未だ紛争の続くシリアの現状、更なる支援を呼び掛け
シリア危機は8年目に入り、いまだ終息が見えません。国内避難民は約660万人、周辺国への避難民は約560万人(2018年3月現在、国連発表)と、1300万人以上の方が、いつ自分の故郷に帰ることができるのか分からない、出口の見えないトンネルの中にいます。

そんな困難な状況の中、現場の最前線で市民の命をつなぐ活動のとなっているのが、シリア・アラブ赤新月社(以下、シリア赤)のスタッフやボランティアたちです。戦闘地域にいる市民の避難誘導、到達困難な地域に閉じ込められた人々への救援物資の配付、避難所の運営や炊き出し、巡回診療、飲み水の設置、こころのケアなどが彼らの活動内容。しかしながら、これらは危険と隣り合わせであり、2011年以来、60人以上のスタッフやボランティアが活動中に命を落としている現実があります。
世界各地で自然災害が続き、紛争地シリアへの注目が薄れつつある今、シリア赤社長をはじめとした代表団が来日。日本赤十字社本社(東京都港区)で9月18日(火)、シリア最前線の生の声を届け、さらなる支援を呼び掛けます。
講演後の個別対応も可能です(~17:00)。ぜひご取材ください。

1. 講 演 (逐次 日英通訳あり)
(1) 日 時: 2018年9月18日(火) 15:30~16:30(開場15:15~)
(2) 会 場: 日本赤十字社 本社 1階 101会議室
2. シリア・アラブ赤新月社代表団
(1) 社長 ハ―レッド・フブーバーティ氏
(2) ダマスカス支部副支部長 ハ―レッド・イリクスーセィ氏
(3) 副局長兼財務部長 タラール・アルマスリ氏
(4) 保健事業部長 ムハンマド・バドゥルッディーン・アルジャッラ氏