アジアのダンスプラットフォームー22回目の開催
1996年、若手振付家の発掘・育成 と コンテンポラリーダンスの普及 を目指しスタートした「横浜ダンスコレクション」。このフェスティバルのメインプログラムでもあるコンペティションは、時代を共有して身体と表現に新たな視線を向けるアーティストによる 振付の独自性に価値をおいています。
国内では唯一、毎年開催される国際的なコンテンポラリーダンス・フェスティバルのコンペティションで、若きアーティストが多くの海外フェスティバル・劇場関係者と出逢えるチャンスを得られる事もあり、毎回多くのアーティストがこのコンペティションに挑戦します。
今回は11ヶ国174組のアーティストからの応募があり、映像・書類審査を経て22組(コンペティションI、10組 / コンペティションII、12名)が選ばれ、2017年2月、横浜赤レンガ倉庫1号館の本選で作品を上演します。表現の可能性を信じ、創造の未来を切り拓く、意欲的な若き振付家の活躍を応援してください!

コンペティションI Competition I
11カ国138組の応募の中から、新しい身体表現への挑戦を試みる振付家10組が本選に臨みます。
本選:2017年2月11日(土)– 2月12日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
写真:2016年コンペティションI 審査員賞 Aokid×橋本匠 『フリフリ』
(C)塚田洋一
【本選出場者】(五十音順・ 年齢(2016年7月22日応募締切時点)/出身地)
荒 悠平 (30歳/青森)
北川 結 (30歳/神奈川)
黒須 育海 (28歳/埼玉)
鈴木 竜 (28歳/和歌山)
関 あさみ (30歳/北海道)
水越 朋 (27歳/神奈川)
ASK Dance Company (24~28歳/マレーシア)
Xiaoni Chang (38歳/中国)
Hosik Yang (32歳/韓国)
Ming-Hwa Yeh (33歳/台湾)
[表1: http://prtimes.jp/data/corp/14302/table/159_1.jpg ]

コンペティションII 新人振付家部門
Competition II New Choreographer Division
平均年齢22.4歳、最年少19歳から合計36名の応募がありました。本選では、25歳以下、これから本格的に振付家を目指す新人アーティスト12名が、チャレンジ精神あふれる作品を上演します。
本選:2017年2月9日(木) – 2月10日(金)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
写真:2016年コンペティションII最優秀新人賞 田村興一郎 『飼育員』
(C)塚田洋一
【本選出場者】(五十音順・ 年齢(2016年7月22日応募締切時点)/出身地)
江上 真子 (24歳/埼玉)
金井 崇 (21歳/埼玉)
上村 有紀 (25歳/千葉)
久保田 舞 (21歳/東京)
志村 知晴 (23歳/東京)
下島 礼紗 (23歳/鹿児島)
鈴木 隆司 (24歳/神奈川)
土屋 望 (24歳/岡山)
中川 絢音 (24歳/東京)
永田 桃子 (21歳/茨城)
蓮子 奈津美 (24歳/福岡)
横山 八枝子 (22歳/神奈川)
[表2: http://prtimes.jp/data/corp/14302/table/159_2.jpg ]

横浜ダンスコレクションの歴史:
1996年
バニョレ国際振付賞(フランス)のジャパンプラットフォームとして、“若手振付家の発掘・育成”と“コンテンポラリーダンスの普及”を目指して、スタート。
2000年
在日フランス大使館の協力により、「ソロ×デュオ・コンペティション」を開設し、ジャパンプラットフォームと同時開催。
2003年
会場を横浜ランドマークホールから、横浜赤レンガ倉庫1号館へ移す。
2005年
“ダンスマーケットの構築”を目指し、【横浜ダンスコレクションR】とリニューアル。
コンペティションは、アジアに門戸を開き、「ソロ×デュオ・コンペティション+(プラス)」として、グループ部門を新設。無料で楽しめるダンスプログラムも展開。海外の劇場などのディレクターやプロデューサーを招聘し、ネットワーク形成に努める。
2011年
参加アーティストの発信性を高めるため、【横浜ダンスコレクションEX】としてリニューアル。プログラムも更新し、「コンペティションI」に加え、振付経験を問わない「コンペティションII 新人振付家部門」を新設。“若手振付家の才能と創造を発信するダンスフェスティバル”として、また、国外に門戸を開く唯一の振付コンペティションとして評価を得る。海外の劇場やフェスティバルとのネットワーク形成と連携・協働に力を注ぐ。
2015年
20年目を迎え、アジアのダンスプラットフォームとして存在感を高める。
2016年
「平成27年度文化庁国際芸術交流支援事業」に採択される。過去受賞振付家や現代美術家など多彩なアーティストが参加。また、コンペティションの審査員として劇作家・演出家を迎える。
2017年
22回目の開催を迎え、横浜にゆかりが深く国内外で活躍するアーティストが、コンペティションの審査員として新たに参加。また、横浜美術館の企画展『BODY/PLAY/POLITICS』と共通テーマで、世界的に活躍するアーティストによる作品上演など多彩なプログラムを開催。