~海上・陸上を含む広大な国家インフラの省人化・安全管理を実現~
むつ小川原石油備蓄株式会社(本社:青森県上北郡、代表取締役社長:谷藤 和正、以下、むつ小川原石油備蓄)とKDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:博野 雅文、以下、KDDIスマートドローン)は、むつ小川原国家石油備蓄基地内において、上空電波(4G LTE)対応のAIドローン「Skydio X10」を活用した自動巡視の実証(以下、本実証)を実施し、海上・陸上を跨ぐ広域エリアにおける安定した自動巡視に成功しました。
むつ小川原国家石油備蓄基地は、日本最大の敷地面積とタンク数を有する国家備蓄拠点です。基地から約3km沖合には原油の積出設備である一点係留ブイが設置され、管理範囲は陸域から海上まで広がっています。これまでの巡視業務では、人員による現地確認に加え、作業車や作業船の移動が必要であり、人手不足と燃料費高騰を背景に、業務効率化とコスト低減が課題となっていました。
こうした課題の解決策として、両社は、上空電波(4G LTE)に対応したAIドローンを活用し、広域飛行による自動巡視の実現性と有効性を検証しました。

<一点係留ブイ>
<貯蔵基地の原油タンク>
■本実証について
[表: https://prtimes.jp/data/corp/171663/table/16_1_5d3b36ef07b5f6a9899a2770ebefc8e2.jpg?v=202602190345 ]
■今後の取り組み
今回の実証結果を踏まえ、海上飛行による一点係留ブイの日常点検を定常化し、移動用燃料の削減によるコスト効果を図ります。また、「運航管理システム」を活用し、係留ブイ点検のような長距離かつ洋上での飛行をサポートすることで、高度な操縦技術を要しない運用体制を整備し、属人性の低減を図ります。さらに、フォトグラメトリ(写真測量)を用いた地形変位測量により、防油堤の微細な変位を継続的に把握し、崩落兆候の早期検知と状態監視を可能とする取り組みを進めます。
こうした取り組みを通じて、AIドローンを活用した安全かつ効率的な基地管理モデルの確立と社会実装の加速を推進してまいります。
以 上