トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

株式会社オプトロニクス社

【会期中何回でも視聴可能】東大発ベンチャーのコアメンバーが解説!「光量子コンピューター実用化の展望とその技術」

このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社オプトロニクス社(東京都新宿区 代表取締役社長:島田 耕)は10月7日~11日,東大ベンチャー「OptQC」CEOらによるウェビナー「光量子コンピューター実用化の展望とその技術」を開催する。

世界で進む量子コンピューターの開発だが,その方式は一つではなく,様々な試みがされており,現在主流とされる超電導量子ビットを用いる方式では,欧米企業によって研究用のモデルが製品化され,研究所や大学に納入が始まっている。

しかし,この方式の量子コンピューターは動作に極低温や真空を必要とし,今後十分な性能を発揮するのに必要な数の量子ビットを用意するには,冷凍機や真空ポンプなど,大型で消費電力の高い装置を大規模に導入する必要性があるため,そこがボトルネックとなっている。


イメージ

一方,光を量子ビットとして用いる光量子コンピューターは,動作に真空や極低温を必要とせず,サーキットを周回する車のように光を同一の光路内で回すことで,少ない量子ビットでも実質的にその数を増やすことができるため,こうしたボトルネックを解消できると考えられている。

今回,光量子コンピューターの基礎から,量子コンピューター全般の課題である誤り耐性についてまで,9月2日に設立された東大ベンチャー「OptQC」のCEOと技術アドバイザーを含めた3人が解説をする。会期中は何度でも見ることができるので,深い理解に役立つだろう。

同社は光量子コンピューターを製造することができる技術力を持ち,早い段階で製品化を実現することで,欧米で開発が進む超電導量子ビット方式のディファクトスタンダート化を防ぐことを狙う。光量子コンピューターとは何か,という知的好奇心はもちろん,将来100兆円とも言われる光量子コンピューター市場の参入に興味を持つ方にも是非参加していただきたい。
【セミナー名】光量子コンピューター 実用化の展望とその技術
【日時】2024年10月7日(月)~10月11日(金)
【形態】Vimeoによるオンデマンド配信(※開催期間中はいつでも,何度でもご覧になれます)

【プログラム】
光量子コンピュータ:情報処理のパラダイムシフト
~基礎研究から開発へ、実用化のロードマップ~
OptQC株式会社 CEO 高瀬 寛 氏
さまざまな物理系で基礎研究が行われた2020年ごろまでは、量子コンピュータの黎明期であった。現在は量子計算の大規模化や誤り耐性化が目標となり、国家プロジェクトや野心的なスタートアップにより量子コンピュータの実用化が目指される成長期に突入したといえる。光量子系は、大規模な量子計算を簡単に実現できる点と、情報処理のクロック周波数を非常に高くできる点で、他方式のあらゆる量子・古典情報処理を凌駕する可能性を秘めている。
本セクションでは、光量子コンピュータの実用化に向けた展望と、開発過程においてどのような応用が考えられるかを紹介する。【45分】

光量子コンピュータ:情報処理のパラダイムシフト
~超高速大規模量子計算プラットフォームの実現方法~
OptQC株式会社 技術アドバイザー アサバナント ワリット 氏
量子計算機の多くは量子性を利用することで、様々なタスクにおいて現状の計算機より計算速度が上がることが期待される。量子操作やデータ取得のクロック周波数の効率が計算速度に影響する大きな要因の一つであり、そのクロック周波数を早くすることで、量子計算機の恩恵を最大限引き出すことができる。光では量子コンピュータの候補の中でも圧倒的な高キャリア周波数を有しており、高クロック周波数の計算機として期待されている。
本セクションは、光の進行波としての性質を利用した超高速且つ大規模な量子計算プラットフォームの実現方法を講演者らの研究に基づいて解説する。その最大の特徴は時間領域の直交位相振幅に情報をエンコードすることで、光通信技術と親和性の高い高速なプラットフォームを実現することができる。【45分】

光量子コンピュータ:情報処理のパラダイムシフト
~汎用型誤り耐性量子計算機の実現に向けて~
東京大学 遠藤 護 氏
光量子コンピュータは室温大気圧環境下で動作可能な超高速量子計算機が実現できるプラットフォームとして着目されており、基本的な大規模量子計算もすでに実現されている。光量子コンピュータの最大の課題は非線形な演算が困難であることにある。これは光と物質の相互作用、つまり非線形光学定数が小さいことに起因する。また、他の物理系同様、誤り訂正を可能にするための技術もまだ発展途上である。これらの課題は、非ガウス型量子状態という特殊な量子状態と、非線形フィードフォワードという操作によって解決することができるが、これまでは技術的な課題も多く実現は難しいとされてきた。ごく最近になって、様々な要素技術や生成手法の理論のめざましい発展により、これらの課題に対処できることが現実的となってきている。
本講演では、講演者らの最近の研究を中心に、誤り耐性型光量子コンピュータ実現に向けた研究を解説する。【45分】

【受講料】 33,000円(税込、講演資料代を含む)
      同一企業で2人目以降は半額の16,500円(税込)
【申込締切】10月10日(木)
【詳細・お申込み】https://www.opt-seminar.jp/seminar/light-quantum02
【お問合せ】(株)オプトロニクス社
   セミナー内容に関するお問合せ:杉島
   お支払いに関するお問合せ:光岡
   E-mail:seminar@optronics.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る