大学や研究機関・企業などの総参画者数は約100者 会員制交流サロン「ナレッジサロン」総来場者数は累計約42万人 海外から 35ヶ国 142団体が視察・来訪
一般社団法人ナレッジキャピタル(代表理事:宮原 秀夫)ならびに株式会社KMO(代表取締役社長:三好 雅雄)はナレッジキャピタル開業3周年を2016年4月26日(火)に迎えるにあたり3年間の活動成果発表会を本日開催し、3年間での累計来場者数やこれまでの活動成果などを発表しましたのでお知らせいたします。
ナレッジキャピタルは2013年4月、民間の開発事業者12社により開業したうめきた「グランフロント大阪」の中核施設として誕生しました。“「感性」と「技術」との融合により 「新たな価値」を創出する活動体”として知的な交流機会を提供し新たな“知の創造サイクル”を生み出すことを目的にこれまで活動を行ってきました。大阪・梅田という都心立地において、知的交流を通じたイノベーション創出をワンストップで実現する各施設では産・学・官さまざまな企業や団体、機関がナレッジキャピタルに参画しています。
■ナレッジキャピタル各施設 参画者数(2016年2月時点)
総参画者数は101者(サロン会員・コラボオフィスネクスは除く)
15者
[大学] 3大学1団体
[研究機関]1機関
[行政関係]1団体
[企業] 9社
21者
[大学] 2大学
[企業] 18社
[医療] 1機関
20者
[大学] 6大学
[研究機関]5機関
[行政関係]1団体
[企業] 8社
45者
[大学] 1大学
[研究機関]2機関
[行政関係]3団体
[士業] 4社
[企業] 34社
[海外機関]1社
48者
[属性]
・WEB・システム 25%
・クリエイター 20.8%
・デザイナー 20.8%
・コンサルティング 16.7%
・その他 16.7%
2025名
[属性]
・サービス業 21%
・情報通信 13%
・アカデミック 10%
・製造業 10%
・その他 46%
■ナレッジキャピタル各施設 総来場者数(開業~2016年2月時点 累計)
累計 約300万人
累計 約1,400万人
累計 約42万人
また、ナレッジキャピタルはこの3年間において、国内に留まらず海外からも数多く方々にナレッジキャピタルに訪れていただいており、海外機関との相互交流や施設間交流も行っています。
■海外からの視察・来訪者数(開業~2016年2月時点 累計)
35ヵ国142団体
■3年間における主な成果
ナレッジキャピタルでは、知的交流の場としてだけではなくコーディネート活動、交流イベントなどを通じて、さまざまなコラボレーションプロダクトやプロジェクトが誕生し、今後も数多くのプロジェクトの展開を予定しています。
国際プロジェクト
1.ナレッジキャピタルが、日本と欧州の国際共同研究の舞台に
日欧共同FESTIVAL ~新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発および実証実験~
将来のインターネット分野における新世代ネットワークの研究開発を目的に、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)より委託を受けた大阪大学を代表研究者とするプロジェクトチームと、欧州委員会より委託を受けた欧州3カ国(フランス・スペイン・イタリア)の研究機関による国際共同プロジェクトで、将来のスマートシティ構想の実現につながる研究です。研究期間は平成26年10月1日から平成29年9月30日までの3年間を予定しています。
2.世界最高峰のメディアアートの祭典
「ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2015 『POST CITY』」に参加・出展
ナレッジキャピタルは、オーストリア・リンツ市に拠点を置く世界的な文化機関「アルスエレクトロニカ」と開業前から交流を持ち、関係性を深めて参りました。2014年11月からはコラボレーション企画「ARS ELECTRONICA in the KNOWLEDGE CAPITAL」をシリーズで展開しています。また、「アルスエレクトロニカ」のアーティスティックディレクターであるゲルフリート・ストッカー氏とは、常に意見交換を行い、交流を深めた結果、2015年9月、世界最高峰のメディアアートの祭典「ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2015」へ招聘(しょうへい)され、参加が実現しました。
3.フランスのメディアアートミュージアム「CDA(Centre Des Arts)」ならびに、
タイ政府機関「TCDC(Thailand Creative and Design Center)」 とMOUを締結
海外の各機関との連携構築による「国際交流」の実現を目指すナレッジキャピタルは、アジアのゲートウェイ機能の役割を担うために、これまでにもアジアのみならず、世界各国との交流を深めております。
2015年9月には、フランス・アンギャンレバン市のメディアアートミュージアム「CDA」と、また、2016年3月には、タイ政府の機関により設立されたクリエイタ-育成を目的とした施設「TCDC」との間でMOU(相互連携に関する覚書)を締結しました。
今後は、相互の情報交換やミッショントリップ(連携のための海外視察)をはじめ、
ローカルビジネス機会の発掘につながる相互紹介や相互施設によるクロスマーケティングなどに向けた協力を行います。
コラボレーションプロダクト
1.ナレッジサロン会員の知恵を結集したナレッジキャピタル オリジナルノベルティが完成
ナレッジキャピタルならではのオリジナリティに溢れたノベルティ制作を目的に、ナレッジサロンの会員を対象としたワークショップ「アイデアサロン」を実施し、合計24名が参加。参加者同士の交流を通じてアイデアを生み出しました。さらに、そのアイデアを具体化する商品企画をナレッジサロン内で募集し全11社24アイテムの中から5アイテムを選出し紙と木を素材にした日本らしいオリジナルノベルティが完成しました。
2.大学や企業、研究機関などさまざまな分野の研究者と参加者が一緒に考え、対話するプログラム「超」学校シリーズ
「2015年度 全39講義録」を発行
大学や企業、研究 機関などのさまざまな分野の研究者と参加者が一緒に考え、対話するナレッジキャピタルならではの学びのプログラム「超」学校シリーズ。会議室の授業形式でははく、カフェという開放的な空間で気軽に参加でき、新しい気づきや学びをワンコイン(500円)で体験できる人気の講座です。このたび、2015年度開催の全39講座の内容が1冊の本になりました。多分野で活躍する先生たちの貴重なお話しがギュッとつまっています。
協力: 国立民族学博物館/大阪大学/関西大学/大阪芸術大学 デザイン学科/京都大学iPS細胞研究所(CiRA)/慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究所
3. ナレッジキャピタルと共に発展し、関西から世界で活躍するロボットメーカー「マッスル株式会社」
梅花女子大学生の意見を取り入れた介護ロボットプロジェクトを進行中
3月30日(水)には「うめきたフェスティバル・未来ラボ」に、「日本の伝統文化×ロボット」を初披露
開業時よりさまざまな企業とのコラボレーションによるロボットプロダクトを開発。2015年にはナレッジキャピタルと共に世界最高峰のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカフェスティバル」へ出展するなど年々その活動の幅を広げています。
現在も、同じ「The Lab.」に参画する梅花女子大学の学生の意見を取り入れて、介護ロボットの開発に生かすプロジェクトを進行中です。また、2016年3月30日(水)には、「うめきたフェスティバル 未来ラボ」にて、上海万博で人気を博した「夢ROBO」のほか、「日本の伝統文化×ロボット」を初披露します。
4. 開業より数々のコラボレーションプロジェクトを展開する梅花女子大学の新たなコラボレーション
~リオオリンピック代表をめざす 体操女子 杉原愛子選手の演技曲制作/「The Lab.」が結びつけた3者が、世界に挑戦。~
「The Lab.」に参画する梅花女子大学は、これまでナレッジキャピタルを拠点に、数々のコラボレーションを展開してきました。今、新たなコラボレーションとして進行中なのが、日本体操協会女子ナショナル強化選手・
杉原愛子選手(梅花高等学校舞台芸術コース1年生)の体操ゆか演技の曲の制作。
「The Lab.」に参画するmiki music mirai株式会社が、原曲 アントニオ・ヴィヴァルディ作曲の四季・冬の第1楽章を、杉原選手の演技に合わせてオリジナルリミックスします。しかも演技の振り付けは、日本を代表するトップダンサーであり、梅花高等学校とも連携している梅花女子大学「梅花歌劇団」で、講師を務める蔡 暁強(サイ・シャオチャン)氏。体操の演技をダンサーが振り付ける点、その演技のタイミングやアピールポイントの強弱、演じる選手の感覚などに合わせて、振り付け、音楽が現場でアレンジされ、創り上げられていく点など、他に類を見ない3者コラボで出来上がったオリジナル演技曲で、世界に挑みます。完成演技は、3月21日(月)開催の全国高等学校体操競技選抜大会にて初披露されます。
5.ナレッジサロン会員同士の出会いから生まれたプロジェクト 創刊1年で累計6万部発行を達成
大阪ご褒美本「FIGS(フィグス)」
「The Lab.」に参画する京都大学発のベンチャー企業GLM株式会社。代表取締役の小間裕康氏が、ナレッジサロンに集まるベンチャー企業の社長や大学教授、学生、クリエイターなどの知識人に大阪の美味しいお店を紹介してもらっていくうちに、大阪の美味しいお店を紹介し合うちょっとしたコミュニティがナレッジサロンに出来ました。大阪のええ店をもっと知りたい、大阪をもっと楽しみたい、ここで出会った人たちで新しいことを立ち上げたい。そんな思いを形にしたのが、大阪ご褒美本「FIGS」です。今では出版ベンチャーとして、1年間で累計6万部を発行。「FIGS vol.4」では、ナレッジサロン会員を中心に、
大阪を知る知識人が知り合いだから教える「大阪のちょっとええお店」を特集しています。
ナレッジキャピタルでは今後もうめきた・大阪・関西の発展への貢献に努めてまいります。
【施設概要】
施設名 : ナレッジキャピタル
所在地 : 〒530-0011大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館
施設案内 : The Lab.みんなで世界一研究所 (アクティブラボ.・カフェラボ・イベントラボ) 地下1階~3階
フューチャーライフショールーム 1階~6階
ナレッジシアター 4階
ナレッジサロン 7階
コラボオフィス・コラボオフィスネクス 7階~8階
カンファレンスルーム 8階・10階
ナレッジオフィス 9階~13階
コンベンションセンター 地下1階~地下2階
運営組織 : 一般社団法人ナレッジキャピタル
代表者 : 代表理事 宮原 秀夫
運営組織 :株式会社KMO
代表者 : 代表取締役 三好 雅雄
開発事業者(五十音順)
NTT都市開発株式会社
株式会社大林組
オリックス不動産株式会社
関電不動産株式会社
新日鉄興和不動産株式会社
積水ハウス株式会社
株式会社竹中工務店
東京建物株式会社
日本土地建物株式会社
阪急電鉄株式会社
三井住友信託銀行株式会社
三菱地所株式会社