~事業性融資渉外業務に続き、個人ローン業務の改革を推進~
フューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:東 裕二、以下フューチャーアーキテクト)は、株式会社常陽銀行(本社:茨城県水戸市、頭取:寺門 一義、以下常陽銀行)向けに2014年に構築した事業性渉外・融資支援システム(JAST)*1に対し、個人ローン業務機能を追加開発して2015年8月にリリースしたことをお知らせいたします。
常陽銀行は、目指す姿を「地域の未来を協創するベストパートナーバンク」とする第12次中期経営計画(平成26年度~平成28年度)を展開しています。同行は、目指す姿の実現に向けた5つの基本戦略のひとつに「現場力の革新」を掲げ、JASTなどを活用した営業プロセスの高度化、BPRの定着・発展に向けた継続的なBPRの推進態勢の構築を進めています。今回、先行して業務の改革と高度化を進めてきた法人渉外・融資業務に次いで、個人ローン業務についても改革の実施を決定しました。
フューチャーアーキテクトはこれを支援すべく個人ローン業務BPRプロジェクトを推進しました。本プロジェクトのポイントは以下のとおりです。
事業性融資業務とのワンプラットフォーム化
渉外・融資支援システムに個人ローン業務機能を追加開発し、システムを使い分けることなく事業性融資と個人向け融資の両方の業務を遂行できるようにすることで、業務を効率化します。
案件管理から融資実行までを一気通貫化
案件管理から融資実行に至る業務プロセスを整理したうえで、案件管理・契約書自動印字・実行までのプロセスを渉外・融資支援システム上で一気通貫することで、業務処理に費やす時間を大幅に削減すると同時に、新たな営業時間を創出します。
関連システムとの連携による融資事務の効率化・堅確化
個人ローン審査システムとの案件情報の連携とホストシステムへの実行情報の連携を実装したことで、重複入力の廃止など業務の効率化や迅速化とともに、入力・転記ミスを防止して融資事務を堅確化します。
今回リリースした追加機能は個人ローン業務BPRプロジェクトの第一段階として住宅ローン業務を対象としており、次段階は無担保ローン業務を対象として2016年5月のリリースに向けて引き続きプロジェクトを推進していきます*2。フューチャーアーキテクトは次世代に向かって飛躍を目指す常陽銀行のIT戦略パートナーとして、同行の第12次中期経営計画の実現に向け、IT活用による同行全体の業務の生産性向上や効率性の高い業務運営体制づくりなどの取り組みを今後も引き続き支援していきます。
*1
常陽銀行は平成23年度から25年度にかけての第11次中期経営計画において法人顧客向けビジネスの強化に取り組んできました。特に法人顧客向けの営業活動においては、「営業活動時間の創出(量の拡大)」と「顧客をよく知る営業活動(質の向上)」の本格的な改革を追求し、これを実現するための業務改革の一環として渉外・融資支援システム(JAST=Joyo banker’s AssiStant Tool)を開発しました。
*2
事業性融資と個人向け融資の業務をすべてワンプラットフォーム化し関連システムとの連携頻度も高めることにより、融資案件の審査回答スピードの大幅な向上を図ります。また、事務集中部署もBPRの対象として業務効率化を図り、案件数が大幅に拡大しても増員することなく対応できる体制を整えます。
==================================================
フューチャーアーキテクトは、『SKYBANK』をはじめ金融機関向けのソリューションメニュー
『Future Banking Solution(FBS)』の展開に力を入れています。
金融業務とITの分野での、業務コンサルティングサービスからシステム構築・導入、運用・保守まで、
一貫して顧客ニーズに合わせた最適なサービスを提供します。
■主要サービスメニュー
◆業務領域サービス
「渉外・融資業務改革」、「経営管理高度化」、「お客様の声/CS改革」
「SKYBANK」、「KeyMan」
◆ IT領域サービス
「ITコスト適正化/ITデューデリ」、「IT中計策定」、「勘定系選定」、「PMO支援」
■SKYBANKサービスメニュー
・営業支援サービス
・事務支援サービス
・経営管理サービス
・生産性分析サービス
==================================================