パレードブックスは2022年10月7日(金)に全国書店にて『拝啓 ドナー様、』を発売します。
突然我が子が命の危機に直面したとき、親が代わって決断しなくてはならないこととは。患者サイドから見た医療機関の姿や、生命の繊細さと逞しさを丁寧に描いた、家族愛にあふれるノンフィクション。

『拝啓 ドナー様、』(著・干川三重)
「闘病を乗り越えた息子にはずっと健康で長く人生を謳歌してほしい。
ドナー様を含めて関わった全ての人に感謝の気持ちを忘れないで行きたい。
リスクを承知で骨髄提供をしてくださったドナー様に、今一度家族の感謝の気持ちをお伝えしたい――。」
血液疾患患者の母である著者の思いが込められた、骨髄移植を必要とする病と闘っている方、骨髄提供を考えている方、この個人主義の社会に生きるすべての方に読んでほしい闘病の記録。
表紙・帯文は、ドナー様本人が見れば自分の骨髄提供者からの本だと一目で分かるようなデザインに。
94歳になる著者知人が添えた温かい挿絵にもご注目。
あらすじ
中学校進学を目前に控えた息子に忍び寄った肝臓移植の危機。
しかし、これは数か月後に見舞われる造血機能不全の前触れでもあった。
肝炎後再生不良性貧血最重症。
白血球ゼロ、輸血依存で過ごすビニール内での免疫抑制療法。なかなか回復しない血球数に苛立ちながらも、辛抱に堪えた狭い空間と長い時間には、それでも過ごさなければならない日常と笑いや希望の瞬間は確かにあった。
最終の治療手段となった骨髄移植。
それは日本骨髄バンクに登録のあった、息子にとってたった一人の移植許容ドナーからのものだった。
移植当日、新幹線に乗って運ばれてきた骨髄は息子を死の淵から救い出すことができるのか。
移植後1年以内に許される2往復の手紙のやり取りのなかで、匿名のドナーは「ありがとうの言葉は過分だ 男冥利に尽きる」と言ってくれた。
あれから10年。息子の近況が日本のどこかにいるドナーに届くことを祈っている。
著者プロフィール
干川三重(ほしかわ・みえ)
埼玉県出身。全国通訳案内士。国際臨床医学会認定医療通訳士。
書籍情報
書籍:拝啓 ドナー様、
著者:干川三重(ほしかわみえ)
出版社:パレード
発売日:2022年10月7日
ISBN:978-4-434-30936-6
仕様:四六判/並製/240ページ
価格:1,300円+税
paradebooks:https://books.parade.co.jp/category/genre02/978-4-434-30936-6.html
Amazon:https://amzn.to/3CoTRHp
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商号:株式会社パレード
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東京支社:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-7
代表取締役:原田直紀
設立:1987年10月20日
資本金:4000万円
事業内容:広告企画・アートディレクション、グラフィックデザイン全般、Webサイト企画・制作、出版事業『パレードブックス』