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認定特定非営利活動法人カタリバ

東日本大震災を経験した子どもが語る「わたしを動かした“がんばれ”じゃない言葉」

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震災をきっかけに生まれた伴走支援の経験を、当事者の語りから次の災害へつなぐ企画

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、東日本大震災から15年を迎えるにあたり、震災を経験した子どもが、当時そばにいた大人と交わした「忘れられない一言」を集めた企画「『がんばれ』じゃない言葉が、わたしを動かした」を2026年2月1日より公開しました。

あわせて、2月1日~3月31日までの期間中、NPOカタリバのX・Instagramで特定の投稿をシェアすると、シェアにつき100円が、災害時の子ども支援の寄付につながる取り組みを実施します。

この取り組みにより、震災によって「失われたもの」だけでなく「生まれたもの・育まれたもの」に焦点を当てる企画です。

大震災を経験した子どもにどんな支援が必要か。15年前、答えのないなかで始まった子ども支援

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、死者・行方不明者は約2万人以上、住宅被害は約57万棟を超え、地域の暮らしやつながりは被害を受け、多くの人が長期にわたる影響を受けることとなりました。(*1)

そのなかで子どもたちは、家族や友人との別れ、転居や転校、遊び場や習い事の喪失など、環境の急激な変化に直面しました。不安や孤独を抱え、将来を描きにくい状況におかれた子どもも少なくありませんでした。

東日本大震災のような大規模災害を経験した子どもへの心のケアや支援については、当時、十分なエビデンスや確立された手法がある状況ではありませんでした。

災害直後は、物資支援や心のケア、学習支援など多くの支援が届けられましたが、子どもの年齢や環境によって影響の現れ方も異なり、画一的な対応が難しいなかで、現場では一人ひとりの子どもに向き合いながら、関わりを模索する必要がありました。

明確な答えがない状況でも、被災地での子ども支援は短期間で完結するものではないことは明らかでした。長い時間をかけて、目の前の子どもと関係を築き続けることが、支援の出発点となっていました。

また国は2011年度から2025年度までの15年間を、東日本大震災の「復興・再生期間」と位置づけてきましたが、その枠組みは本年度でひとつの区切りを迎えます。

制度や予算には区切りがある一方で、被災地で行われてきた子ども支援の実践や、そのなかで培われてきた関わりや知見を、どのように次につないでいくのかが、いま改めて問われています。

*1 内閣府 防災情報のページ「特集 東日本大震災」
https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/63/special_01.html

3.11をきっかけに生まれ、続いてきた「伴走」という日常に寄り添う支援

カタリバは、震災直後から岩手県大槌町、宮城県女川町、福島県双葉郡などで、学習支援や子どもの居場所づくりに取り組んできました。現在も岩手県大槌町、福島県双葉郡で拠点を運営しています。

カタリバをはじめ、被災地で活動する子ども支援団体は、こうした背景のもと「伴走支援」という形での取り組みを継続してきました。

伴走支援とは、困りごとが起きたときだけ対応する支援ではなく、子どもの日常や成長の過程に継続的に関わり続ける支援の形です。支援する側・される側という関係に固定するのではなく、親や先生とは異なる立場の大人が、継続的に関わり続けます。継続的な関係があるからこそ、変化に気づくことができ、子どもが安心して悩みや挑戦を共有できる土台が生まれます。

こうした子どもと伴走者の関係は、災害をきっかけに生まれ、時間をかけて育まれてきました。しかし、その関わりが子どもにどのような影響を与えてきたのかは、これまで十分に語られる機会がありませんでした。

震災から15年が経ち、当時子どもだった当事者は、いま20代・30代となり、それぞれの人生を歩んでいます。

本企画は、伴走支援を受けた当事者が語る、時間を経ても忘れられない一言を手がかりに、伴走者との関係性・支援の意義を改めて考える取り組みです。

子どもだった当事者と伴走者で交わされた 「あのときの一言」は、いまの人生にどう残っているのか

本企画「『がんばれ』じゃない言葉が、わたしを動かした」は、震災当時に子どもだった当事者と、そばで伴走してきた大人(伴走者)との関わりを「忘れられない一言」を手がかりに伝える取り組みです。

震災によって失われたものに目を向けるだけでなく、震災をきっかけに生まれ、時間をかけて育まれてきた関わりや経験にも目を向けることも同時に大切にしていきたいと考えています。

■企画内容
【特設サイト】
「がんばれ」じゃない言葉が、わたしを動かした
https://shinsai15.katariba.or.jp

【本企画の位置づけ】
●震災をきっかけに生まれた「伴走支援」が、当時の子どもにどのように残り続けているかを「忘れられない一言」を手がかりに伝える企画
●過去の支援を振り返るだけでなく、その価値を伝えながら、次の災害時の子ども支援につなげる

【内容】
●震災当時に子どもだった当事者と伴走者との間で交わされた「忘れられない一言」をエピソードとして収集・公開
●特定のSNS投稿(X・Instagram)をシェアすると、1シェアにつき100円がNPOカタリバの災害時子ども支援「sonaeru」へ寄付される

▼カタリバ公式 X
https://x.com/katariba/status/2017388157944402127
▼カタリバ公式 Instagram
https://www.instagram.com/p/DUJ64bLkySo/

【エピソード例】

「きょうも来たね」震災後、街が壊滅的な状態になり居場所を失っていた高校時代、通っていた子どもの居場所で毎回かけられたのが「きょうも来たね」という言葉でした。その一言が「ここにいていい」と思わせてくれました。

「"被災者"じゃなくて、きみの話が聞きたいんだよ」家も家族も無事だった私は、被災体験を語ることに、どこか違和感を感じていました。そんなときにかけられたのが、「“被災者”じゃなくて、きみの話が聞きたいんだよ」という一言でした。被災の有無ではなく、自分が何を感じてきたのかを語っていいのだと気づきました。

企画担当者のコメント

私は宮城県気仙沼市で、中学3年生のときに東日本大震災を経験しました。卒業式や入学式もないまま始まった高校生活では、行き場のない日々を過ごしていました。

あのとき、全国や世界各地から、被災地に多くの「がんばれ」という言葉が届きました。
励まされる一方で、「どうがんばればいいのだろう」「がんばり続けなくてはいけないのかな」と、戸惑うこともありました。

そんな中で出会った大人たちとの関わりが、私を支えてくれました。
「それでいいよ」「一緒に考えよう」と声をかけてもらい、高校生でもまちのためにできることがあると知りました。
今振り返ると、あのとき必要だったのは「がんばれ」ではなく、立ち止まってもいいと認めてくれる言葉や、挑戦を応援してくれるような言葉だったのだと思います。

震災をきっかけに受けた支援への恩返しをしたいという思いから、現在はカタリバに参画し、災害時の子ども支援にも関わっています。
この感覚は、私ひとりのものではありません。
被災地で子ども時代を過ごした人たちの声を集め、次の世代につなげたい。そんな思いから、この企画を立ち上げました。

ご寄付での協力企業・団体様の募集について

本企画では、震災から15年という節目に、次に起こる災害に備えた子ども支援をご寄付で支えてくださる企業・団体様を募集しています。

企画期間中、特設サイトで公開されるエピソードをNPOカタリバのX・Instagram公式アカウントからシェアすることで、1シェアにつき100円が、災害時子ども支援「sonaeru」へ寄付される仕組みです。本企画への応援として、ご寄付でのご協力をお願い申し上げます。

集まったご寄付は、次に起こる災害時に、子どもたちをすぐに支えるための備えとして活用してまいります。この節目に過去を振り返るだけでなく、次の災害への備えをともにつくる仲間として、企業の皆さまとも連携していきたいと考えています。

また、企画の趣旨に共感し、発信面などでご協力いただける企業・団体からのご相談も受け付けています。ご寄付・ご協力に関するご相談は、下記の問い合わせフォームより受け付けています。

https://www.katariba.or.jp/corporation/contact/a/

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育っても、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年以降は経済的事情を抱える家庭にオンライン学習支援を行う、メタバース空間を活用し不登校の子どもたちを支援するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 :東京都中野区中野5丁目15番2号
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp

■問い合わせ
取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。
https://www.katariba.or.jp/report/(担当:カタリバ広報 阿部)

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