トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

HPE

HPE 3PARにより、トヨタマップマスターのデジタル地図制作システムを統合・刷新

このエントリーをはてなブックマークに追加

HPE GreenLakeフレックスキャパシティが、コスト平準化を実現、CASE時代のITインフラをサポート

<2019年9月17日>
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)

 ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード株式会社 本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:吉田 仁志)は、株式会社トヨタマップマスター(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:山田 博之)が、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイを採用し、同社のデジタル地図制作の中核を担うITインフラを統合・刷新したことを発表します。HPE 3PAR StoreServをはじめとするHPEのIT機器は、HPE GreenLakeフレックスキャパシティによる従量課金モデルで導入され、ITインフラ導入コストの平準化を促進しています。

 トヨタマップマスターは、トヨタ純正カーナビゲーションシステムをはじめ、道路交通システム等に利用される高度な地図データベースを構築するモビリティ情報基盤プロバイダーです。同社では、2018年、今後5年間で求められるシステム性能とストレージ容量の確保、そして投資対効果の最大化を目指し、デジタル地図制作の中核を担う「地図制作基幹システム」と「差分地図制作システム」の両システムにおいて、ITインフラの統合と刷新を決定しました。

 トヨタマップマスターの地図データベースは、100万km以上の道路データ、数百万件の規制データ、数千万件の施設データなど、数百種類にわたる膨大な情報を管理しています。「地図制作基幹システム」は、現地調査により収集された道路や周辺施設(ランドマーク、建物、テナントなど)情報を位置情報と関連付けるなど、地図データベースの制作・更新プロセス全体を担っています。また「差分地図制作システム」は、トヨタ純正カーナビの地図データのオンライン更新サービスを支えるシステムです。

 日々更新を繰り返す両システムでは、データの複製や削除などの時間短縮が業務効率の向上および業務負荷の軽減に直結します。

〈高性能のオールフラッシュアレイを採用し、両システムのストレージを統合〉
 トヨタマップマスターでは、デジタル地図ビジネスの中心を支えるミッションクリティカルなシステム環境を安定的かつ高速に稼働させ、データ保護をより強固にすることが大きな課題でした。そのためには、「地図制作基幹システム」と「差分地図制作システム」両システムのストレージ環境を統合し、システム全体をシンプルでコンパクトにすることが必要不可欠でした。同社が新しい統合ストレージ環境として選んだのは、HPEミッドレンジストレージの最上位に位置づけられる、HPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイでした。HPEの検証センターを利用した、実データによる性能テスト、負荷テストにより、HPE 3PAR StoreServの性能が実証されました。

〈効果〉
HPE 3PAR StoreServによるデジタル地図製作システムの統合・刷新の効果は以下の通りです。

●新しい統合ストレージ環境により、バッチ処理の高速化を実現
両システムのストレージ環境をHPE 3PAR StoreServオールフラッシュアレイで統合することにより、これまで、およそ5時間を要していた日々のバッチ処理が約1時間で完了できるようになりました。また、納品のための地図データ複製に要する時間も1/3程度にまで短縮されています。

●データセンターコストの低減
新環境ではサーバー、ストレージ、バックアップ装置などが余裕をもって4ラックに収容されています。ラック本数の削減や電力消費量の削減効果により、データセンターコストを従来の2/3程度に抑えることに成功しました。

●オンプレミス ITインフラ機器を従量課金モデルで利用することで、初期コスト抑制とコスト平準化を実現
今回、トヨタマップスターがITインフラ利用において採用したのは、HPE GreenLakeフレックスキャパシティによるオンプレミスITの従量課金モデルです。ストレージやサーバーなどのハードウェア資産をHPEが保有し、お客様は自社のセキュリティポリシーを適用したデータセンターに設置して利用することができる仕組みです。HPE GreenLakeフレックスキャパシティ採用により、初期導入コストの抑制とコストの平準化を可能にし、オフバランス化が促進されました。自社データセンターでセキュリティを確保しながら、ビジネスの成長に合わせてインフラ投資を最適化できる柔軟性を提供します。

●システム環境を熟知したHPE Pointnextチームによる安全・確実な新システム移行
統合ストレージ環境の構築、および新システム環境への移行は、システムを熟知したHPE Pointnextのエンジニアチームにより、安全かつ確実に実施されました。

 CASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)というキーワードに象徴されるような大変革期を迎える自動車業界において、トヨタマップマスターは長年にわたり培ってきた高品質・高精度・高鮮度の地図データベース構築のノウハウを基盤に、AIやビッグデータ分析などの先進技術を採り入れながら新たな成長を目指しています。HPEは今後、障害予兆の自動検知機能を持つHPE InfoSightをはじめとした最先端テクノロジーの提供を通じて、トヨタマップスターのさらなる前進を支援してまいります。

■HPE 3PAR StoreServについて
フラッシュ最適化データストレージシステムであるHPE 3PAR StoreServファミリは、予測不可能なワークロードをスムーズに処理します。HPEは、99.9999%のデータ可用性を保証する、業界で最高クラスの高度なストレージを提供しています。
https://www.hpe.com/jp/ja/storage/3par.html

■HPE InfoSightについて
HPE InfoSightは、ITインフラ環境のセンサーデータや稼働データを収集し、AI・機械学習ベースの高度な予測分析を実現する、人工知能(AI)レコメンデーションエンジンです。あらゆる障害予兆を自動検知して稼働に影響を及ぼす前に対策でき、ITインフラの運用を高度に自律化します。
https://www.hpe.com/jp/ja/solutions/infosight.html

■HPE GreenLakeフレックスキャパシティについて
HPE GreenLakeフレックスキャパシティは、パブリッククラウドの俊敏性と経済性に加え、オンプレミスITのセキュリティとパフォーマンスを「消費型」モデルで提供するサービスです。
https://www.hpe.com/jp/ja/services/flexible-capacity.html

■HPE Pointnextについて
Pointnextは、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速し、ビジネスゴールの達成を支援するため、HPEが誇るテクノロジーサービスのコンサルティング組織とサポート組織を統合した、グローバルなサービス組織です。80ヶ国25,000人を超えるITエキスパートが、30の言語を通じてクラウド関連のコンサルティング、実装から運用サービスまでの様々な分野をカバーしてきた経験をベースにしています。世界中のパートナー企業と協力し、クラウドコンピューティングとハイブリッドIT、Intelligent EdgeとIoTなど、新たなテクノロジーのお客様への導入を加速します。
https://www.hpe.com/jp/ja/services/pointnext.html

■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、世界的なテクノロジーリーダーであり、エッジからクラウドまでシームレスなデータの収集、分析、操作を可能にするインテリジェントソリューションの開発に注力しています。HPEは、新たなビジネスモデルの推進、お客様と従業員の新たなエクスペリエンス創生、現在そして将来にわたる効率的な運用に貢献することで、お客様のビジネス目標達成を加速します。

■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html

                  # # #

文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

■お客様からのお問い合わせ先
(記事掲時のお問合わせ先もこちらでお願いいたします。)
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186 (携帯、PHS:03-5749-8279)
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/

(C)2019 Hewlett Packard Enterprise Development LP
製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る