~現・元従業員への流動性提供を目的とした株式公開買付けを発表~
- Stripe を利用した事業の総決済額は、前年比 34% 増の 1.9 兆ドル (約 300 兆円) を超え、世界の GDP の約 1.6% に相当
- 決済事業以外の Stripe の収益と財務の自動化を実現する製品スイート (Revenue and Finance Automation: RFA)も急成長を遂げており、今年中には年間経常収益が 10 億ドル (約 1,500 億円) に達する見込み
- Stripe はダウ平均株価構成銘柄の 9 割、およびナスダック 100 指数の 8 割の企業に採用されており、2025 年に新たに Stripe の利用を開始した企業は、過去最高のパフォーマンスを記録

プログラマブルな金融サービスを構築する Stripe は、2025 年度年次報告書を公開したほか、1,590 億ドル (約 25 兆円) の評価額で公開買付を実施し、Stripe の現・元従業員に流動性を提供することで投資家と合意したことを発表しました。本公開買付けの資金の大半は、Thrive Capital や Coatue、アンドリーセン・ホロウィッツ (a16z) などをはじめとする投資家によって提供されますが、Stripe の自己資金も一部、株式の買い戻しに充当される予定です。
2025 年度年次報告書では、併せて Stripe を利用したビジネスの総決済額は前年比 34% 増、世界の GDP の約 1.6% に相当する 1.9 兆ドル (約 300 兆円) を達成したことを発表しました。 Stripe の利用を開始した企業は、過去最高のパフォーマンスを記録しています。また、決済事業以外でも Stripe Billing や Invoicing、Tax などを含む Stripe の収益と財務自動化を実現する製品スイート (Revenue and Finance Automation: RFA) は急成長を遂げており、今年中には年間経常収益が 10 億ドル (約 1,500 億円) に達する見込みです。
2025 年度年次報告書はこちら:https://stripe.com/jp/annual-updates/2025
Stripe の共同創業者であるパトリック・コリソン (Patrick Collison) とジョン・コリソン (John Collison) は、2025 年度年次報告書内で次のように述べています。
「Stripe のプログラマブルな金融サービスは、直接利用および各種プラットフォーム経由を含め、現時点で 500 万社を超える企業に利用されています。これには、主要な AI 企業すべてをはじめ、ダウ平均株価構成銘柄の 90%、ナスダック 100 指数の 80%、さらに誕生したばかりのスタートアップ企業の相当数 (デラウェア州で設立される法人の 25% が Stripe Atlas を利用して設立) にまで広がっています。また、Stripe は引き続き高い収益性を維持しており、昨年は 350 件以上のプロダクトアップデートを実施するなど、製品開発への積極的な投資を継続するとともに、戦略的な買収も推進しています。」
Thrive Capital のパートナーであるカリーム・ザキ (Kareem Zaki) 氏は、次のように述べています。
「10 年にわたるパートナーシップを通して Stripe の取り組みを間近で見てきた私たちは、Stripe がインターネット経済を支える最高峰の金融インフラ基盤を構築したと確信しています。決済から請求管理、不正防止、税務対応まで、世界で最も急成長している企業から厚い信頼を得ています。中核事業はこれまでになく強固ですが、Stripe にとって最も変革的な歴史は、今まさに創られようとしています。エージェンティック コマースやステーブルコインなどの分野におけるリーダーシップを背景に、資金移動の未来においても Stripe の優位性は今後さらに拡大していくと信じています。」
Stripe を導入した新規ビジネスが記録的なスピードで急成長
2025 年に新たに Stripe を利用し始めた企業は、Stripe 史上最も高いパフォーマンスを記録しています。2025 年には、過去最多となる企業が新たに Stripe を利用し、そのうち 57% が米国外を拠点としています。
2025 年に新規参入した企業は、2024 年に新規参入した企業と比較して約 50% 速いスピードで成長を遂げています。特に、創業からわずか 3 か月以内に年間経常収益 (ARR) が1,000 万ドル (約 15 億円) に到達した企業数は、2024 年の実績と比較して 2 倍に増加しています。
さらに、Stripe Atlas を通じて設立された企業は、より早く収益化を実現しています。2025 年には、Atlas 経由で設立されたスタートアップの 20% が設立から 30 日以内に最初の顧客への請求を実現しており、これは 2020 年の 8% から大幅に上昇しています。
Stripe 利用企業のグローバル化が加速、海外進出がデフォルトに
ここ数年で、デジタル事業にとっての国内市場とは、インターネットそのものを指すようになり、一か国ずつ市場を開拓していく従来のモデルは姿を消しました。
ChatGPT や Claude、Replit、Lovable、Base44、Vercel、Cursor、Midjourney など、広く知られている AI 企業のほとんどが、初めから海外展開を前提として誕生しています。Stripe を利用し、収益の大半を海外から得ている企業においては、その収益の 30% が自国の市場や世界主要経済国トップ 10 でもない国から得られています。
Stripe の共同創業者であるパトリック・コリソン (Patrick Collison) とジョン・コリソン (John Collison) は、2025 年度年次報告書内で次のように述べています。
「これは単に、海外ユーザーという”ロングテール”から得られる付加的な収益の話ではありません。多くの場合、”ロングテール”こそがビジネスの大部分を占めているのです。」
AI のための経済インフラを構築
AI エージェントが自律的に商取引を行うエージェンティック コマースは、現在構築と現実世界での試行フェーズへと移行しています。エージェンティック コマースの将来的な成功は、初期のインターネットのように、一律の相互運用性にかかっています。
Stripe はこの転換期に備えて、AI 研究所や小売業者、主要な e コマースプラットフォームなど、幅広いパートナーと共に以下のような基盤整備を進めています。
- Agentic Commerce Protocol (ACP) の開発: OpenAI と共同で、AI プラットフォームとビジネス間の共通言語となる、オープンスタンダードな技術プロトコル ACP を開発しました。
- Agentic Commerce Suite の提供開始: 企業が一度の導入で、複数の AI インターフェースやプロトコルを通じて販売を可能にするツールをリリースしました。現在、Anthropologie や Urban Outfitters、Etsy、Coach、Kate Spade などの主要ブランドが導入を進めています。
- Shared Payment Tokens (SPT) の導入: 購入者の決済情報を公開することなく、エージェントが支払いを開始できる新しい決済トークンを導入しました。 Stripe を利用していない企業でも利用可能です。
- マシン決済の開始: ステーブルコインによるマイクロペイメントを活用し、API コールや MCP 利用、HTTP リクエストに対して、開発者がエージェントへ直接課金できる仕組みを構築しました。
- ChatGPT および Copilot との連携: OpenAI との提携により、ChatGPT 内での初の購入体験を実現しました。Microsoft とも同様の機能を Copilot に導入すべく取り組んでいます。
Coatue Management 創業者およびポートフォリオマネージャーの フィリップ・ラフォン (Philippe Laffont) 氏は次のように述べています。
「AI 時代において、Stripe は世界のトップクラスのスタートアップやエンタープライズ企業と共に、トークン エコノミーの最前線における金融レイヤーのデフォルトとしての地位を確立しつつあります。AI エージェントが商取引に参入を始める中、世界規模での決済や資金移動を支えるパートナーとして、多くの企業が Stripe を選択しています。」
ステーブルコインの導入が急増
2025 年にビットコインの価格は急落したものの、ステーブルコインの決済額は約 4,000 億ドル (約 60 兆円) へと倍増しました。そのうち約 60% が B to B 決済によるものと推定されています。また、昨年 Stripe が買収したステーブルコイン プラットフォームの Bridge の取扱高は、4 倍以上に成長しました。
7 月には 1 億 1,000 万以上のウォレットを支える Privy を買収し、さらに 9 月には、Paradigm と共同で立ち上げた、決済特化型ブロックチェーン Tempo を公開しました。Tempo の導入により、企業は決済専用レーンや 1 秒未満での決済、オプトイン方式のプライバシー保護、コンプライアンスおよび会計システムとの相互運用性といった、現実の経済活動を支えるために不可欠な機能を利用できるようになります。
アンドリーセン・ホロウィッツ (a16z) のゼネラル・パートナーのアレックス・イマーマン (Alex Immerman) 氏は次のように述べています。
「Stripe は常に最も重要なテクノロジーの転換点に自らを適応させてきました。最初は e コマースや SaaS、そして今は AI エージェントやステーブルコインといった領域で、15 年以上にわたり、絶え間なく進化し続けています。インターネット経済における金融インフラを構築し続ける Stripe は、次世代の野心的なビルダーや持続する企業にとって、まさに『デフォルト』と言えるプラットフォームとなりました。私たちは 2010 年以来のパートナーであることを誇りに思うとともに、本日その提携をさらに深められることを大変喜ばしく思っており、さらに提携を深められることをさらに楽しみにしています。」
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Stripe について
Stripe は、プログラマブルな金融サービスを構築する企業です。世界の何百万もの企業が Stripe を利用して、オンラインおよびでの決済や組込型金融、収益モデルのカスタマイズを推進し、より収益性の高いビジネスを築いています。サンフランシスコとダブリンに本社を置く Stripe は、世界の GDP の 1.3% に相当する年間 1.4 兆 ドル (約 210 兆円) 以上の決済を処理しています。Stripe を利用する企業には、Fortune 100 の半数、Forbes Cloud 100 の 80%、Forbes AI 50 に選出されている企業が含まれています。AI とステーブルコインにフォーカスを置いた事業拡大と研究開発への投資を通じて、Stripe はグローバル経済における最先端技術の普及に貢献しています。
詳しくは https://stripe.com/jp をご覧ください。