株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2015年11月5日(木)に、『アイデア・ドキュメント 文字とタイポグラフィの地平』を刊行いたしました。デザイン誌「アイデア」に掲載されたタイポグラフィと和文書体の関連記事約10年分をまとめて収録。日本語を扱うデザイナー必読の一冊。
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2000年以降にデザイン誌「アイデア」で掲載されたタイポグラフィと和文書体関連の記事約30本を、400ページ以上におよぶボリュームで再録したコンピレーション。
デジタル技術の革新によってデザイン環境がDTPへと移行した90年代半ば以降、国内外でタイポグラフィへの関心が高まったことを受け、誌上でもさまざまな事例や研究が紹介されてきた。本書はそのなかでも古今東西のタイポグラフィについての考察、和文書体や日本語タイポグラフィの歴史研究やレポート、タイポグラフィについてのブックガイドなどを中心に収録する。
いまでこそタイポグラフィについての関連書は多いが、それ以前から先駆的に活動してきた執筆者たちによる技法にとどまらない理念や批評的視点は、「技法」が支配する現代にあっていまだに有効だ。タイポグラフィおよび和文書体に対する理解を深め、議論をつないでいくための、日本語を扱うデザイナー必読の一冊。
【収録内容】
タイポグラフィ時評(全12回)/秀英体──平成の大改刻/今田欣一「今田欣一の書体設計 和字と漢字」/嵯峨本デジタル活字プロジェクト 平安、近世、そして現代へ 対談:永原康史×鳥海修/文字デザインのマニエリスム──1960、70年代レタリング、ロゴタイプ、新書体の諸相/向井裕一「タイポス『タイポス』から『タイポスオールマイティ』、『漢字タイポス』へ」/小宮山博史「ゴシック体の現状と新しい世界の構築」/愛のあるユニークで豊かなタイポグラフィを求めて 座談会:中垣信夫×府川充男×向井裕一/視覚デザイン研究所の発想──同時代のディスプレイ書体を求めて/内田明「日本語活字の文化誌」全4回/祖父江慎「祖父江慎デザイン放談:アンチゴチのむこうに」/内田明「来るべきマンガタイポグラフィ研究のために」/タイポグラフィをめぐる書物──34人の書棚から/祖父江慎「ひらがな骨格ひょうほん」
【書籍概要】
書 名:『アイデア・ドキュメント 文字とタイポグラフィの地平』
編 集:アイデア編集部
仕 様:A4変型判、432ページ
定 価:3、500円+税
配本日:2015年11月5日(木)
ISBN:978-4-416-11548-0
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【関連書籍】
*アイデア・ドキュメントシリーズ好評発売中*
アイデア・ドキュメントは「アイデア」に掲載された記事を厳選し、テーマ別に再編集したシリーズです。
『アイデア・ドキュメント 欧文書体デザインの世界』
アイデア編集部 編
A4変/並製/374ページ
定価:本体3000円+税
ISBN:978-4-416-11527-5
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