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THE GALLERYセレクション展渡辺幹夫 「フクシマ無窮 - 時は止まりて、流れる -」 を開催

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- 震災の記憶と共に被災地を見つめた10年間。そこに芽吹く日常に写真家は寄り添う -

株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端 秀行、東京都港区)は、ニコンプラザ大阪・東京の写真展会場「THE GALLERY」にて、渡辺幹夫 「フクシマ無窮 -時は止まりて、流れる-」を2021年4月15日(木)より開催いたします。

●作家のコメント
あの惨禍を、言葉で表すことは難しい。それは、写真も同じである。だから、私は被災地に足を運び、記録を紡ぐしかなかった。
東日本大震災から10年がたつ。いずこも同じ時を刻んできたはずなのに、深刻な放射能禍に見舞われた福島では、生まれ育った大地に立つことさえできない人が数多くいる。華々しく掲げられた「復興五輪」のスローガンも、地元不在の官製のコピーでしかなかった。
されど、ふるさとの大地は、眠ってはいない。行き着く先はまだ見えないが、日々を記憶し、記録を更新している。
私は、地元の漁港で出会った古老の言葉が忘れられない。
「復興に不安はあるさ。だが、一歩、一歩と進んでいることは確かだ」
私たちには、自らの暮らしに由来する事故の因果に向き合う責任がある。一歩、一歩のあゆみを見届けるのは、私の努めである。
(渡辺幹夫)

【プロフィール】

渡辺幹夫(わたなべ みきお)
1958年生まれ、浜松市出身、千葉大学卒業。
1982年朝日新聞社入社。東京、大阪、名古屋、西部(福岡)各本社写真部等で勤務。湾岸戦争(91年)、米大統領選挙(92年)、アトランタ五輪(96年)など取材。
東日本大震災発生時を含む2010年から2013年3月まで、東京本社報道局写真部長就任。映像ディレクターや、デジタル担当補佐を経て、ジャーナリスト学校ディレクターに従事。2018年1月退職。
2018年4月から、東京写真記者協会事務局長に就任。
大震災発生の3月11日に合わせ、直近一年の様相をテーマに2017年からギャラリー・アートグラフにて毎年開催していた。
日本大学芸術学部写真学科 非常勤講師。(公社)日本写真家協会(JPS)会員。(公社)日本写真協会(PSJ)会員。(公社)日本記者クラブ会員。

●セレクション展 渡辺幹夫 「フクシマ無窮- 時は止まりて、流れる -」
会  場:ニコンプラザ大阪THE GALLERY、ニコンプラザ東京THE GALLERY
展示期間:
大阪 2021年4月15日(木)~4月28日(水)
東京 2021年6月8日(火)~6月21日(月)
開館時間:10時30分~18時30分※(日曜日休館/最終日は15時まで)

※状況により変更される場合がございます。最新情報につきましてはホームページをご確認ください。
https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/

●「THE GALLERY」について
「THE GALLERY」は2017年に東京・大阪に開設された写真文化の普及・向上を目的とする写真展示場です。ニコンの機材を用いて著名な写真家が制作した質の高い作品を展示する企画展の他、ニッコールクラブ会員展、写真団体展などを開催します。

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