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医療法人社団鉄結会

【梅雨×子どもの皮膚トラブル調査】乳幼児の汗疹(あせも)経験率89.4%、間違ったケアで「とびひ」に悪化させた保護者が31.7%

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皮膚科医が教える正しいあせもケアと受診タイミング~保護者300名への意識調査~

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、子どもの汗疹(あせも)は軽症であれば清潔と涼しい環境を保つことで自然に改善しますが、かきむしって傷ができた場合や市販薬で3日以上改善しない場合は皮膚科を受診すべきです。特に注意すべきは、汗疹を放置・誤ったケアで「とびひ(伝染性膿痂疹)」に悪化させるリスクで、今回の調査では31.7%の保護者が経験していることが判明しました。

・乳幼児(0~6歳)を持つ保護者の89.4%が子どもの汗疹を経験
・31.7%が誤ったケアで「とびひ」に悪化させた経験あり
・皮膚科受診の適切なタイミングを「知らない」保護者が67.3%

用語解説
■ 汗疹(あせも)とは
汗疹(あせも)とは、大量の発汗により汗管(汗の通り道)が詰まり、汗が皮膚内に溜まることで生じる皮膚疾患である。赤い小さな発疹や水疱が特徴で、乳幼児は汗腺の発達が未熟なため特に発症しやすい。軽症であれば涼しい環境と清潔保持で改善するが、掻破により細菌感染を起こすと「とびひ」に悪化することがある。
■ とびひ(伝染性膿痂疹)とは
とびひ(伝染性膿痂疹)とは、黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などの細菌が皮膚に感染して生じる感染症である。水疱やびらんが「飛び火」のように次々と広がることから「とびひ」と呼ばれる。虫刺されやあせもを掻いた傷から細菌が侵入して発症することが多く、抗菌薬による治療が必要となる。
■ 汗管閉塞とは
汗管閉塞とは、汗を体表に運ぶ管(汗管)が何らかの原因で詰まる状態である。高温多湿環境での過剰な発汗や、汗が皮膚表面で蒸発せず留まることで生じ、汗疹(あせも)の直接的な原因となる。乳幼児は体表面積あたりの汗腺密度が高く、汗管も細いため閉塞を起こしやすい。

子どもの汗疹(あせも):自宅ケアと皮膚科受診の判断基準
[表: https://prtimes.jp/data/corp/56499/table/209_1_73756a04ff984fadaab8d744f6124abc.jpg?v=202606111045 ]
※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚外科・形成外科の専門クリニックを首都圏で6院展開する医療法人社団鉄結会・アイシークリニック(所在地:東京都新宿区、理事長:坂本隆太)は、梅雨シーズンの子どもの皮膚トラブルに関する実態を把握するため、0~6歳の乳幼児を持つ保護者300名を対象にインターネット調査を実施しました。

調査背景
梅雨から夏にかけての高温多湿な時期は、子どもの皮膚トラブルが急増します。特に乳幼児は体温調節機能や汗腺が未発達なため、汗疹(あせも)を発症しやすく、適切なケアを行わないと「とびひ(伝染性膿痂疹)」などの細菌感染症に悪化するリスクがあります。近年、インターネット上には様々なスキンケア情報が氾濫しており、保護者が正しいケア方法や受診タイミングを判断しにくい状況にあります。そこで当院では、保護者の実態と意識を調査し、適切な情報提供を行うことを目的として本調査を実施しました。

調査概要
調査対象:0~6歳の乳幼児を持つ全国の保護者(20~40代の男女)
調査期間:2026年5月18日~5月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名

調査結果
【調査結果】乳幼児の89.4%が汗疹を経験、梅雨~夏に集中
設問:お子様が汗疹(あせも)になった経験はありますか?

乳幼児を持つ保護者の89.4%が子どもの汗疹を経験しており、そのうち半数以上が「何度もある」と回答しました。乳幼児の汗疹は非常に一般的な皮膚トラブルであり、ほぼすべての保護者が対処法を知っておく必要があることがわかります。
【調査結果】6割以上が市販薬を使用、専門家への相談は2割未満
設問:汗疹ができた際、最初にどのような対処をしましたか?

最も多い対処法は「市販の塗り薬を使用」で41.3%でした。一方で、現在は推奨されていない「ベビーパウダーの使用」が17.0%と一定数存在し、誤った情報に基づくケアが行われている実態が明らかになりました。皮膚科受診は12.3%にとどまっています。
【調査結果】3人に1人が汗疹から「とびひ」に悪化させた経験あり
設問:汗疹から「とびひ」などの細菌感染症に悪化させてしまった経験はありますか?

31.7%の保護者が汗疹を「とびひ」に悪化させた経験があり、「悪化しそうになった」を含めると55.7%に上ります。とびひは感染力が強く、保育園・幼稚園での集団感染のリスクもあるため、早期の適切なケアと受診判断が重要です。
【調査結果】7割近くが受診タイミングを「知らない」と回答
設問:汗疹で皮膚科を受診すべきタイミングを知っていますか?

「明確に知っている」と回答した保護者はわずか11.7%で、67.3%が受診タイミングを「あまり知らない」「全く知らない」と回答しました。判断基準の周知不足が、症状悪化の一因となっている可能性があります。
【調査結果】「かきむしり防止」が最大の課題、半数近くが苦労
設問:子どもの汗疹予防・ケアで最も困っていることは何ですか?

最も多い困りごとは「かきむしりを止められない」で47.3%でした。乳幼児は痒みを我慢できず無意識に掻いてしまうため、就寝中のかきむしりによる悪化が多く報告されています。爪を短く切る、ミトンを使用するなどの物理的対策と併せた指導が必要です。

調査まとめ
本調査により、乳幼児の汗疹は89.4%の家庭で経験される非常に一般的な皮膚トラブルである一方、31.7%が「とびひ」に悪化させた経験を持ち、67.3%が適切な受診タイミングを把握していないことが明らかになりました。また、現在は推奨されていないベビーパウダーの使用が17.0%で行われているなど、誤ったケアの実態も浮き彫りになりました。梅雨から夏にかけての季節は特に注意が必要であり、正しい知識の普及と、悪化兆候を見逃さない早期受診の啓発が急務です。

医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、子どもの汗疹(あせも)の多くは適切なホームケアで改善しますが、「かきむしって傷ができた」「3日以上改善しない」「黄色い膿や水疱が出てきた」場合は速やかに皮膚科を受診すべきです。

汗疹は汗管の閉塞により生じる皮膚疾患で、乳幼児は体表面積あたりの汗腺密度が成人の約6倍と高く、汗管も細いため非常に発症しやすい状態にあります。軽症の汗疹であれば、涼しい環境を保ち、汗をかいたらシャワーで洗い流して清潔にすることで、2~3日で自然に改善します。

市販薬の使用については、軽度の炎症を抑えるカラミンローションや亜鉛華軟膏は比較的安全に使用できますが、ステロイド外用薬の自己判断での使用は控えてください。特に、かつて一般的に使用されていたベビーパウダー(タルク)は、現在では汗管を詰まらせ症状を悪化させる可能性があるため推奨されていません。

最も注意すべきは、汗疹から「とびひ(伝染性膿痂疹)」への悪化です。虫刺されやあせもを掻いてできた傷から黄色ブドウ球菌などが侵入し、水疱や膿疱が急速に広がります。とびひは抗菌薬による治療が必要であり、放置すると広範囲に拡大するだけでなく、家族や保育園の他の子どもに感染が広がるリスクがあります。

日本皮膚科学会の見解でも、乳幼児の皮膚トラブルは早期の適切な対応が重要とされており、保護者が「おかしいな」と感じた時点での受診を推奨しています。
【エビデンス】日本皮膚科学会のガイドラインでは、とびひ(伝染性膿痂疹)の治療において、原因菌に応じた適切な抗菌薬の選択と、病変部の清潔保持が基本とされています。また、皮膚科医としての臨床経験では、早期に適切な治療を開始した場合は5~7日程度で改善することが多いですが、放置して広範囲に拡大した場合は治療期間が2週間以上に延びることもあります。
汗疹(あせも)の正しいホームケア
・室温25~27℃、湿度50~60%の涼しい環境を維持
・汗をかいたらこまめにシャワーで洗い流し清潔に保つ
・通気性の良い綿素材の衣類を選び、こまめに着替える
・ベビーパウダーは使用しない(汗管閉塞のリスク)
・爪は短く切り、就寝時はミトン使用も検討
皮膚科受診が必要なサイン
・かきむしって傷やびらんができている
・3日以上経っても改善しない・悪化している
・黄色い膿や水疱、かさぶたが出てきた
・発熱や機嫌の悪さなど全身症状を伴う
・発疹が急速に広がっている
とびひ予防のポイント
・虫刺されやあせもは早めに適切なケアを行う
・かゆみが強い場合は皮膚科で抗ヒスタミン薬の処方を受ける
・傷ができたら清潔にして絆創膏や包帯で保護
・手洗いをこまめに行い、タオルの共用を避ける
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)
Q1. 子どもの汗疹(あせも)は市販薬で治りますか?
A. 軽症の汗疹は市販薬と適切なホームケアで改善しますが、3日以上改善しない場合は皮膚科受診が必要です。
調査では41.3%の保護者が市販薬で対処していましたが、31.7%が「とびひ」に悪化させた経験があります。カラミンローションや亜鉛華軟膏など、穏やかな作用の製品であれば使用可能ですが、ステロイド外用薬の自己判断使用は控えてください。3日以上改善しない、または悪化傾向がある場合は皮膚科を受診しましょう。

Q2. あせもが悪化したら皮膚科に行くタイミングは?
A. 「傷・膿・水疱」が出たら、または3日経っても改善しない場合は、速やかに皮膚科を受診してください。
本調査では67.3%の保護者が受診タイミングを「知らない」と回答しました。具体的な受診目安は、かきむしって傷ができた時、黄色い膿や水疱が出てきた時、発疹が急速に広がっている時、3日以上のホームケアで改善しない時です。特に黄色い膿や水疱は「とびひ」の可能性があり、抗菌薬治療が必要です。

Q3. 虫刺されから「とびひ」になる仕組みと予防法は?
A. 虫刺されを掻いてできた傷口から細菌が侵入することで「とびひ」が発症します。かきむしり防止が最も重要な予防策です。
とびひは黄色ブドウ球菌などが傷口から侵入して発症します。調査では47.3%の保護者が「かきむしりを止められない」ことを最大の困りごとに挙げました。予防策として、虫刺されには早めに抗ヒスタミン外用薬を使用し、爪を短く切る、就寝時はミトンを使用する、傷ができたら絆創膏で保護するなどの対策が有効です。

Q4. ベビーパウダーはあせもに効果がありますか?
A. 現在、ベビーパウダーのあせもへの使用は推奨されていません。かえって症状を悪化させる可能性があります。
調査では17.0%の保護者がベビーパウダーを使用していました。しかし、パウダーが汗と混ざって汗管を詰まらせ、汗疹を悪化させるリスクがあるため、現在の皮膚科学では推奨されていません。代わりに、シャワーでの清潔保持と涼しい環境の維持が基本的なケアとして推奨されています。

Q5. とびひになったら保育園は休ませるべきですか?
A. とびひは感染症のため、病変部が十分に覆えない場合や浸出液が多い場合は、医師の判断を仰いだ上で登園を控えることが推奨されます。
とびひは接触感染するため、患部を衣服や包帯で覆い、他の子どもへの感染を防ぐ必要があります。抗菌薬治療を開始して24~48時間経過し、患部が乾燥してきた段階で登園可能となるケースが多いですが、園の規定や医師の判断により異なります。調査でも31.7%が「とびひ」への悪化を経験しており、集団感染予防の観点からも早期治療が重要です。
放置のリスク
・汗疹を放置・誤ったケアにより「とびひ」に悪化し、治療期間が長期化
・とびひが広範囲に拡大し、家族や保育園での集団感染を引き起こす
・重症化により抗菌薬の内服や点滴治療が必要になる場合がある
・繰り返す皮膚トラブルにより、乳幼児のアトピー性皮膚炎発症リスクが上昇する可能性
こんな方はご相談ください|受診の目安
・かきむしって傷やびらんができている
・黄色い膿や水疱、かさぶたが出てきた
・3日以上のホームケアで改善しない・悪化している
・発熱や機嫌の悪さなど全身症状を伴う
・発疹が急速に広がっている

クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科・形成外科の専門医療機関として、乳幼児から成人まで幅広い皮膚トラブルに対応
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で、土日祝日も診療可能
・小さなお子様連れでも受診しやすい環境を整備
・皮膚疾患の正しい知識普及のため、情報発信・啓発活動にも注力

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