JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、経済産業省資源エネルギー庁からの受託事業である国内石油天然ガス基礎調査の一環として、西津軽海域において平成28年4月20日から三次元物理探査船「資源」により石油天然ガス胚胎の可能性の把握に向けた初の日本人主体による物理探査を実施致します。
JOGMECは、資源エネルギー庁から国内石油天然ガス基礎調査を受託し、三次元物理探査船「資源」により、本邦周辺の海域において、平成30年度末までに累計約6.2万㎢の海域の探査を行うことを目標にしています。探査は着実に進捗しており、毎年約6千㎢、平成27年度末までに累計約4.3万㎢の探査を実施しました。
JOGMECは国からの受託事業のもと、ノルウェーのPetroleum Geo-Services(PGS社)から操業に必要な技術移転を受けてきましたが、この度、初の日本人主体による探査を実施することになりました。この探査に先立ち4月20日に函館港にて、出航式を開催します。
■探査の概要
[表1: http://prtimes.jp/data/corp/12624/table/142_1.jpg ]
■参考
(1) 「資源」の概要
[表2: http://prtimes.jp/data/corp/12624/table/142_2.jpg ]

三次元物理探査を行う「資源」は資源エネルギー庁が平成20年2月にPGS社から導入し、三次元物理探査船の運航管理、探査の実施をJOGMECが国から受託しています。「資源」は特殊船であり高度な操船技術が必要とされることからJOGMECがPGS社から技術移転を受けながら運行しています。
(2) 探査海域図

(3) 三次元物理探査の概念図1

(4) 三次元物理探査の概念図2

「資源」の船尾に設置した圧縮空気発生装置(エアガン)から音波を発生させ、地下の地層境界から反射してくる音波信号を探査船が曳航するストリーマーケーブルに埋め込んだ受信器で受信します。探査時の船速は3~5ノット、原則24時間連続で探査を行います。
(5) 「資源」による探査の様子

「資源」後方にエアガン、更に後方に展開されているストリーマーケーブル
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000126.html?mid=pr_160415