ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 長尾 裕 以下ヤマト運輸)は、10月18日(水)、羽田クロノゲートにおいて、仕分け作業に携わるスタッフのモチベーションと品質向上を目的に「ベースマスターズ2017」を開催いたしましたので、お知らせいたします。
1.「ベースマスターズ2017」開催の目的
全国に69ヵ所ある宅急便などの荷物の仕分けを担当するベース店(物流ターミナル)には、フルタイマー社員・パートタイマー社員などを合わせて、作業担当スタッフが約42,000名在籍しています。この作業担当スタッフが日頃の業務のなかで積み重ねた技能や取り組みを全国規模で披露する機会を創出することで、社員一人ひとりのモチベーションを高め、小集団で業務改善活動を行う「ベース・グループ・マネジメント(BGM)」の取り組みを活性化させ、仕分け作業の品質を向上することを目指して2015年より全国大会を開催しています。
2.大会概要
(1) 開催日:平成29年10月18日(水)
(2) 開催地:羽田クロノゲート(東京都大田区羽田旭町11-1)
(3) 開催内容 :
■ ベース品質技能コンテスト(各支社代表3名 計30名出場)
年末繁忙期の初日に、新人作業担当スタッフがいる場面を想定し、声掛けなどのチームワーク、丁寧な
荷扱い、正確性、安全性、所要時間などの効率性について審査
1.流し作業部門:新人作業担当スタッフへ適切に指示を出しながら荷物を安全にベルトコンベアへ
2.積み付け部門:新人作業担当スタッフが担当している仕分けエリアに応援に入り、荷物をロールボックス
パレットへ迅速に積み付ける
■ BGM改善活動発表会(各部門3グループ 計9名出場)
ベース作業の改善活動について発表し、活動の自主性、創意工夫、全員参加、継続性、水平展開性などを
審査
1. グループ部門:全国から選抜されたグループの改善活動について、小集団のリーダーが発表
2.統括グループ長部門:全国から選抜された改善活動について、統括グループ長が発表
3.管理者部門:ベースマネジメント事例について、本社が推薦するベース長が発表
3.大会結果
(1)ベース品質技能コンテスト
1.流し作業部門

2.積み付け作業部門

(2)BGM改善活動発表会
1.グループ部門

2.統括グループ長部門

【長尾社長総評】
多くの荷物が仕分けされるベース作業の中で、目の前を流れている荷物を単なるモノものとして見ず、社訓にあるように、その一つ一つにお客さまの気持ちが込められているということを意識して作業がなされていました。また、数多くのスタッフによって支えられていますが、小集団の中で役割を明確にし、コミュニケーションを図りながら一人ひとりが活躍をしているという日頃の姿が伝わってきたことをうれしく思います。これからも全国のベースの仲間が、それぞれの担当する地域で、豊かな社会の実現に貢献し、仕分けをする荷物の先にあるお客さまの満足を高めていきましょう。
【大会のようす】
■ ベース品質技能コンテスト

(左)流し作業部門:声を掛け合いながら作業を実施
(右)積み付け作業部門:新人作業担当スタッフへ積み付けについてアドバイス
■ BGM改善活動発表会 ■ 表彰式

(左)グループ部門で最優秀賞を受賞した岩手ベースの発表
(右)統括グループ長部門の受賞者(前列中央の3名)と長尾社長(後列左から4番目)