~メディア・テック・エンタメの異なる業界からAIと映像の未来について語る~
東京大学発AIスタートアップ企業である株式会社2WINS(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:小川椋徹、以下「2WINS」)は、現役東大生×経営者の交流会「第51回 東大メシ」を2026年5月29日(金)に都内で開催いたしました。
俳優であり、株式会社ビジュアルボイス 代表取締役社長 別所哲也氏や株式会社フジテレビジョン報道センターBS担当部長 清水俊宏氏、Amazon Web Services Senior Partner Account Manager 嶋津右嗣氏をスペシャルゲストにお招きし、2WINS代表・小川椋徹とパネルディスカッションを行いました。当日は参加人数が過去最高を記録し、会場は熱気あふれる大盛況で終了しました。

左より:Amazon Web Services Senior Partner Account Manager 嶋津右嗣氏、俳優/ビジュアルボイス 代表取締役社長 別所哲也氏、2WINS 代表取締役CEO 小川椋徹、フジテレビジョン 報道センターBS担当部長 清水俊宏氏

■当日の様子
2WINS代表・小川椋徹がモデレーターを務め、スペシャルゲストの皆様と参加学生が一体となったパネルディスカッションが繰り広げられました。

-「AIと映像革命・俳優のデジタルライツ」について-
別所哲也氏 (俳優・株式会社ビジュアルボイス 代表取締役社長)
別所氏からは、俳優・国際映画祭創設者としての経験をもとに、AIが映像制作の概念を根底から変えつつある現状が語られました。別所氏が主宰する「ショートショートフィルムフェスティバル」では、近年応募約5,000本のうち500本がフルAI制作作品になっており、エンタメ×AIの時代が本格的に到来したことが示されました。また、俳優が自らのデジタルライツ(肖像権・声など)をブロックチェーン・Web3技術を活用してAI映像作家に正式に委ねる契約を結んだうえで制作した自身主演のAIショートフィルムも当日披露され、会場の大きな関心を集めました。従来であれば1年以上・数億円のコストを要するような映像が、AIを活用することで数日で制作できるようになっているという実例も紹介されました。さらに後半では、好きなことだけをタコつぼ的に追求するのではなく、苦手・嫌いと感じるものにあえて近づくことで新たな発見と成長が生まれるというメッセージも披露され、参加者の心に響きました。

-AIと報道について-
清水俊宏氏 (株式会社フジテレビジョン 報道センターBS 担当部長 兼 コンテンツ事務局デジタルメディア事業部)
清水氏からは、フジテレビでの記者・プロデューサーとしての現場経験と、メディアにおけるAI活用の最前線が語られました。報道の現場ではAIを使った「守り(業務効率化)」と「攻め(新しいストーリーテリング)」の両面での活用が日々研究されており、マラソン中継でのリアルタイム顔認識・テロップ表示といった実例も紹介されました。一方で「AIが少しでも画像を修正すれば、それはもう真実ではない」という報道倫理上のジレンマも率直に語られ、「使えない理由ではなく、どうすれば使えるかを考えることで、誰もやっていない発明ができる」という前向きなメッセージが学生たちに大きな刺激を与えました。

-「学生時代に大切にしてほしいこと」について-
嶋津右嗣氏(Amazon Web Services Senior Partner Account Manager)
嶋津氏からは、大学時代にラグビー一筋だったというご自身のキャリアを出発点に、学生時代に大切にしてほしいことが熱く語られました。700人の同期の中で埋もれないために実践してきたこととして、「自分はどう思うか」を自分の言葉で、かっこよくなくていいから謙虚に伝え続けることの重要性が共有されました。「優秀な人ほど、きれいな言葉で正解を言おうとしがちだが、自分の言葉で自分の思いを伝え続けると、周囲が意見をくれてどんどん成長できる」という言葉は、参加学生に深く刺さりました。スポンジのように吸収できる今の時期だからこそ、謙虚に、自分の主語で動き続けることが将来の大きな差につながるというメッセージが、会場に温かい共感を呼びました。

メディア・テック・エンタメという異なる業界のトップランナー3名から、AIと映像の未来、メディアの最前線、そして学生時代の過ごし方まで、実践的で学びの多いお話を伺うことができました。参加した東大生からも積極的な質問や意見が飛び交い、フランクながらも深みのある交流の場となりました。
■ゲストについて
別所 哲也 氏
俳優・株式会社ビジュアルボイス 代表取締役社長
慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、1990年に日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビューを果たし、米国俳優協会(SAG)会員として映画・舞台・ドラマなど幅広いジャンルで活躍。『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などの著名舞台にも出演。国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を創設し、アカデミー賞公認の国際映画祭へと成長させた。東京観光大使・外務省有識者・客員教授などを歴任し、現在は株式会社ビジュアルボイス代表取締役社長として多方面で活躍している。

別所 哲也 氏(俳優・株式会社ビジュアルボイス 代表取締役社長)
清水 俊宏 氏
株式会社フジテレビジョン 報道センターBS 担当部長 兼 コンテンツ事務局デジタルメディア事業部
2002年にフジテレビに入社し、政治記者・報道番組ディレクター・プロデューサーとして多彩な現場経験を積む。2016年よりビジネス部門に転じ、オンラインメディアやイベント事業の立ち上げを主導。しずおかフィナンシャルグループ事業開発部にも在籍するほか、民放連の研究プロジェクト委員やスタートアップメンターとしても活躍している。小学校から企業まで全国で特別講師を担当し、YouTubeチャンネル「#シゴトズキ」などを通じて幅広く情報発信を展開中。
YouTubeチャンネル「#シゴトズキ」:youtube.com/@shigoto

清水 俊宏 氏(株式会社フジテレビジョン 報道センターBS 担当部長 兼 コンテンツ事務局デジタルメディア事業部)
嶋津 右嗣 氏
Amazon Web Services Senior Partner Account Manager
筑波大学卒業後、日本IBMにてコンビニATM事業の立ち上げを推進し、金融DX領域の新規事業開発に従事。営業統括部長として組織拡大や人材育成を牽引した後、Accenture Technology Consulting Servicesにて金融領域のDX案件を担当。現在はAmazon Web Servicesにて公共・戦略パートナー領域の事業推進に携わる。IBMラグビー部副部長を経て、現在は中学校ラグビー部コーチとしても精力的に活動している。

嶋津 右嗣 氏(Amazon Web Services Senior Partner Account Manager)
■モデレーターについて
小川 椋徹 株式会社2WINS 代表取締役CEO
東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻(修士卒)。
東大発スタートアップの2WINSを創業。東京大学大学院やインド工科大学等の出身研究者を中心として、国内最先端の言語系AI・画像系AIを強みに、パートナー企業の経営課題に深く踏み込む本質的なソリューションを提供する。

小川 椋徹 株式会社2WINS 代表取締役CEO
■東大メシについて ― 東大生 × 経営者の交流会 ―
2021年10月より、一般社団法人日本ベンチャーカンファレンスが運営する「Tokyo Venture Conference」と共同で開催。これまで累計約50回以上開催し、延べ約500名の学生が参加しています。起業やベンチャー、経営に関心のある東大生と、各業界で活躍するトップランナーをお招きし、フランクに交流できる場を提供しています。

Instagram:https://www.instagram.com/todaimeshi
X:https://x.com/todaimeshi
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E3%83%A1%E3%82%B7/
■次回の東大メシについて
開催日時:2026 年 6月 26 日(金)19:00~21:00
開催場所:〒113-0033 東京都文京区本郷 4 丁目 1-4 Design Place α(アルファ)2F Incu-Space
対象:大学生
■一般社団法人日本ベンチャーカンファレンスについて
設立 :2021年5月19日
代表理事:鈴木ゆりえ
所在地 :〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-28-2
事業内容:東京ベンチャーカンファレンスの運営、コミュニティの運営
■株式会社2WINSについて https://www.2wins.ai/
2WINSは、東京大学が位置する本郷を拠点とする東大発AIスタートアップです。東京大学大学院出身研究者を中心として、国内最先端の言語系AI・画像系AIを強みに、パートナー企業の経営課題に深く踏み込む本質的なソリューションを提供します。単なるAIベンダーではなく、現場と経営の両観点を取り入れた課題設定から要件定義、PoC、研究開発・実装、運用まで一気通貫で伴走するAIパートナーとして、企業の成長を加速させます。日進月歩のAI技術の最新動向と問題解決力を掛け合わせ、"勝たせるAI"を企業の競争力へ。2WINSは、アカデミアとビジネスの架け橋として、AIの社会実装をリードします。2025年3月、東京大学「松尾研発スタートアップ(R)」に認定。
設立: 2022年2月17日
所在地: 東京都文京区本郷2-36-2 TM畑中ビル3F・4F
代表者:代表取締役CEO 小川椋徹
事業内容:AIソリューション事業