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公立大学法人 県立広島大学

約500年前の戦国大名のごちそう「毛利食」再現プロジェクト「サムライゴゼン弁当」として期間・数量限定で販売

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「戦国期毛利氏の饗応食」を  三原港で開催中の食のイベント「ミハラゴーマルシェ」で提供   県立広島大学健康科学コース

  県立広島大学(広島市南区宇品東1-1-71、中村健一理事長兼学長)人間文化学部健康科学科(現地域創生学部健康科学コース)では戦国時代の武将・毛利元就の、約500年前の「饗応食」を再現するプロジェクトに平成29年度から取り組んできました。1549年、毛利元就が山口の大内義隆を訪ねた際の饗宴の膳の数々で,学生たちが古文書をひもといたレシピを作成、再現しました。これが「サムライゴゼン弁当」(写真左)として期間限定、数量限定で1100円(税込)で販売されています。
 広島県全域で開催されている大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」(~12月31日)に合わせて、三原港エリア(三原市)で実施中の食のイベント「ミハラゴーマルシェ」で週末中心に、2日前までの予約販売を受け付けています。製造は三原市須波の「古民家カフェ&宿 むすび」が担当しています。

■砂糖,醤油を使わない「ご膳」
 メニューは▷ふくめ鯛(鯛そぼろ)▷焼物(手羽塩焼き)▷丸かい(ムール貝酒蒸し)▷大蛸(味噌焼き)▷卯花いり(イカと青菜の煮物)▷ひじき(味噌煮)▷かまぼこなどで,仕入れによって多少の入れ替えがあります。メニューはひじきの味噌あえ▷卯の花いり▷手羽先の塩焼き▷ムール貝の酒蒸し▷大蛸▷ふくめ鯛▷かまぼこなどで、仕入れによって多少の入れ替えがあります。
 当時の饗応では3膳10献が提供され、夜通しかけてもてなしました。弁当はその一部で当時、砂糖は貴重で醤油もなかったため、味付けには「酒、味噌、塩、ハチミツ、だし」を使っています。かつて使われたキジ肉は鶏肉で代用しています。今年2月に「むすび」で実施した外国人向けモニターツアーでは2膳を提供、「日本酒に合う」などと好評でした。

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