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国連WFP、イラク・アンバール県で食糧支援再開

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アンバール県(イラク)-国連WFPは、イラク西部アンバール県で早急に支援を必要とする7万6,000人に食糧を届けるべく、4ヶ月ぶりに同地で食糧支援活動を再開しました。

国連WFPは今週、戦闘で荒廃した同県のラマディ市とヒート市で避難生活を送る家族に対し、最初の食糧支援を行いました。今回の食糧配給を合わせると、国連WFPが6月中旬以降イラク国内で支援した人数は計83万8,000人に上ります。

戦闘により、避難民を取り巻く状況は悪化する一方です。イラク国内全体で、150万人以上が避難生活を強いられています。その多くが、水や食糧、生活必需品を手に入れることができないままです。

ジェーン・ピアーズ国連WFPイラク事務所長は、「イラクでの食糧危機の状況を把握したうえで、国連WFPは、数日中に新たな食糧搬入経路を確保し、アンバール県南部などの不安定な地域に暮らす家族に食糧を届ける予定です」と話しました。

国連WFPは、サウジアラビアからの多額の拠出金などを用いて、この数週間、イラクでの食糧支援活動を拡大しています。

写真は、国連WFPスタッフと挨拶を交わすイラク避難民。Copyright: WFP/Alessandro Pavone

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