法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、第11回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。
「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査サマリー
●1位「任天堂」、公務員は順位を下げる結果に
今回の調査では、「任天堂」が2回ぶりに1位を獲得しました。
2位「国家公務員」、3位「Google」、4位「地方公務員」、「Apple」の順となっています。
これまで上位常連であった公務員が順位を下げ、ランキングの顔ぶれや順位に変化が見られる結果となりました。
●製造業や日常生活で身近な企業が人気
トップ20には、製造業9社がランクインしたほか、IT・情報サービス業(Google、NTTデータ、楽天グループ)や、生活に身近な商品・サービスを提供する企業(サンリオ、しまむら、イオンなど)が名を連ねました。
●「プライベート」や「ワークライフバランス」を重視、希望年収は低下傾向
希望年収は前回同様「600~800万円」が最多となるも、「800万円以上」を望む割合は低下し、全体的に希望年収が下がる傾向がみられました。一方、将来望む就業観では「プライベート」や「ワークライフバランス」を重視する回答が増加しており、仕事と私生活の両立や働き方に対する意識の広がりがうかがえます。
▼本調査の詳細はこちら
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
▼動画版はこちら 「YouTube リスモンちゃんねる」
https://youtu.be/XxbymmBdvu0
調査概要
・調査名称 : 第11回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査
・調査方法 : インターネット調査
・調査エリア : 全国
・期間 : 2025年8月25日(火)~8月27日(水)
・調査対象者 : 大学1年生および2年生の男女個人
・有効回収数 : 600サンプル
調査結果
(1)製造業や日常生活で密接に関わる企業が人気
「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」の1位は「任天堂」(回答率4.7%)、次いで2位「国家公務員」(同3.7%)、3位「Google」(同3.5%)となりました。以下、「地方公務員」、「Apple」(同3.2%)、「サンリオ」(同3.0%)、「ソニー」(同2.8%)、「味の素」(同2.7%)、「トヨタ自動車」(同2.5%)、「ソニー・ミュージックエンタテインメント」(同2.5%)と続きました。
過去10回の調査のうち、8回で公務員がトップ2を占めていましたが、今回の調査では「任天堂」が2回ぶりに1位となったほか、前回8位の「Google」が3位にランクインしたことで、「地方公務員」はトップ3から陥落しました。
また、新たにトップ20にランクインした6社を含む16社が前回調査から順位を上げており、人気企業の顔ぶれや順位に変化がみられる結果となりました。
業種別にみると、製造業が多数を占める傾向に変わりはないものの、IT・情報サービス業(Google、NTTデータ、楽天グループ)が3社ランクインしている点や、生活に身近な商品・サービスを扱う企業(サンリオ、しまむら、イオンなど)が上位にランクインしている点が特徴です。日常生活に密接に関わるブランド力が学生の志望に影響していることがうかがえます。(図表A)
なお、ランキングトップ100については図表Bにまとめています。(図表B)
※各企業を「選択した理由」(自由回答)については、リスモンホームページの調査結果レポートをご参照ください。

図表A

図表B
(2)文系は幅広い業界、理系は製造業が人気
文理別に集計すると、文系学生ではトップ2の「公務員」以外は、エンターテイメント、出版、食品など、多様な分野が志望先として挙げられています。他方、理系学生では理系学生では、「任天堂」、「三菱ケミカル」、「Apple」、「イオン」、「大塚製薬」、「旭化成」など、専門性を発揮できる製造業が志望先として挙げられ、研究・開発分野への関心の高さがうかがえます。(図表C)

図表C
(3) プライベートや、ワークライフバランスを重視する回答が増加
将来望む就業の形を聞いたところ、最も多かったのは「プライベートを優先させたい」(回答率19.3%)で、「出世して高収入を得たい」(同18.0%)、「ワークライフバランス重視で仕事をしたい」(同17.0%)、「優良企業で安定的に働きたい」(同15.5%)の順となりました。 前回調査では「出世して高収入を得たい」が最多回答でしたが、今回はプライベートや、ワークライフバランスを重視する回答が増加しています。さらに属性別で見ると、1年生や男性は「出世・高収入」志向が、2年生や女性は「プライベート優先」志向が強い傾向が見られました。(図表D)
将来望む就業の形と、就職活動のための準備活動の関係性を集計したところ、「アルバイト」、「資格取得のための勉強」、「授業・ゼミナール履修」に取り組んでいる学生はいずれも2割以上となった一方で、3人に1人は「特に何もしていない」ことが明らかとなりました。「プライベートを優先させたい」や「出世して高収入を得たい」と考える学生においても、4割近くは「特に何もしていない」と回答しており、希望に対して行動が伴っていない学生の多い様子が表れています。(図表E)

図表D

図表E
(4)希望年収は600万~800万が最多、全体では低下の傾向
就職先選定において重視する点を聞いたところ、「給与額」(回答率42.5%)が前回調査に続き最多となり、次いで「勤務地」(同28.2%)、「福利厚生」(同25.5%)が続きました。前回調査から引き続き待遇面を重視する傾向が見られます。男女別に見ると、女性では「残業時間」、「有休の取得しやすさ」、「育児・介護休業制度」などのワークライフバランスに関連する項目の回答率が、男性に比べて高い結果となりました。(図表F)
さらに、「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「600~800万円」(回答率19.3%)が最多となり、前回調査と同様でした。一方で、「800万円以上」(合計回答率29.3%)を望む割合が前回(同42.8%)から13.5ポイント低下し、「400万円未満」(同21.3%)が8.5ポイント増加、全体としては希望年収が低下していることが読み取れます。(図表G)

図表F

図表G
(5)就活生ランキングとの違いは「安定志向」と「身近さ」に表れる
2025年5月に実施した「第11回 就職したい企業・業種ランキング(就活生ランキング)」と本調査を比較すると、就活生ランキングでは公務員がトップ2を占めたほか、銀行(三井住友銀行、三菱UFJ銀行)や鉄道業(JR東日本、JR西日本)がランクインしました。
これに対し、本調査では、エンターテイメント関連企業(任天堂、サンリオ、ソニー・ミュージックエンタテインメント)や菓子製造業(カルビー、明治)など、生活に身近な企業がランクインしており、志向の違いがみられました。(図表H)

図表H
総評
第11回となる本調査では、これまでトップの常連であった公務員が順位を下げ、「任天堂」が2回ぶりの1位となりました。また、検索サービス、スマートフォンを提供する外資系テクノロジー企業や食料品・日用品製造業、エンターテイメントサービス提供企業などが上位にランクインしており、日常生活に密接に関わる企業に人気が集まっていることがわかりました。
大学1、2年生が持つ就業観については、出世・高収入志向が依然として高く、最低限実現したい年収は、正社員の平均年収530万円(令和5年分 民間給与実態統計調査)より高い「600万円以上」が約半数を占めています。一方で、前回調査と比べると「800万円以上」の高年収を希望する割合が大幅に低下し、「400万円未満」を希望する割合が増加しており、年収に対する考え方の変化が見られます。また、「プライベート」や「ワークライフバランス」を重視する傾向が高まっていることから、関心は「安定」や「高収入」だけでなく、「私生活の充実」にも広がっている様子がうかがえます。
こうした価値観が見られる一方で、就職活動の準備については、3人に1人が「何もしていない」と回答しています。「高収入」や、「安定」、「私生活の充実」の両立を実現するためには相応の取り組みが必要ですが、就職活動を本格的に迎える前段階にある大学1、2年生には、理想と現実との間に大きなギャップがあると想像できます。
就職に対する理想と現実のギャップを埋め、自身が思い描く社会人生活を実現するためにも、就職活動開始までの1~2年間を有効に活用し、学業に加えて学生時代ならではの経験を重ねながら、将来に向けた準備を進めていくことが期待されます。
リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら: https://www.riskmonster.co.jp/study/research/
リスクモンスター株式会社
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ会員数は、2025年9月末時点で14,710(内、与信管理サービス等8,072、ビジネスポータルサイト等3,034、教育事業等3,079、その他525)となっております。
【会社概要】
社名:リスクモンスター株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
代表取締役社長:藤本 太一
設立:2000年9月
上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)
HP:https://www.riskmonster.co.jp/