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鹿島

「藻場の保全・再生及び漁業資源増殖のための連携に関する協定」を締結

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 鹿島(社長:天野 裕正)は、葉山町(町長:山梨 崇仁)および葉山町漁業協同組合(代表理事組合長:角田 正美)と、「藻場の保全・再生及び漁業資源増殖のための連携に関する協定」を締結しました。

  当社技術研究所・葉山水域環境実験場(神奈川県三浦郡葉山町)の位置する葉山町沿岸では、2016年頃から魚介類の産卵・生息・生育の場、ならびに水質浄化等、多面的な機能を有する藻場※の減退が進んでいます。これに対し当社は、藻場の保全・再生に繋がる、全国各地域に生育する固有の大型海藻類を年間を通じて生産できる技術を保有しています。葉山町沿岸域でも本技術を活用し、当地域から採取・保存・培養したアラメやカジメの種苗を用いた藻場の再生試験を、葉山町漁業協同組合の協力のもと進めています。
※ アラメ、カジメ、ワカメ、ヒジキなど、多年生又は単年生の海藻類が一定の密度で生育する場のこと

 これらの背景から、葉山町、葉山町漁業協同組合、鹿島の3者は、残存する藻場の保全、減退した藻場の再生および海藻養殖の生産性向上を図るため、次の取組みを連携して行うことを目的に、本協定を締結しました。
1.藻場の保全・再生に関すること
2.藻場の保全・再生による漁業資源の増殖に関すること
3.上記2項目の周知啓発・教育に関すること

なお、3者による協定調印式を昨日執り行いました。調印式の概要は以下のとおりです。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/116603/table/35_1_b9c81e229fd4de0877b60be109dd6993.jpg ]

  
参考情報
 鹿島は2006年度に、葉山町漁業協同組合、地元ダイビングショップ、葉山町立一色小学校と「葉山アマモ協議会」を設立しました。
 「葉山アマモ協議会」では、ウニの除去活動、カジメのスポアバック(胞子を撒く)活動、陸上生産したカジメの種苗設置等、藻場の再生活動を行うとともに、一色小学校における「地域の藻場再生と漁業」に係る特別授業や同校の児童とアマモの苗づくりを行っています。
 また2022年度には、鹿島が開発した地域固有の大型海藻類を再生・保全する技術を活用し、「葉山アマモ協議会」として、ワカメ場、カジメ場、海藻養殖の合計で46.6t-CO2/年のJブルークレジット(R)※を取得しました。
 「葉山アマモ協議会」の取組みの一部は、国(水産庁)の「水産多面的機能発揮対策交付金」を活動費に充てており、葉山町も補助金を交付しています。
※ ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が認証・発行・管理する独自のカーボンクレジット

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