~IT部門は「システムの管理者」から「変革のパートナー」へ。組織の心理的抵抗とデータ整備を乗り越える具体策を提唱~
企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CTO:小俣泰明、代表取締役CEO:渡邉純平、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2026年3月16日(月)に開催された「不動産・建設DXカンファレンス2026」に、代表取締役会長兼CTOの小俣泰明が登壇したことをお知らせいたします。
本カンファレンスにて小俣は、「生成AI時代におけるIT部門の役割変革」をテーマに、急速に進化するAI技術が不動産・建設業界に与える影響や、今後求められるIT組織の在り方について最新の知見を共有しました。

◾不動産・建設DXカンファレンス2026について
本カンファレンスは、日本の不動産・建設業界を牽引する大手企業から、革新的な技術を持つスタートアップまでが一堂に会するエグゼクティブ限定のイベントです。業界全体のDX推進を加速させるため、各社の先進的な知見やノウハウを共有し、新たな共創を生み出す場として開催されました。
業界のリーダーたちが集うなか、アルサーガパートナーズは生成AI時代にIT部門が直面する本質的な変化や、全社的なAI活用を実現するための戦略的アプローチを提示しました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/28308/table/330_1_fe19ffe6c260dc174b47707eecfdb2c4.jpg?v=202604091245 ]
◾登壇者紹介

アルサーガパートナーズ株式会社
代表取締役会長兼CTO 小俣 泰明日本ヒューレット・パッカードやNTTコミュニケーションズなどの大手ITベンダーで技術職を担当し、システム運用やネットワーク構築などのノウハウを習得。
その後、2009年にソーシャルゲーム開発において業界トップクラスであり、東証JASDAQに上場の大手IT企業(クルーズ株式会社)に参画し、同年6月に取締役に就任。
翌年5月同社技術統括担当執行役員に就任。CTOとして大規模webサービスの開発に携わる。2012年6月に退任、2012年からITベンチャー企業を創業。
代表として3年で180名規模の会社にする。2015年辞任。2016年ITサービス戦略開発会社アルサーガパートナーズ株式会社を設立。
座右の銘は「お金は大事。仕事は何でもやる。でも魂は売らない。」
◾生成AI時代にIT部門が直面する「変化」
セッションの冒頭、小俣は生成AIの普及に伴うIT部門の役割変革について言及しました。従来求められてきたコスト削減やセキュリティ維持といった「守りのIT」は、引き続き不可欠な土台です。しかし生成AI時代においては、それらに加えて「AIガバナンスの構築」や「データの統合・整理」が新たな重要責務となると指摘しました。

特にセキュリティに関しては、単なる「制限」から「活用」へと軸足を移した「3つの新基準」への進化が必要であると説きました。
【IT部門が主導すべき「セキュリティ3つの新基準」】
- セキュリティ基準の再定義:変革のアクセラレーターへ
「利用禁止」によるリスク回避ではなく、利用ガイドラインの策定やプロンプトエンジニアリング教育を通じ、安全な活用を促進する役割への転換を提唱しました。
- データガバナンス:ビジネスリスクの主導的判断
機密区分に応じたデータ送信の許容基準や、ビジネスライセンスの信頼性評価など、どこまでをリスクとして許容するかをIT部門が主導して判断する重要性を強調しました。
- アクセス権限コントロール:意図しない情報漏洩の防止
AIがアクセスできる範囲をユーザーの職責に応じて厳密に制御し、人事情報や機密情報の意図しない露出を防ぐことが必要であると説きました。
◾推進の壁となる「心理的抵抗」と「データ整備」の克服策

生成AI導入の推進において、小俣は極めて難易度の高い2つの課題を挙げました。それが、「既存体制による心理的抵抗」と「データ整備における部門間連携」です。
「自分の仕事が奪われるのではないか」という現場の不安は、DX推進の停滞を招く最大の要因となります。小俣は、単なる効率化の提示に留まらず、AI導入後の「新たな役割」や「創出される価値」を具体的に示す重要性を指摘。技術導入以上に、現場との丁寧な対話を通じた「納得感のある合意形成」こそが不可欠であると説きました。
また技術面においても、データの機密性や利用範囲を定義する「ラベリング基準」の欠如や、部門ごとに異なる管理ルールが大きな障壁となります。これらを解消し、社内データが意図せずAIの再学習に利用されるといった事故を防ぐための、全社横断的なガバナンス構築が急務であると述べました。
◾全社的なAI活用に向けた、アルサーガパートナーズの伴走型支援

こうした多岐にわたる課題に対し、アルサーガパートナーズが提供する具体的な支援策を紹介しました。当社では、大きく分けて2つのアプローチから組織のAI活用を推進します。
1. データ基盤の構築とコスト削減の実現
社内に散在する「バラバラなデータ」を、ビジネスの価値を生む資産へと変革。データレイクハウス技術を用いてデータを一元管理することで、生成AIによる高度な業務活用を可能にします。
また、データの集約によりインフラ維持コストを最適化し、無駄なデータ重複を排除して運用効率を最大化。当社のTechnology & Consultingチームが、技術的知見と経営戦略の両輪で、ビジネスゴールに直結するデータ活用環境の構築を伴走支援します。
2. 実装から定着までを支える「実践的セキュリティコンサルティング」
システムを「作って終わり」にせず、組織に確実に定着するガバナンスを構築。支援は以下の3つのステップに沿って一貫して行います。
- STEP1:現状分析IT環境のリスクアセスメントやデータ送信基準の妥当性評価を行い、技術的・組織的な課題を抽出します。
- STEP2:基準策定生成AI利用ガイドラインの策定や従業員の利用基準の明文化、さらにはセキュリティ教育プログラムを提供します。
- STEP3:伴走支援最新の技術動向に合わせた基準の更新や、継続的な技術監査を実施。一貫したサポートを通じて、安全な活用体制の定着を支援します。
◾総括:不動産・建設業界の「変革のパートナー」として

セッションの締めくくりとして、小俣は、IT部門が「システムの管理者」から「ビジネス変革のパートナー」へと役割を転換させる必要性を説きました。生成AI活用やデータ基盤の構築は、企業の競争力維持において避けて通れない課題です。組織全体の理解と合意形成を得ながら、新たなガバナンスを確立することこそが、次世代のIT部門に課された重要な役割であると語りました。
アルサーガパートナーズは、今後も社会実装を見据えたAI活用とDX推進を支援します。各社の課題に寄り添った最適なソリューションを提供していますので、ご興味をお持ちの方は、以下のリンクよりお気軽にご相談ください。
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アルサーガパートナーズ株式会社
アルサーガパートナーズは、東京渋谷に本社を構える総合ファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用までに至るDXソリューション事業を一貫して担い、業界や業種を問わず多様な課題に対応しています。
「自由な発想と確かな論理で価値を届ける」をミッションに掲げ、多様なケイパビリティ、アセットを駆使し、お客様に寄り添いながら企業の競争力向上を実現します。
本社 :東京都渋谷区桜丘町3番2号渋谷サクラステージSAKURAタワー5階
熊本支社
新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2F
平成オフィス :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
代表者 :代表取締役会長兼CTO 小俣泰明、代表取締役CEO 渡邉純平
設立日 :2016年1月
資本金 :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数 :411名(2026年3月末時点)
事業内容 :ワンストップDXソリューション事業
Web :https://www.arsaga.jp/