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F5ネットワークスジャパン合同会社

F5ネットワークス、理化学研究所でのセキュアなSSL-VPN環境を実現

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BIG-IP APMでVPN方式をSSL-VPNに統合し運用コストを削減、単一のURLアクセスによるVPN接続で利便性も大幅に向上

F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘正清、以下F5)は、国立研究開発法人理化学研究所(所在地:埼玉県和光市、理事長:松本紘、以下 理研)が、理研内部のシステムに外部からアクセスする際の統合VPN基盤として、F5のBIG-IP Access Policy Manager(以下BIG-IP APM)を導入したことを発表しました。BIG-IP APMの導入により理研は、拠点ごとに異なっていたVPN方式をSSL-VPNに統合することで、VPN運用コストの削減を実現しました。また、幅広い種類のOS端末からのセキュアなアクセスを簡単に行えることで、ユーザーに対する利便性が大幅に向上しました。

今回のBIG-IP APMの導入は、2014年に入札案件として実施された、理研全体のネットワーク統合プロジェクトの一環として行われたものです。主要拠点が全国9カ所にわたる理研では、ネットワーク構築および運用の多くは、拠点ごとに行われており、問題発生時の調査や新規ユーザーへのサービス展開において、時間や手間がかかるという課題を抱えていました。また、外部からのアクセスをセキュアに行うためのVPN接続の方式および運用が各拠点によって異なっていたため、複数拠点にまたがるプロジェクトに参加する研究者にとっては、従来型のVPN運用では利便性において問題がありました。VPNの運用における課題、問題を解決するために理研では、幅広い種類の端末で制約なく利用できると同時に、十分なユーザー数をサポートすることができるセキュアなSSL-VPNを求めていました。

理研は現在、VPN接続方式をSSL-VPNに統一し、外部からのアクセス先を1拠点に設置したBIG-IP APMに集約しています。認証は電子証明書による端末認証を使用しており、ユーザー端末は事前に配布された電子証明書で認証を受け、BIG-IP APMとの間にSSL-VPNのトンネルを張ります。BIG-IP APMが設置された拠点と他の拠点との間は広域イーサネットで接続されており、ユーザー端末はSSL-VPNのトンネルと広域イーサネットを介して、各拠点のシステムにアクセスすることが可能となります。BIG-IP APMによるSSL-VPN接続では、Windows、OS X(Mac OS)、iOS、Android、Linuxなど、幅広いOS端末に対応しています。

BIG-IP APMによるSSL-VPNの統合によって、Webブラウザから単一のURLにアクセスするだけでセキュアなVPN接続を開始できるため、ユーザーの利便性は大きく向上しました。また、すべての拠点に対するアクセスにおいて、BIG-IP APMにより統合されたSSL-VPNを使用するため、外部からの接続不能などの問題発生時の原因切り分けも容易です。さらに、ユーザー端末のOSバージョンアップにおいて、拠点ごとの個別検討が不要になり柔軟な対応が可能となりました。

理研 情報基盤センター 横浜ユニットの溝口 賢 氏は、BIG-IP APMの導入について、次のように述べています。
「BIG-IP APMでSSL-VPNを集約したことで、ユーザーの利便性は大幅に高まるとともに、VPN運用コストの削減など大きなメリットをもたらしました。今回のネットワーク統合プロジェクトにおいて、最も高い機器集約効果を発揮しているのは、BIG-IP APMによるSSL-VPNの統合です。」

理研は今後、VPNだけではなく、統合されたネットワークの他の部分に関しても、運用統合を進めていく計画です。

こちらの事例の詳細は、下記URLをご参照ください。
https://f5.com/jp/solutions/customer-stories/big-ip-15327

F5のBIG-IP Access Policy Managerについて詳しくは、下記URLをご覧ください。
https://f5.com/jp/products/modules/access-policy-manager

このプレスリリースは、下記URLよりご確認いただけます。
http://www.f5networks.co.jp/press/release/2015/1104.html

■ F5ネットワークスについて
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