チームを編成し、支援地域の水道業者、水道委員会、水資源省などと協力しながら活動を進めています。中部から西部にかけての都市(首都ダマスカスとその周辺、ハマ、ホムス、イドリブ)にて、政府軍と反体制派それぞれの支配地域にある水道システムへの支援を行っています。

シリアのインフラは、従来大規模で整っていましたが、現在は戦闘によって損傷を受けた箇所や、メンテナンスがされず機能していない箇所が数多くあります。また、内戦下で経済活動が衰退し、水道料金の徴収も難しいため、水道システムの維持費確保も困難です。

オックスファムは11月下旬に、トラック大の発電機を設置し、水処理工場2箇所への電源供給を開始しました。これにより、新たに1時間当たり70万リットルの水がダマスカス市内および首都圏に供給可能になりました。1人1日15リットルの水を使うと計算すると(※)、毎時間約5万人の人々に水を届けていることになります。

今後さらに16機の発電機を設置し、水処理工場への電源供給を行ってシリアの人々に安全な水を供給する予定です。

※1人1日15リットルの水: 人道支援に関する国際基準「スフィアスタンダード」による。スフィアスタンダード掲載の基本指標によると、気候や生活習慣などによって異なるが、平均して1人1日15リットルの水が必要と示されている。

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