11月21日に名古屋大学で、23日に東京大学で開催~職場と学校の「心の健康」
メンタルヘルスケアに関する世界の最新事例や研究成果を紹介する「第2回グローバルメンタルヘルスセミナー ~ストレスケアから自己価値創造まで~」(主催・特定非営利活動法人IBREA JAPAN)が、11月21日に名古屋大学で、23日に東京大学で開催されます。職場や学校におけるメンタルヘルスケアについて、海外の先駆的な取り組みや日本企業におけるストレスケアの現状をふまえ、専門家が講演やプレゼンテーションを行います。
国連広報局登録NGOであるIBREA(国際脳教育協会)の日本支部として活動しているIBREA JAPANでは、昨年11月、メンタルヘルスケアに関する理解を深めていただくため、東京大学と京都大学で「グローバルメンタルヘルスセミナー」を初めて開催しました。企業や医療・福祉、教育など様々な分野でメンタルヘルスに取り組む方々にご来場いただき、メンタルヘルスに役立つ脳教育プログラムも体験いただきました。
2回目となる今回のセミナーは、「職場」と「教育現場」におけるメンタルヘルスをテーマに、より実践的な講演やストレスケアプログラムの紹介を行います。
職場のメンタルヘルスをめぐっては、今年12月から、労働安全衛生法の改正により、従業員50人以上の事業場にストレスチェックの実施が義務付けられます。職場の人間関係やストレスでメンタル面の不調を訴える人は増えており、経営者や企業の担当者には、より具体的な対策が求められています。
一方、学校など教育現場のメンタルヘルスも大きな課題です。不登校、いじめなどの問題に加えて、画一的な受験競争によってメンタル面の教育が後回しにされ、子供たちの十分な創造性が養われていないといった指摘も強いです。
第2回グローバルメンタルヘルスセミナーでは、韓国のベンジャミン人間性英才学校のキム・ナオク校長を招き、メンタルヘルスに着目した新しい教育モデルの成功事例を紹介します。ベンジャミン人間性英才学校は、試験・成績・カリキュラムを撤廃したユニークな学校として知られ、脳教育をベースとしながら、生徒一人一人が自分の夢を実現するための実践的な学習を集中的に行うことができます。受験競争がし烈な韓国内はもとより、世界的にも注目を集め、入学志願者も急増しています。キム・ナオク校長は21、23の両日、韓国政府の教育科学技術部(日本の文部科学省)での教育研究官としての経験もふまえ、同校の取り組みや成果を報告します。
また、職場のメンタルヘルスに関しては、21日の名古屋大学でのセミナーでは、甲南女子大学の瀬藤乃理子准教授が講演を行います。瀬藤氏は、対人援助職のストレスに関する調査や研究のほか、燃え尽き予防プログラムの開発に携わっているストレスケアについての専門家です。23日の東京大学でのセミナーでは、長年にわたりストレス関連疾患の発症メカニズムと職場のメンタルヘルス対策の研究を行い、メンタルヘルス不調の治療や対策プログラムの開発・実践を指導してきた産業医科大学の永田頌史名誉教授が講演を行います。
また、21、23日とも、メンタルヘルスケアに役立つブレインエクササイズや脳教育の体験プログラムも行います。
【主催者】
特定非営利活動法人IBREA JAPAN
【後援】
名古屋市教育委員会 (名古屋会場)
【開催日時、会場】
11月21日(土)13~17時 名古屋大学 東山キャンパス 豊田講堂(名古屋市千種区不老町)
11月23日(月・祝)13~17時 東京大学 本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール(東京都文京区本郷)
【対象者】
経営者、企業や官公庁などの人事労務担当者、学校・教育関係者、メンタルヘルスに関心のある一般市民の方々など
【参加費】
一般 2,500円 (名古屋会場のみ 学生1,500円)
【チケット購入&問合せ】
東京 03-5600-1412
http://ibreatokyo.peatix.com/
名古屋 052-683-4889
http://peatix.com/event/110127