~最新基盤導入とユーザーインターフェース刷新でオンプレミス環境でのデータ連携を安全・安心に実現~
株式会社セゾンテクノロジー(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:葉山 誠、以下セゾンテクノロジー)は、オンプレミス向けデータ連携プラットフォーム「DataSpider Servista 5(データスパイダー・サービスタ・ファイブ)」を2026年2月9日に提供開始します。
本製品は、ノンプログラミングでデータ連携処理を開発できるEAI/ETL*1のパッケージ製品「DataSpider Servista」のメジャーバージョンアップであり、中小から大規模まで企業のオンプレミス環境下にあるレガシーシステムやクラウドサービスなど、さまざまなシステムに散在するデータを相互に接続できます。

「DataSpider Servista 5」の開発環境(DataSpider Studio)画面イメージ
背景
近年、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が推進される中、ITシステムをクラウド環境に移行するクラウドリフトやクラウドシフト、また、各業務に応じたさまざまなSaaSを導入する動きが進んでいます。一方で、メインフレームやオフコンに代表される旧来からの基幹系システムや、データを扱う上でのセキュリティポリシーの関係から、企業内の閉じられたネットワーク環境でLinuxやWindowsサーバーのアプリケーションなどを運用し続けていることが多いのも実情です。
そのような中、クラウドやSaaSなどのモダン環境と、従来のオンプレミス環境が混在することでITシステムは複雑化しており、データが各システムに散在していることで、システムやネットワーク間の壁がデータを活用する上での課題となっています。
この度、「つくる」から「つなぐ」をコンセプトにした「DataSpider Servista 5」が、企業の中でばらばらとなっているシステムのデータを疎結合するデータ連携プラットフォームとして、企業のデータ活用を強力に支援します。
「DataSpider Servista 5」の概要
「DataSpider Servista」は、システムの接続方法やデータフォーマットの違いを意識することなく、ノンプログラミング・ノーコードでクラウドやSaaS、業務アプリケーションやデータベースなど、さまざまなタイプのシステム間をつなぐデータ連携プラットフォームです。オンプレミス環境下のアプリケーションとして約50ものアダプタにより、クラウドやデータベース、アプリケーションなどさまざまなシステムと接続し、大容量のデータを高速に連携します。
この度、Ver4系からVer.5にメジャーバージョンアップした「DataSpider Servista 5」では、Java実行基盤や開発環境のユーザーインターフェースが刷新され、使用感やパフォーマンスの向上、またセキュリティの強化が図られています。
「DataSpider Servista 5」の特長は次の通りです。
- Java21に基盤を刷新し内部処理の最適化やメモリ管理改善による大規模データ処理および多数同時接続時の安定性向上
- 開発クライアントにWindows 11ベースの最新デザインを採用しユーザビリティが向上、またWeb版の「DataSpider Studio for Web」に統合
また、Ver.5.x以降では、クラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS) である「HULFT Square」との連携をさらに進め、レガシーシステムとモダンデータスタック間のデータ連携強化とAI・データ活用までの一貫したデータマネジメントを提供していきます。 具体的には、データリネージュやメタデータ管理、生成AIによる自動スクリプト作成やデータ項目のマッピングレコメンド、また、「DataSpider Servista」と「HULFT Square」のユーザーインターフェースの共通化および「HULFT Square」経由でのログインやログ管理などの機能強化を予定しています。
【本体製品】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/118454/table/103_1_34e141887c31a866f65f5a934f15ac87.jpg?v=202512171045 ]
【ライセンス詳細】
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/118454/table/103_2_debc6b805325db7055e82ebbbe9827f3.jpg?v=202512171045 ]
※保守、追加ライセンスなどその他のライセンス詳細については、弊社または販売パートナーまでお問い合わせください。
*1 EAIは Enterprise Application Integrationの略で複数の異なるシステムやアプリケーションのデータ連携を行う、ETLはExtract(抽出)、Transform(変換)、Load(ロード)の頭文字でデータを加工する一連のプロセスを指す
*2 Windows Serverの各エディション(Standard/Datacenter/Essentials)が対象
*3 Windowsの各エディション(Pro/Enterprise)が対象
セゾンテクノロジーについて
データインテグレーターであるセゾンテクノロジーは、 「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や ITサービスをグローバルに展開し、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用を提供しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。
- セゾンテクノロジー:https://www.saison-technology.com/
- HULFT製品サイト:https://www.hulft.com/
商標関連
- 「HULFT」は、セゾンテクノロジーの商標または登録商標です。
- その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。