2020年12月17日に「斎場御嶽(セーファウタキ)世界遺産登録20周年記念シンポジウム」に弊社CMOが登壇
地域の持つ文化・住民への深い理解の下、民間企業としての地域/観光振興を軸に、人材育成・観光地経営を行う合掌ホールディングス(代表取締役CEO:鈴口悦子、本社:岐阜県大野郡白川村、以下「弊社」、ホームページ:https://gassho-holdings.co.jp/ )のCMO藤田が、2020年12月17日に「斎場御嶽(セーファウタキ)世界遺産登録20周年記念シンポジウム」にパネルディスカッションに登壇しました。
目次
1. 斎場御嶽とは?
2. シンポジウムの主旨
3. パネルディスカッションの内容
1. 斎場御嶽とは
沖縄南部の南城市に位置する斎場御嶽は、琉球王国の創造神がつくり、祈りの祭事や最高神女の就任儀礼が行われた場所として琉球王国の中でも格が最高の聖地とされている神聖な場所として知られています。
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部として世界文化遺産に登録されました。
先人から受け継がれた祈りの文化は今日まで大切に守られ、現代の沖縄においてもひっそりとたたずむ聖地として尊ばれています。
しかし世界遺産の登録、パワースポットとして注目を浴びたことなどがきっかけとなり、多くの問題が浮き彫りになってきました。世界遺産登録前は年間2,3万人だった観光客も、登録後は40万人程度が訪れる場所となり、交通渋滞やマナー違反、観光客増加に伴う怪我人の増加や石畳の老朽化などが問題となっていました。
2. シンポジウムの主旨
近年では聖地としての精神文化の継承と、観光地としての文化財保護の両立が課題となっており、世界遺産登録20周年を迎えるにあたり、ブランドに磨きをかけ持続可能な観光地となるべく、世界遺産の保存や利活用を見直す契機として開催されたイベントです。
改めて聖地としてのブランディング維持と持続可能な観光地経営を目指し、本シンポジウムが開催されました。世界遺産に造詣の深い先生や世界遺産を舞台に活動されている有識者を迎え講演やパネルディスカッションが行われました。
コロナ禍においてオフラインでのイベントとなったため、入場制限を設けて実施されました。
3. パネルディスカッションの内容
本シンポジウムに弊社・藤田がパネリストとして参加しました。
白川郷ライトアップイベントでのオーバーツーリズム課題を解決に導いた現場体験を説明し、今後の斎場御嶽での制度設計の在り方、考え方などを他の有識者と議論しました。
藤田発言要約
持続可能な観光地経営で最も重要なことは、議論を活発に行い、制度設計を綿密に行うこと
観光振興といっても何より大切なことは地元住民の幸福度を高めることが何より大切である
観光客を迎える側の地域がどのような観光客に来て欲しいかを設計し、フィルタをかける必要性がある
沖縄のゆいまーると白川郷の結は同じ考え方であり、この考え方こそ継承していきたい
■合掌ホールディングスとは?
先人たちが大切にしてきたものを継承しつつ、時代の変化に柔軟に対応して躍進します。
私たちは地域の住民と観光客が共存・共栄できる空間創りを目指しています。
地域住民の負担を軽減しながら、観光客の満足度を向上させる仕組み作り。
そしてかつての日本で大切にされ、今でもこの地域に残る「結(ゆい)」と呼ばれる、相互扶助の文化を次世代やそして白川郷から全国に継承していきます。
【会社概要】
設立日: 2019年8月8日
代表 : 鈴口悦子
事業 : 地域ブランディング、課題解決
ウェブ: https://gassho-holdings.co.jp