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ファーウェイ、英サリー大学5Gイノベーション・センターへの協力を強化

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5G技術のイノベーションにおいて、ICT産業のエコシステム・パートナーとのオープンで協調的な取り組みを重視

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は11月4日、英国のサリー大学(イングランド・サリー州ギルフォード)に設置された5Gイノベーション・センター(5GIC)との今後の協力に関する詳細を発表しました。

5GICは、第5世代携帯電話(5G)向け無線技術の研究・試験を目的として設立された世界最先端の独立機関です。5GICの取り組みの一環として、ファーウェイは他の技術パートナーと共同でサリー大学構内に世界初の5Gテストベッド(実際の運用環境に近づけたテスト用プラットフォーム)を構築し、新たな5G無線技術のテストを実施していきます。ファーウェイは5GICの設立メンバーとして、テストベッドで使用する大規模無線アクセスに必要な設備と専門的な知見を提供しており、今後さらに総額500万ポンド(約9億875万円※1)を提供し、5GICの取り組みを支援していきます。これは、2018年までに5G無線技術の研究開発に6億米ドル(約686億7600万円※2)を投資するというファーウェイの計画の一部をなすものです。

今回、構築するテストベッドは、3つのフェーズを経て2015年9月の完成が予定されています。第1フェーズは2015年4月までに運用可能となる見込みで、その後、5GICの研究者や業界パートナーがこのテストベッドを共同で活用し、将来の通信規格の確立に向け、先進技術の開発・試験に積極的に取り組んでいきます。

5G無線技術は、モバイル・ブロードバンドでかつてない1秒あたり1ギガビットから10ギガビットというデータ通信速度を実現し、ヘルスケア、交通、テレマティクス、スマート・シティ、エンターテインメントなどの分野における機器間通信(M2M通信)でさまざまな応用が可能であり、無線通信に変革をもたらします。

英国情報通信担当大臣のエド・ヴェイジー氏(Ed Vaizey)は、5GICとファーウェイの協力について次のように述べています。「英国はサリー大学とファーウェイの今回のコラボレーションなどにより、5G無線技術の開発において最前線に立っています。こうした取り組みから、今後もイギリスはイノベーションにおける国際拠点であり続けると同時に、次世代モバイル技術開発の中心地となっていくと確信しています」

ファーウェイの無線ネットワーク部門 最高技術責任者である童文(トン・ウェン)博士は次のように述べています。「ファーウェイは、“よりつながった”社会、ビジネス、経済を構築する上で欠かせない将来技術の研究・開発に注力していますが、この実現には5G無線技術の確立が欠かせません。私たちは、サリー大学の5GICとの取り組みを通じて、オープンで協調的な環境で最先端の5G無線技術の試験を進め、5G構想の実現を目指していきます」

サリー大学教授であり、5GICセンター長を兼任するラヒム・タファゾリ(Rahim Tafazolli)氏は今後ついて次のように述べています。「5GICは、ファーウェイをはじめとする通信業界のグローバル・リーダーとの緊密なコラボレーションを通じて次世代通信を実現するという、前例のない取り組みを進めています。今後、世界最先端のテストベッドを用い、概念実証、規格の検証、ベンダーの相互運用性の試験を実施していきます。さらに新たな5G技術の登場にともない、このテストベッドも徐々にアップグレードし、アプリケーションやサービスにおける新たな可能性を探っていきます。5GICの設備は世界中のパートナーに開放されています。今後はさらに、中小企業や新興企業の皆様が自社のイノベーションが5G技術に対応しているかどうかを低コストでテストしたり、そうしたイノベーションをより多くの業界関係者に紹介したりする手段を提供していきます」

5G無線技術テストベッドにおける2015年の活動計画

開発の第1フェーズでは、超高密度ネットワークに対するクラウドベースの無線アクセス・ネットワークの立ち上げと検証に取り組み、かつてない通信容量を実証します。その後、5G用に設計されたSCMA(Sparse Code Multiple Access)などの新たな波形の検証へと進みます。

また、テストベッドが完成する2015年9月には、サリー大学構内全体を網羅する5Gネットワークが稼動し、約17,000人の学生・職員が最新の通信技術を利用可能となる見込みです。2018年までには5G技術に関するデモンストレーションを実施する計画です。

5GICについて

5GICは、5G無線技術に関する独自の大規模実験施設とエンド・ツー・エンドのネットワーク・テストが可能な専門的なラボを備えた世界初の5Gに特化したセンターであり、通信技術に関する研究・イノベーションの国際拠点です。このコンソーシアムのメンバーであるエアロフレックス(Aeroflex)、エアコム・インターナショナル(AIRCOM International)、英国放送協会(BBC)、ブリティッシュ・テレコム(BT)、EE、富士通ラボラトリーズ・ヨーロッパ(Fujitsu Laboratories of Europe)、ファーウェイ、Ofcom、ローデ・シュワルツ(Rohde & Schwarz)、サムスン(Samsung)、テレフォニカ(Telefonica)、ボーダフォン(Vodafone)、アスコム・インターナショナル(Ascom International)、ローク・マナー(Roke Manor)、コネクテッド・デジタル・カタパルト(Connected Digital Catapult)、ITRI、EM3は、人材、専門的知見の提供などを通じてさまざまな貢献をしており、その総額は5,500万ポンド(約99億9,625万円※1)以上に達しています。このほか、イングランド高等教育財政審議会(Higher Education Funding Council of England、HEFCE)が管理する英リサーチ・パートナーシップ投資基金(UK Research Partnership Investment Fund、UKRPIF)から1,160万ポンド(約21億830万円※2)の助成金を受けています。

5GICは、主要ICTサービス・プロバイダー、ネットワーク機器メーカー、端末メーカー、試験装置ソリューション・プロバイダーと共同で、5Gネットワークに向けた革新的なソリューションと通信規格の開発に取り組み、5GICのパートナーだけでなく、より広範な経済およびコミュニティに大きな価値をもたらしていきます。(http://www.surrey.ac.uk/5gic/

サリー大学について

サリー大学は、世界レベルの研究拠点として、また卓越した教育・研究機関として名高い英国屈指の総合大学です。同大学の革新的な研究は、生活のあらゆる領域で直接的な価値をもたらしており、産業競争力の維持やヘルスケア、医薬、宇宙科学、環境、通信、防衛、社会政策といった分野の進歩に貢献しています。同大学の科学技術に関するカリキュラムは広く認知されており、舞踊・音楽、社会科学、経営、言語、法律のカリキュラムも充実しています。サリー州ギルフォードの郊外にある150ヘクタールのキャンパスに加えて、サリー・リサーチ・パークを所有・運営しており、110社の企業が施設を利用し、各社に勤務する従業員計2,750人の雇用を創出しています。サリー大学は、英ガーディアン紙が発表する2015年度大学ランキングで第6位となりました。(http://www.surrey.jp/

※1 1ポンド=181.75円で換算(2014年11月4日現在)

※2 1米ドル=113.58円で換算(2014年11月4日現在)

【ファーウェイについて】

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーです。お客様志向のイノベーションとお客様との強い信頼関係により、通信ネットワーク、端末、クラウド分野におけるエンド・ツー・エンドの競争優位性を確立しています。ファーウェイは通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく献身しており、競争力の高いソリューションおよびサービスを170か国以上で提供し、世界人口の三分の一にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。

日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube:http://www.youtube.com/user/HuaweiDeviceJPをご覧ください。

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