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チヨダウーテ株式会社

チヨダウーテ、森ビル、船場 、トクヤマ・チヨダジプサム 「廃石膏ボードの水平リサイク ル」

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共同実証実験の結果を発表実証実験は、さらなる水平リサイクル率の向上を目指す第2 フェーズへ移行

 チヨダウーテ株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:平田芳久、以下「チヨダウーテ」)は、森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾、以下「森ビル」)、株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田切潤、以下「船場」)及び、株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(本社:三重県三重郡川越町、代表取締役社長:加藤弘義、以下「トクヤマ・チヨダジプサム」)と、資源循環型都市の実現に向けて2024年1月1日から1年間、建築物の壁や天井の内装材などで使用される石膏ボードの水平リサイクル*1プロジェクト“ボードtoボード”の共同実証実験を実施しました。
 この度、共同実証実験の結果を公表するとともに、さらなる水平リサイクル率の向上を目指し、2026年1月1日より、流通経路を改善した形で実証実験を継続して進めていくことをお知らせします。

■ 共同実証実験の実施背景
解体系・新築系廃石膏ボードのリサイクル率はわずか30%*2、原料の多くは輸入に依存
 内装工事に欠かせない石膏ボードの日本全国における廃棄量は、2047年には300万トンを超えると推定される一方、リサイクル率が低く、管理型最終処分場の逼迫が懸念されています*3。
また、国内で副産される石膏原料は減少しており、現在では年間約200万トン以上もの天然石膏を海外からの輸入に依存しています。この点について、安定供給に対する懸念および天然資源の保全の観点からも課題となっており、天然石膏に依存しない、廃石膏ボードの再利用化が求められています。

(*1)水平リサイクル:使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
(*2)出典:再生石膏粉の有効利用ガイドライン(第一版)|報告書|研究発表情報|資源循環領域|国立研究開発法人国立環境研究所
(*3)出典:石膏ボードハンドブック 環境編 |一般社団法人 石膏ボード工業会(平成28年版)

■ 実証実験概要
プロジェクト名:廃石膏ボードの水平リサイクル共同実証実験
検証期間:2024年1月1日~2024年12月31日
対象施設:4施設
(麻布台ヒルズ森JPタワー、麻布台ヒルズ ガーデンプラザ、
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーおよび虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス)
実施内容:新装・解体工事で発生する廃石膏ボードを、世界初の技術により100%再
資源化することにより、新たな石膏ボード(チヨダサーキュラーせっこうボード)を製造し、再び森ビルの関連施設で再利用する一連の取り組み

各社の役割など実証実験の詳細については以下のプレスリリースをご参照ください。
プレスリリース:https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/press-20240408

■ 結果サマリー
石膏ボードの水平リサイクル達成率
 対象施設の新装・解体工事において排出された廃石膏ボード603.5㎥のうち、518.5㎥を再資源化し、水平リサイクル率85.9%となりました。水平リサイクルされた廃石膏ボード資源を活用して、11,050枚の「チヨダサーキュラーせっこうボード」を製造し、8,680枚を森ビルが管理運営する施設に導入しました。

製造*4におけるCO2排出量の比較結果(一般的な石膏ボードと水平リサイクルによる再生石膏ボードの比較評価)
 石膏ボードの原材料の天然石膏は海外からの輸入に依存しているため、輸送時の環境負荷が大きいことが課題として挙げられます。水平リサイクルを行うことにより、輸送距離を大幅に短縮し、CO2排出量を削減することができました。また「チヨダサーキュラーせっこうボード」は、製造時のカーボンニュートラルを実現しているため、本実証実験においては、一般的な石膏ボードを使用した場合と比べ、原材料調達・輸送・製造時のCO2排出量を63.3%削減することに成功しました。
(*4)資材製造段階の3段階(原材料調達、原材料輸送、製品製造)を含む

■ 水平リサイクル率85.9%を達成。流通経路の再設計による次フェーズへ
 本実証実験では、水平リサイクル率85.9%を達成しました。全量(100%)の水平リサイクルに至ら
なかった主な要因として、排出先の中間処理場において集積される際、他施設から排出される廃石膏ボードとの混合があること、また廃石膏ボードの集積状況によって、出荷先の再資源化施設がり分けられていることが確認されました。
この課題を解決するために、森ビルの排出現場においてさらなる分別精度の向上を図るとともに、
中間処理場での選別を現場で実施することに挑戦します。さらに、収集運搬会社との連携のもと、森ビルの施工現場からトクヤマ・チヨダジプサムの工場へ直接廃石膏ボードを運搬するよう流通経路を再設計することで、高い水平リサイクル率の実現を目指します。

■ 新スキームにおける協業体制
 本スキームの運用を通じて、各社は以下の役割を担い、内装・施工業界におけるサーキュラーエコノミーを推進します。

チヨダウーテ
・トクヤマ・チヨダジプサムが提供するリサイクル石膏を100%使用したサーキュラーせっこうボードの製造・提供
森ビル
・廃石膏ボード回収のための専用廃棄コンテナの設置
・廃棄物の分別促進と収集運搬会社への受け渡し
・森ビルが管理運営する施設でのサーキュラーせっこうボードの導入促進
船場
・廃石膏ボードの新たな流通経路を確保
・全工程のトレーサビリティを担保
・混合廃棄物削減のナレッジを共有し、現場全体の分別率向上を推進
トクヤマ・チヨダジプサム
・回収された廃石膏ボードの粉砕・分解
・廃石膏ボードを原料とした石膏原料化
(独自の技術である「連続結晶大型化技術」により100%石膏原料化を実現 ※従来の再生率は10%程度)

 また、4社が一丸となって引き続き新スキームの水平リサイクル率を検証していくとともに、本取り組み自体やその成果、モデルケースを世の中へ積極的に発信し、石膏ボードを取り巻く社会課題への関心や変革の機運を高め、内装・施工業界全体や都市開発におけるサーキュラーエコノミー化を牽引してまいります。

■ チヨダウーテについて
社名:チヨダウーテ株式会社
所在地:三重県三重郡川越町高松928番地
チヨダウーテは、グループ基本理念のVISIONに「私たちは完全リサイクル可能な世界で最も環境に優しい石膏ボードと建築ソリューションを提供します。」を掲げております。また、持続可能な社会の構築を経営の重点課題と位置づけ、独自の取り組みとして「CHIYODA VISION ZERO」を進めています。
※本プレスリリースに掲載されている内容は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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