キヤノンは、プロフォトグラファー向けインクジェットプリンターの新製品として、“imagePROGRAF PRO-1000”を2016年2月25日より発売します。インクジェット印刷において重要な、インク・プリントヘッド・画像処理エンジンのコア技術を刷新し高画質プリントを実現しています。
imagePROGRAFホームページ:canon.jp/imageprograf-pro
新製品は、プロフォトグラファーのニーズに応える高画質と高生産性を実現しているほか、プラグイン画像処理ソフトウエアによってキヤノンが持つレンズ交換式カメラとの連携をさらに強化しています。デザイン面においては、キヤノンのカメラ用交換レンズ群の中でも最高水準の性能をもつ製品に象徴される「レッドライン」を本体に施しています。
■ 高画質を実現するコア技術を刷新
新規色材を採用した12色の「LUCIA PRO」インク(11 色顔料インクとクロマオプティマイザー)を搭載しており、従来機種「PIXUS PRO-1」(2012年6月発売)に比べて、色域が拡大し暗部の表現力が向上しています。特に、ブルーインクを採用することで、青色暗濃部をより豊かに表現します。また、新画像処理エンジン「L-COA PRO」により大容量の画像データの高速処理が可能となり、最適な色表現を実現します。さらに、新プリントヘッドは従来機種に比べてノズル数が1.5倍増加しており、1秒間に吐出するインク数も増加し安定した高画質プリントが可能です。
■ 高生産性を実現する安定した本体機構
本体に強度の高いフレームを採用することで、プリント時の本体の揺れを抑制しているほか、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」シリーズで好評を得ている「Air Feeding System(エアーフィーディングシステム)」により、空気の吸引力を活用することで、用紙搬送時の紙浮きを防止し、インクの着弾精度が向上しています。また、手差しトレイからの給紙において用紙が斜めに入ることを補正する「斜行補正機構」を搭載しており、用紙の厚さにかかわらず安定した給紙を実現します。