シューズ製造と設計の未来を変える、アディダスの新たな試作品が登場
2016年2月10日(水)(ドイツ・ヘルツォ―ゲンアウラッハ):本日アディダスは、Futurecraftシリーズの第3弾となる「Futurecraft Tailored Fibre(フューチャークラフト テイラード ファイバー)」を新たに発表し、革命的な製造技術によって、すべてのアスリートの個々のニーズに応じて調整できるユニークなシューズ設計が可能となりました。
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=pPGiRsyYsxo ]
新しい試作品は、シューズ製造における手仕事の技術と最先端技術の組み合わせによりアスリートの状況を改善するという、アディダスの変わらぬ決意の更なる表明となります。足に合わせて仕立てる機械、製造工程で使用されるファイバーはともに、ランニングシューズの外観や履き心地を徹底的に変えるものです。
高度に自動化された「Futurecraft Tailored Fibre」のプロセスにより、これまでにないような材料まで、使用材料として広げることが可能となります。合成ファイバーや天然ファイバーを使用するなど、材料の範囲拡大によって、シューズのフィット性、感触、外観をこれまでにないほど微細に調整することができ、より軽量かつシンプルな構造調整設計が可能となります。
製造プロセスに使用される最先端の機械は、アスリートのニーズに合わせてリアルタイムに変化できるよう、迅速な再プログラムが可能です。そして、これにより伝統的なシューズ製造プロセスから発生する膨大な廃棄物量を根絶できるほどに効率的なものです。
■アレクサンダー・テイラー(オープンソース インダストリアル デザイナー)のコメント:
「今後のFuturecraft Tailored Fibreの発展は、アディダスのFuturecraftシリーズと、個々のアスリートのニーズに忠実に合わせて設計されるシューズ製造能力の重要なステップです。」
「長期間にわたり、我々はファイバーの実験をしてきましたが、これらの知識とその他の織物類からの技術革新を組み合わせて構築することが重要でした。自動車や航空宇宙製造においては、もっと一般的なファイバー交換技術の発見によって、我々はこの画期的なアプローチの開発に成功しました。」
■ベン・ヘラス(デザイン部門 副社長)のコメント:
「Futurecraft Tailored Fibreは、信じられないほどエキサイティングで画期的なプロジェクトです。試作品段階であっても、この新製造技術が、我々にとって、さらにもっと重要な消費者にとって、ユニークで無限の可能性があることを見て取ることができます。」
「アディダスにおける、Futurecraftシリーズの未来像は、シューズ製造と最新の技術的進歩とを組み合わせることで継続されて行きます。そしてFuturecraft Tailored Fibreはその過程における、さらなるステップとなります。」
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「Futurecraft Tailored Fibre」は、個々のアスリートの足のクッション・ニーズに合わせて調整できる、3Dプリントによるランニング・シューズ・ミッドソールとして2015年10月に発表された、アディダス最初のFuturecraftプロジェクト「Futurecraft 3D」の立ち上げに続くものです。
■関連リンク
「Futurecraft Tailored Fibre」動画:https://youtu.be/pPGiRsyYsxo
■アディダス グループについて
アディダス グループは、スポーツ用品業界のグローバル・リーダー的地位を占める企業として、adidas、Reebok、TaylorMade、Reebok-CCM Hockeyといったコア・ブランドを中心に、スポーツ及びライフスタイル用フットウェア、アパレル、ハードウェア等、幅広い商品を提供しています。ドイツのヘルツォーゲンアウラッハに本社を構える同社グループでは、世界全体で53,000名を上回る従業員が勤務し、2014年度には145億ユーロの売上を記録しています。