
3 月 7 日、スイス・ジュネーブ発 フェラーリは 70 周年記念を、プロダクション車輌の歴史上、最強となる出力 800 cvを誇る Ferrari 812 Superfast のワールドプレミアでスタートさせました。フェラーリの誇り高き V12 の伝統は、70 年前の会社設立にルーツがあり、その意味からもこのフラッグシップ V12 ベルリネッタの発表は特に重要となります。以来フェラーリは、今日に至るまで絶えることなく 12 気筒エンジンを搭載するスポーツカーを創造し続けている唯一の自動車メーカーです。
最新の 6.5 リットルV型 12 気筒エンジンを搭載する 812 Superfast は、8,500 rpmという高い回転数域で最高出力に到達するフェラーリ V12 の際立つ特性を備え、フロント・ミッドシップエンジン・スポーツカーのセグメントにおける新たなベンチマークとなりました。また、スリリングなトップ・エンドパフォーマンスを存分に楽しんでいただけます。一方、最大トルクは 718 Nm/7,000 rpmで、その 80 %以上を 3,500 rpmから発生させ、低回転域でのドライバビリティ―とピックアップを向上させました。
812 Superfast は、革新的なデザインとエアロパッケージ、そして比類のないハンドリングを誇ります。 フェラーリの伝統に従い、車輌の卓越したポテンシャルを余すことなく引き出すことを目的に、フェラーリ初の電動ステアリング(EPS)を採用しました。また、搭載するバーチャルショートホイールベース 2.0 システム(PCV)は、前輪の電動操舵アシスタンスと、タイヤ・サイズと後輪操舵に基づくメカニカル・コンセプトとを組み合わせて機能させます。これらのシステムは、ステアリング入力への敏捷性とレスポンスタイムの向上を目的に、バージョン5.0 に進化したSSCをベースにしたビークルダイナミクス制御システムと統合されています。
812 Superfast は、2 つの新カラーを纏います。フェラーリ 70 周年を記念する特別色の Rosso 70 Anni と、Grigio Caldo Opaco 。この新型モデルは、ジュネーブのスタンドで、Bianco Italia の California T、 Giallo Tristrat の Ferrari 488 GTB、クラシックな Rosso Corsa の 488 Spider、そして Nero Stellato の GTC4Lusso とともににディスプレーされます。
また、この他にも、フェラーリ 70 周年を記念する限定カラーのモデルも並びます。70 種類のテーラーメイド 5 つのモデルで利用できる 70 年周年の記念に向けて開発されたフェラーリの特別仕様の一例も発表されます。これは、フェラーリの歴史にその名を刻んだ名モデルにインスパイアされた 70 種類のテーラーメイド・プログラムの中から、ひとつのカラーリングを5つのモデルで展開するというものです。今回のショーでは、1956 年のミッレミリアでファン・マヌエル・ファンジオがドライブし、フェラーリを 4 位に導いた 290MM を想起させる Rosso Corsa のボディカラーにノーズを Blu Laguna とし、Giallo Modena のストライプを入れた Ferrari 488 GTB が公開されました。
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