出世の目的は「給与」と「裁量権」。理想の育成は「具体的に、良い点を褒めて」欲しい
価値観軸で企業と出会えるZ世代キャリア支援AI「BaseMe(ベースミー)」を運営する株式会社ベースミー(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:勝見 仁泰)は、24~27卒の新卒世代450名を対象に、「出世欲と理想のマネジメント」に関する調査を実施しました。
調査では、新卒生の約6割が出世に意欲ありと回答。「若手の管理職離れ」という定説を覆す結果が判明しています。
調査サマリ
- 新卒世代の6割が出世したい
- 出世を目指す理由「給与」「裁量権」「転職や独立に役立ちそう」
- 理想のマネジメント「具体的なフィードバック」と「褒めて」育てて
- 出世したい層ほど「フランクな関係」を希望
- 5~10歳上の「程よい距離感」の上司がちょうどいい
実は新卒世代の6割が出世したい

24~27卒の新卒世代、450名に「働く会社で出世したいですか?」と尋ねたところ、「したい(92名)」と「ある程度はしたい(179名)」を合わせ、計271名が出世に意欲を見せました。
全体の6割の学生が将来のキャリアアップに対して前向きな意欲を持っていることが分かります。「出世について考えたことがない」と回答した人も、94名存在しました。
出世を目指す理由「給与」「裁量権」「転職や独立に役立ちそう」

出世を希望する271名に対し、その理由を尋ねたところ「給与や待遇を上げたいから」が213名で最多となりました。高い地位=高い給与というのは真っ先に思いつくイメージですが、その他の回答はどうでしょうか。
給与以外で最も支持を集めたのは「裁量権を持って仕事がしたい」80名で、自身の意思で仕事をコントロールできる状態を重視する傾向が伺えます。次に、「転職や独立の際に役立ちそう」42名が続きます。新卒世代は、次のキャリアのためのステップとして出世を捉えている人もいるようです。
出世を目指さない理由は、「プライベート重視」「責任負いたくない」

出世を望まない層(85名)の理由としては、「プライベートの時間を大切にしたいから」が45名で最多、次いで「責任を負いたくないから」が42名で続きました。
「いずれ辞めるから」と回答した人も17名いました。
理想のマネジメント「具体的なフィードバック」「褒めて」

理想のマネジメントスタイルを尋ねたところ、全体450名のうち201名が「良い点・改善点の具体的なフィードバック」189名が「褒めて育てて欲しい」と回答し、圧倒的な支持を集めました。
「成長につながるなら厳しく指導して欲しい」は最下位、「基本は任せて欲しい」が次に低い結果となりました。新卒世代は、手厚く優しいマネジメントスタイルで育成されたいと考えているようです。
「フランクに話せる距離感」を119名が求めるものの、「業務以外には深入りせず、距離感を保ってほしい」も114名が支持。
ただでさえ、なり手が不足する管理職ですが、メンバーマネジメントの難易度も上がっているようです。
出世意欲の高い層271名のみ絞ってみてみると「業務以外には深入りせず距離を保ってほしい」と「フランクに話せる距離感がいい」の支持に大きな差が見られました。
距離を保ってほしい出世意欲層が32名に対して、フランクな距離感を求める層は84名でした。出世意欲の高い人材ほど、上司との積極的な関わりを求めている傾向が見て取れます。
5~10歳上の「程よい距離感」の上司がちょうどいい

「どんな上司にマネジメントされたいか」を質問しました。全体では「特に気にしない」が124名と最多でした。属性(年齢・性別・社歴)に縛られないフラットな価値観を持つ人が多いようです。
次に、「程よい距離感の5~10歳の年齢差の上司」が110名、「話しやすい年齢差が5歳以内の上司」が51名で続き、合わせて161名が「年齢が10歳までの上司」を求めていることが分かりました。
出世意欲のある層にのみ絞ると、最も支持を集めたのは程よい距離感の5~10歳の年齢差の上司で、271名中81名でした。次に、年齢差が5歳以内の上司が47名で続き、「特に気にしない」を選んだのは37名でした。
出世したいと考えている層の方が、入社後の理想の環境を具体的にイメージしているようです。
株式会社ベースミー代表取締役CEO:勝見 仁泰のコメント
「若手は管理職になりたがらない」--そんな言説をよく耳にしますが、今回の調査結果はそれを覆すものでした。新卒世代の約6割が上昇志向を持っており、彼らの『出世欲』は、自らの裁量で人生を切り拓こうとする主体的な意欲の表れです。
ただし、新卒世代が理想とするマネジメントの形は明確に変化しています。これからの企業に求められるのは、単なる「褒め」という心地よい言葉だけではなく、個人の市場価値を高めるための「具体的なフィードバック」を仕組み化することです。
調査で特筆すべきは、出世意欲が高い層ほど、上司とのフランクな関係性を求めているという点です。また、5~10歳上の上司も高い支持を集めました。新卒世代は、数年後の理想の姿を体現する若手リーダーの存在や、そうしたリーダーとの共創が、自身の成長のガソリンになると考えているようです。
新卒社員のみならず、社員の定着と育成は、どの企業においても重要な課題です。フラットな関係性の中で、プロフェッショナルとして互いに高め合う。そんな新しい組織のあり方が、今まさに求められていることを実感しました。
ベースミーでは、新卒世代の成長意欲と、それに応える企業の価値観がつながる場の創出を、引き続き目指してまいります。
■プロフィール
代表取締役CEO 勝見 仁泰(かつみ きみひろ)
1998年、東京都生まれのZ世代。実家が八百屋であり幼少期から商いやものづくりに興味を持つ。自身の就活の原体験から、ベースミー(旧:アレスグッド)を学生起業。AIを中心としたテクノロジーと”価値観マッチング”で学生と企業をつなげる次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe」を運営する。2024年から一年でトヨタ自動車、JT、アクセンチュアなど150社以上がサービス導入。世界を変える30歳未満30人のアジア人「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」”のConsumer Technology部門で選出。
■調査概要
- 調査対象:24~27卒の大学生
- 有効回答数:450名
- 調査方法:インターネット調査
- 調査時期:2025年12月
- 調査機関:株式会社ベースミー