特別支援学校で起きた事件と前代未聞の裁判の行方は――。言葉とは、家族とは何かを問う、感涙必至のミステリ。
丸山正樹氏によるベストセラー〈デフ・ヴォイス〉シリーズ。その最新作にして堂々の完結編『夢見る言葉』が東京創元社から刊行されました。

装画:高杉千明 装幀:鈴木久美
■『夢見る言葉』内容紹介
手話通訳士・荒井尚人は、NPO法人「フェロウシップ」からの依頼を受けて訪れた障害者作業所で、盲ろう者の通訳の現場に立ち会う。 人と人との接触が制限されたコロナ禍、視覚と聴覚の両方に障害を持つ彼らのコミュニケーションの場が失われていたことに気づき、 尚人はその境遇に愕然とする。一方、長女・ 美和は、猛勉強の末に幼馴染みの漆原英知とともに、埼玉県内の私立の進学校に進む。部活に力を注ぎながら進路と英知との関係に悩む日々。そして妹の瞳美は、日本手話での授業が実施されている公立の特別支援学校に通い始めた。母親のみゆきも刑事として忙しい日常を送る。そんなある日、瞳美の通う特別支援学校で、大事件が巻き起こり、前代未聞の裁判に荒井家は巻き込まれてゆく──。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ堂々の完結編。

■テレビドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』は、東京ドラマアウォード2024でグランプリ(単発ドラマ部門)、草彅剛氏が主演男優賞を受賞!
創元推理文庫から大好評発売中のシリーズ既刊も合わせて、ぜひご注目ください!

■〈デフ・ヴォイス〉シリーズ紹介


第1巻 『デフ・ヴォイス』 創元推理文庫手話通訳士の資格を得た荒井尚人は、警察時代に立ち会った殺人事件の容疑者と再び出会う。コーダの手話通訳士・荒井尚人“最初の事件”を描く、待望の第一巻。大幅改稿の決定版。

第2巻 『龍の耳を君に』 創元推理文庫場面緘黙症の少年と出会った、手話通訳士の荒井。手話を教えてほしいという少年は、上達するにつれ不穏なことを話し始める。殺人事件を目撃したと。静かな感動を呼ぶ、シリーズ第二弾。

第3巻 『慟哭は聴こえない』 創元推理文庫ろう者の声にならない哀しい叫びに、手話通訳士・荒井尚人はどう対峙するのか。社会的弱者を優しい眼差しで描いた『デフ・ヴォイス』『龍の耳を君に』に続く第三弾。

第4巻 『わたしのいないテーブルで』 創元推理文庫ろう者の女性が、実の母親を刺した傷害事件に関わることになった、手話通訳士の荒井。コロナ禍で仕事を失い、実家に戻っていた最中の事件だが──。好評シリーズ第四弾。

スピンオフ 『刑事何森 孤高の相貌』 創元推理文庫強盗で逮捕された男は供述弱者で、冤罪ではないのか? 何森稔と荒井みゆきの地道な捜査が始まる。埼玉県警・何森刑事の活躍を描く、〈デフ・ヴォイス〉シリーズスピンオフ。

スピンオフ 『刑事何森 逃走の行先』 四六判上製ベトナム人技能実習生は、なぜ罪を起こさざるを得なかったのか? 苦悩の刑事・何森の定年までの数ヶ月を描いた連作ミステリ。『刑事何森 孤高の相貌』に続くシリーズ第二弾。
■著者プロフィール:丸山正樹(マルヤママサキ )

photographs by 椋尾 詩
1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、松本清張賞に投じた 『デフ・ヴォイス』で2011年にデビュー。同作は書評サイト「読書メーター」で話題となり、シリーズ第二弾『龍の耳を君に』、第三弾『慟哭は聴こえない』、第四弾『わたしのいないテーブルで』、シリーズスピンオフ『刑事何森 孤高の相貌』『刑事何森 逃走の行先』なども好評を博す。21年 『ワンダフル・ライフ』が読書メーター OF THE YEAR 2021に選ばれる。22年『龍の耳を君に』 が第17回酒飲み書店員大賞を受賞。他の著作に『漂う子』『ウェルカム・ホーム!』『キッズ・アー・ オールライト』『夫よ、死んでくれないか』『青い鳥、飛んだ』などがある。

夢見る言葉 丸山正樹判型:四六判並製
ページ数:332ページ
初版:2026年6月19日
ISBN:978-4-488-02950-0
Cコード:C0093
装画:高杉千明
装幀:鈴木久美
株式会社東京創元社
所在地 :〒162-0814 東京都新宿区新小川町1-5
代表取締役:渋谷健太郎
URL :https://www.tsogen.co.jp/np/index.html