次世代を担うリーダーシップを持った日米の高校生16人が、12日間オンライン上で相互理解や国際社会の課題をテーマに議論する「グローバル・クラスメート・サミット2022」の日本代表に、追手門学院高校（校長：木内淳詞、大阪府茨木市）3年の貴嶋麗さんが選ばれました。
これは、日本語を学ぶアメリカの高校生と、英語を学ぶ日本の高校生が、学校ごとにオンライン上で文化言語交流を図る「グローバル・クラスメート※」プログラムに参加した約2000人の中から選抜されたものです。
7月16日～8月12日のうちの12日間で開催されるサミットでは、日本とアメリカから8人ずつの生徒が1日4時間程度オンライン上に集まり、グローバルで活躍する経営者やリーダーからの講話とワークショップ、「市民外交の役割と異文化理解」をテーマにしたディスカッションを英語で行い、参加者それぞれが「国際社会の未来を築くための提案」をまとめ、発表する予定です。貴嶋さんは、学校や自宅からオンラインにアクセスし、サミットへ参加します。
追手門学院高校では、英語教育の一環で2019年から同プログラムに参加しています。2021年には、アメリカ ニューヨークの公立高校「スタイべサント高校」と半年間、オンライン上の専用チャットルームで日本語と英語を使い、交流を重ねました。
高校の紹介からはじまり、国の文化・慣習、お互いの国の印象、世界で起こる社会課題など様々なテーマを議論するなかで、貴嶋さんは「社会に対する視野が広がり、自らの考えを持ち、素直に伝えることができるようになった」と話します。
また「貧困」や「食料問題」についてもアメリカの格差の実情から考えるきっかけを得て、「世界で食料問題の解決や教育機会の創出にチャレンジしたい」という夢を持ったことが、今回の選出につながりました。
貴嶋さんはサミットを前に、英語での発信力をさらに磨くため、アメリカの教育関係者に学校を紹介するといったオンラインプログラムなどにも積極的に挑戦しています。
※グローバル・クラスメートとは、米国のNPO法人「Kizuna Across Cultures（KAC）」と日米の複数企業が協賛し、2015年から開催されている教育プログラムで、グローバルな感性を育み、日米間ひいては国際社会間の相互理解と連携を促進する人材の育成を目的とするもの
【ポイント】
追手門学院高校の3年貴嶋麗さんが日米の高校生約2000人の中から代表16人に選出
12日間オンライン上で国際社会の課題を高校生らが議論するグローバル・サミットに参加
オンライン上でのワークショップを通じ、国際社会の未来を築くための提案をまとめ・発表
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