ドイツの清掃機器メーカー・ケルヒャー社の日本法人であるケルヒャー ジャパンは、佐賀県と共同で「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト Powered by ケルヒャー」を、11月4日(月)より始動する。
同プロジェクトでは、佐賀県・嬉野市の岩屋川内ダムをキャンバスに、ケルヒャーの高圧洗浄機を用いて汚れを除去し、コントラストによって絵を描いて、自然と融合した壮大なアートの世界を生み出す。
プロジェクト始動の背景
「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト Powered by ケルヒャー」は、佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として展開する新プロジェクト「ゴジラ対(つい)サガ」の始動を機に発足する。
「サガプライズ!」は、佐賀県の情報発信による地方創生プロジェクト。2015年7月より情報を発信しており、企業やコンテンツなどとのコラボレーションにより、佐賀県の地域資源の磨き上げや地域のさらなる活性につなげている。
「ゴジラ対(つい)サガ」は、10月30日(水)に始まった新たなプロジェクト。今年70周年を迎える「ゴジラ」と佐賀県の形がほぼ同じで、対(つい)になっていることから、ゴジラを「佐賀県かたち観光大使」に任命してスタートした。
ドイツの洗浄チームが壁面にゴジラを描く
岩屋川内ダムは、佐賀県嬉野市・鹿島市・杵島郡白石町を流れる塩田川水系の治水対策として1974年に完成。その歴史は水系のダムの中で最も古く、半世紀の間、地元住民を水害から守りつづけ、今年竣工50周年を迎える。
「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト Powered by ケルヒャー」では、ケルヒャーのドイツ本社から、同プロジェクトのために特別に編成された洗浄チーム「チームNick」が来日。チームリーダー・Nick Heyden氏をはじめ、洗浄作業を担当するロープテクニシャンのJens Kranhold氏や、アートの下書き作業にあたる計測担当のWalter Mohr氏ら精鋭7名が揃う。
「チームNick」は、ケルヒャーの業務用高圧洗浄機で汚れを除去し、きれいに清掃した面とそうではない面のコントラストによりゴジラの絵を浮かび上がらせる。キャンバスとなる壁面の大きさは、サッカーグラウンドに匹敵するのだそう。
また、洗剤や薬品などを使用せず水だけで洗浄するため、環境にも優しいアート制作となっている。
このダムアートは、11月4日(月)に制作を開始し、11月22日(金)に完成予定だ。
洗浄の過程に迫るSNS企画
岩屋川内ダムの洗浄開始から完了までの一連の作業工程は、11月14日(木)より、ケルヒャー公式InstagramとXで順次公開される。
また、11月14日(木)~19日(火)には、佐賀県ならではの特別な景品が抽選で当たる参加型クイズ企画「ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト クイズ」も開催。完成に向けてのダムアートの制作プロセスを、楽しみながら知ることができる。
景品は、A賞「佐賀牛ステーキ(200gx5枚)+ロース焼しゃぶ・すき焼き用(500g)」とB賞「さがびより 6kg+有明海一番のり(18袋)」を用意する予定。応募方法は、後日ウェブサイトにて発表される。
ケルヒャー ジャパンのダムアートプロジェクト
ケルヒャー ジャパンは、ケルヒャーの18番目の現地法人として1988年に設立された。
2008年には、日本法人設立20周年記念事業として、日本で初めてとなるダムアートを制作。栃木県にある松田川ダムに、ドイツ人アーティストのクラウス・ダオヴェン氏によって巨大な花のアートを浮かび上がらせ、現地の人のみならず、多方面から反響を得た。
ケルヒャーについて
ケルヒャーは、1935年の創立以来、革新的な技術開発を続けてきた。高圧洗浄機をはじめ、床洗浄機、スイーパー、スチームクリーナーなど、家庭用から業務用まで3,000種類もの清掃機器は、世界約190カ国で愛用されている。
また、総合的な清掃技術を活かし、ニューヨークの自由の女神やリオデジャネイロのキリスト像、東京・日本橋など、世界的に有名な建造物や彫像の洗浄・再生を手がける文化貢献活動も行っている。
岩屋川内ダムの壁面に壮大なスケールで描かれるダムアートに注目したい。
■ケルヒャー ジャパン公式SNS
Instagram:https://www.instagram.com/karcher_japan
X:https://x.com/karcherjapan
(Higuchi)